カテゴリ:ビジネス・経済・金融( 14 )

中国は世界恐慌を乗り越える

副島隆彦/ビジネス社



戦争の本質が、国家経済の破綻を、覆い隠すために行うものだということは、すでに「常識」だと思いますが、昨日、EUのイラン産原油の輸入禁止が決定されましたね....

ヨーロッパとアメリカの高級紙は、ずっと、日本に対し「失われた10年」とか「日本のようになるな」と言い続けてきました.....とにかく、ニュースを見たら、その10倍は本を読まないといけない世の中ですけど、その本もあまりにも嘘が多いので.....副島氏の本がどんどん売れるようになっているのでしょう。

あまりタイムリーでなく、そんなには売れていないかもしれない本の紹介をすることが、もしかしたら多いかもしれない当ブログではめずらしく、毎回発売から間もないタイミングで紹介している副島氏の新刊本ですが、

本書も、書店の目だつ売場に並んでいることですし、今回は、わたしが個人的に興味がある点のみ「あっさり」とメモしておきます。


第3章から省略して引用


◎日本海の時代がくる

わたしは3年前から「これからは陸の時代が来る。海の時代から移る。ユーラシア大陸のど真中が世界の中心になる」と書き出した。おれは2009年7月に中央アジアのカザフスタン国に行き、ここに新しい世界銀行ができる(2015年から)と分かったからだ。

大陸の時代には、道路と鉄道が重要となる。大陸を横断する陸上輸送網がこれからももっともっと建設される。日本は島国であり、ユーラシア大陸の東のはずれの島嶼国である。だから、日本にはこれから日本海の時代が来るのだ。

新潟、富山、福井、島根、これらの都市が急激に韓国の釜山や上海や大連、青島、天津と港湾どうしでつながり急激に伸びる。このことを日本の産業人、ビジネスマンたちは早く自覚しなければならない。

◎トルコとイタリアの海底パイプライン「ナブッコ計画」

2011年1月から、中東、アラブ地域での各国民衆の反乱運動と反政府運動による旧政権の打倒の動きが起きた。これらの動きの背後には、アメリカの軍隊とCIAの合同である特殊部隊の動きがある。アメリカは兵隊を直接、現地に大部隊で投入するこれまでの戦争のやり方を根本から変えたようだ。

エジプトは国民の7割の支持をもつムスリム同胞団という温和なイスラム教徒の政党がある。このムスリム同胞団による政権の誕生が必然なのに、これを阻止しようとするアメリカの動きがある。

ムバラク政権打倒のエジプト青年たちの運動は「フェイスブック」という実名登録のインターネット通信網が大きな役割を果たしたとされるが、エジプトのフェイスブックの運営責任者で「4月6日運動」を指導するアハマド・マヘル(30歳)という若者がどうも怪しい。ファイスブックのザッカーバーグと始めからつながっている。だからムスリム同胞団は、彼ら外国帰りの青年活動家たちを警戒している。

中東アラブ諸国にとってこれからのお手本となるのはトルコのエルドアン政権である。他のアラブ諸国もトルコの政治体制に見習おうとしている。リビアのカダフィ政権の打倒(2011年9月)には、もうひとつ裏側の理由がある。それは「ナブッコ石油天然ガスパイプライン」に関わる。

ナブッコというのは、ネブカドネザル王のことである。欧米人にとっては有名なオペラの名前だ。劇作「ナブッコ」はイスラエルの民で、バビロン捕囚に遭っていた者たちが祖国のパレスチナの地に帰りたいという望郷の念をあらわにした作品として有名だ。このナブッコと名づけられたトルコ経由の南回りルートの石油と天然ガスのパイプライン建設の動きにイタリア(ベルルスコーに首相)、リビア(カダフィ大佐)が深く連携していた。

中央アジアのカザフスタンの南にトルクメニスタンという国がある。トルクメニスタンにはニヤゾフという独裁者がいた(2006年2月死去)。このトルクメニスタンという国もカスピ海沿岸で、ものすごい量の石油と天然ガスが出る。この資源をトルコのエルドアン政権とイタリアのベルルスコーニ政権が組んで地中海方向にパイプラインを引いてヨーロッパに天然ガスを供給しようという計画だ。

さらにイタリアから南にシシリー島を経由して、かつてのカルタゴあたりまで海底パイプラインをつくる計画があった。これが「カダフィ殺し」で中断してしまった。アメリカの狙いどおりだ。

ナブッコ計画に対して、フランスとイギリスとアメリカがいい顔をしていなかった。上手くいったらトルコとイタリアとリビアがヨーロッパのエネルギー供給で主導権を握ることになるからだ。だから「NATO軍による爆撃」でカダフィ政権は打ち倒された。

ロシアもまた、ナブッコ計画を敵視していたという事情がある。ロシアはカスピ海の豊富な石油、天然ガスをウクライナとベラルーシを通って、北回りのロシア経由で欧州各国に供給している。この利点が、ナブッコ計画で半減してしまう。


第4章から省略して引用


◎内モンゴルのレアアース生産基地

中国は、レアアース、レアメタルを国家戦略資源に位置づけて、急に海外輸出規制をし、それらの世界シェアの多くを押さえることを2010年9月に目標にしたが、どうも失敗したようである。

レアアースの国際価格だけがひとり歩きして高騰した。ところが、このあと事態は一転した。買い手(需要者)である日本の電気メーカーのほうは、まだまだ安価な入手が可能なようである。日本政府(経済産業省)は早めに手を打って、もうひとつのレアアース産出国であるインドからの輸入量の確保を確実にしたようだ。

しかし、わたしの情報では、去年ランドサット(航空宇宙資源探査衛生)で日本の資源開発チームが大量のレアアースを南米ペルーで見つけたようだ。中国の輸出規制の動きに対して、日本商社も危機感を強め、インドその他の国からの輸入で国内需要分を十分に確保できたようだ。これらの理由から、中国のレアメタル・レアアースの開発特区は当面尻すぼみだ。(引用終了)


下記は、見るだけでも為になる「目次」


第1章 迫りくる「1ドル=2元=60円」時代

円が強い今こそ人民元預金 …… 14
人民元は必ず上がる …… 16
中国で人民元を預金する …… 22
中国で金に投資すべき …… 24
中国で買って中国で売るのが正しい …… 28
不動産投資なら東北しかない …… 30
欧米の不健全なバブルと中国の健全なバブル …… 34

第2章 中国経済の成長は何があっても止まらない

中国の不動産バブル …… 38
インフレ抑制のため、中国の金融引き締めは続く …… 46
崩壊するのは中国ではなくヨーロッパとアメリカだ …… 49
中国の技術力が飛躍的に伸びている …… 52
最先端分野での技術力も急伸している …… 55
通信機器の分野でも日本は抜き去られた …… 58
中国は石炭で動いている …… 62
中国国内最大の石炭会社 …… 64
中国の物流を担うトラック運転手たち …… 66
飢えない限り暴動は発生しない …… 70
大都市部には空き家がゴロゴロある …… 72
需要を上回る過剰な建設ラッシュ …… 74
中国経済を牽引する裏マネー …… 78
10年で10倍、20年で100倍になった …… 83
バブル崩壊で半値になっても、まだ5倍の利益が残る …… 85
貧富の巨大な格差こそ中国経済の原動力 …… 87
300万円のバッグを買い漁る行動原理 …… 91
政治の目的は民衆を豊かにし、食べさせること …… 95
古い粗悪な鉄筋アパートは建て替えなくてはならない …… 100
日本にも中国と同様の腐敗が蔓延していた …… 102

第3章  中国は世界覇権国を目指し、
人民元の時代が到来する


資本主義が崩壊しつつある …… 108
世界は完全な統制経済体制になっていく …… 110
資本主義はなくなるのか? …… 112
2011年、北京、上海の不動産の下落が始まった …… 115
株式市場も引き締めが続いている …… 118
中国は経済成長を維持し続ける …… 121
資産家は不動産投資で生まれた …… 122
中国で激しいインフレが起きているというのはウソだ …… 124
“爆発戸”と呼ばれる石炭成金 …… 126
中国のエネルギーの根幹は今も石炭である …… 129
中国とアメリカのG2時代 …… 132
オバマの次はバイデンだろう …… 136
中国はまだ米国債を買い続ける …… 140
2012年から始まる習近平時代 …… 141
薄煕来は首相レースから脱落 …… 142
習近平の次の第6世代は周強と胡春華がトップ …… 148
江沢民が反日運動を主導した本当の理由 …… 149
北朝鮮とのパイプ役、張徳江という人物 …… 152
軍はまだ胡錦濤が握り続ける …… 153
日本海の時代が来る …… 154
トルコとイタリアの海底パイプライン「ナブッコ計画」 …… 159
カダフィが倒された本当の理由 …… 162

第4章  西部大開発により大きく発展する
内モンゴルの実情


フフホト~バオトウ~オルドス …… 166
内モンゴルのレアアース生産基地 …… 171
内モンゴル自治区の漢人はすでに80%以上 …… 178
90年代のモンゴル共和国の大飢饉 …… 180
中国全土の漢民族化が加速している …… 183
チンギス・ハーン陵墓 …… 186
遊牧民はほぼ消滅した …… 190
黄砂は内モンゴルから日本へ飛んでくる …… 192
世界各地で進む砂漠化を中国は解消できるか? …… 194
18世紀のGDP世界1位は中国だった …… 198

第5章  巨大な人口と消費が
今後も中国を支え続ける


内モンゴル暴動事件の真相 …… 204
中国の民衆暴動の実態 …… 208
人と産業の巨大な移動が中国の西部大開発 …… 212
社会主義的市場経済の実態 …… 214
大気汚染の問題もいずれ解決する …… 216
アメリカのハイテク日本企業たたきのめし作戦 …… 219
地下水による農業化、工業化は十分可能 …… 223
中国の株価はすでに十分に下がっている …… 228
地方の不動産価格はこのまま据え置きで止まる …… 230

付章 主要な中国株の代表的銘柄30 …… 233

◎中国は世界恐慌を乗り越える(アマゾン)

______________

[内容紹介]副島「中国」研究第4弾。 石炭、石油、天然ガス、レアアース…天然資源の宝庫・内モンゴル自治区、山西省での取材から、今後の中国の政治、経済の動向を読み解く。 中国経済は不動産、株価、賃金など、10年ですべてが10倍になった。しかし、バブルが起こっているのは不動産のみであり、中国経済は膨大な実需でインフレを乗り越えていく。よって、中国の成長が止まることはない。 迫りくるアメリカの衰退とともに起こるドル大暴落。ドルとのリンケージをカットした人民元は大きく上昇し、「1ドル=2元=60円」時代がいずれ到来する。その時こそ、中国が世界帝国となる。 2012年秋から始まる習近平総書記時代の中国の対アメリカ戦略、経済戦略を副島隆彦が分析し、日本の進むべき道を示す。 巻末に「中国経済の指標となる株式銘柄50選」を収録。 
ビジネス社 (2012/1/6)



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by yomodalite | 2012-01-24 09:24 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)

新興大国 権力者図鑑

副島 隆彦(責任編集),中田 安彦/日本文芸社




BRICsと言う言葉を聞くようになってから、早10年。ブラジル、ロシア、インド、中国に代表される新興大国に、中東、ラテンアメリカ、香港・台湾・韓国の経済人を網羅した本書は『世界権力者人物図鑑』『ヨーロッパ超富豪権力者図鑑』に続くシリーズ第3弾!

今回は、経済人に焦点をあてた内容なので、ビジネスマンは必読ですね!

帯には「ドル崩壊後の新しい世界を読み解く」とあって、そのせいでしょうか。ダーリンは、これまでのシリーズの中で最も熱い目つきで見てました。

会う機会のない“世界権力者”とは違って、具体的に取引先の“顔”が浮かぶみたいです。

第1章 中東とラテンアメリカ
    
    世界帝国アメリカを揺さぶるキーパーソン
   《コラム》中東とラテンアメリカ

第2章 ロシアとオリガルヒ
    
    ロシア民族主義の壁に立ち向かう新興財閥
   《コラム》ロシアと中央アジアの財界人

第3章 勃興する大国インド
    
    因習を乗り越えて新成長分野に懸ける企業
   《コラム》巨大財閥から一大富豪まで

第4章 中国が次の超大国
    
    巨大な外貨準備高で世界を狙う財界人
   《コラム》国営企業と民間企業の財界人

第5章 香港・台湾・韓国
    
    中国と欧米を両天秤にかける華僑と富豪
   《コラム》東アジアから東南アジアへ

それぞれの章コラムは「まだいる新興大国の実力者たち」がテーマ。

全てオールカラー、顔写真で人物を知ることが出来るシリーズの利点は、今回は、特にビジネスマンにとって、政治家や世界権力者の顔より興味深く感じられるのではないでしょうか。

また、冒頭の目次には表示されていない、各人物別の「column」や「チェックポイント」も、まるで、要点を絞って学習できる優れものの受験攻略本のようで、

◎中東の首長国を動かす一族
◎新興国の国際フォーラムが台頭
◎SWF(ソブリン・ウェルス・ファンド)とは?


も「解説」として簡潔にまとめられています。

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[内容紹介]迫り来るドル、ユーロの崩壊後、世界の主役となるのは誰か? ブラジル、 ロシア、インド、中国──BRICs4カ国をはじめ、中東、アジア、南米の新興大国14カ国・86人の超富豪を紹介、その知られざる人物像と実力を徹底解説! 台頭する新興大国の最重要人物から、新しい世界秩序を読み解く! ドル崩壊後の次なる世界の支配者がわかる、ベストセラー、副島隆彦の権力者図鑑シリーズ第3弾!日本文芸社 (2011/9/21)

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by yomodalite | 2011-10-03 18:33 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)

ヨーロッパ超富豪 権力者図鑑

中田 安彦/日本文芸社



本書は、今年3月に出版された『世界権力者人物図鑑』の続編とも言える、ヨーロッパ版!著者は、副島氏の一番弟子で、名著『ジャパン・ハンドラーズ』の中田安彦氏(副島氏は責任編集)

出版されたばかりで、読了後3日経ってませんが、今回は、急いで紹介しちゃいます。

というのも、前書は、全国民必読の書でしたけど今回は、特に女子にお薦め!!!

帯には「国際ニュース」の裏が読めるってありますけど、これを読めば、ファッション紙の情報が、いろいろと詳しくわかります!

第一章 欧州とファッション
第二章 欧州の心臓を握る覇者
第三章 欧州のメディアとIT
第四章 これから伸びる欧州企業と財界人
第五章 欧州の2つの辺境大国

この第一章で取りあげられている、富豪は、まず

あの、LVMHグループのベルナール・アルノー!!!
最近は買収が一旦落ち着いたようですけど、何年か前まで「LVMH」に入ると、急に、ファッション紙の広告が増えたり、イメージが良くなったり、、なんてことが良くありましたよね。

ルイ・ヴィトン、ロエベ、セリーヌ、ケンゾー、エミリオ・プッチ、ベルルッティ、クリスチャン・ディオール、ジバンシー、フェンディ、ダナ・キャラン、マーク・ジェイコブス、タグ・ホイヤー、ゼニス、、、お酒関係では、ヘネシー、ドン・ペリニヨン、ブーブ・クリコ。。。これらは、すべて、「LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)」で、数年前に、渋谷のマークシティにオープンして、今は撤退してしまった、化粧品小売の「セフォラ」や、同じく撤退したスーパー「カルフール」も傘下に収めてます。

で、次は、そのライヴァルである「PPR」のフランソワ・ピノー。
こちらは、グッチ、イブ・サン・ローラン、ボッテガ・ヴェネタ、ステラ・マッカートニー、バレンシアガ、アレクサンダー・マックイーン、セルジオ・ロッシ、ベダ&カンパニー、プーマ、ブシュロン、、、

その他、シャネルの三代目オーナー兄弟とか、ジョルジオ・アルマーニとか、ベネトン、ZARA、H&Mのオーナーはもちろん、イギリスのユニクロ「TOP SHOP」とか、、、

あと、化粧品の最大手「ロレアル」も、「ロレアル・パリ」ブランドだけでなく、ランコム、ヘレナ・ルビンシュタイン、シュウ・ウエムラ、ビオテルム、メイベリン、ボディショップは、すべて「ロレアル」グループって、知ってました?奥さん!!

まだまだ、他にも「ダイアモンドは永遠の輝き」デビアスや、欧州権力者と言えば、忘れちゃいけないロス・チャイルド家のことも、もう、今更『赤い楯』とか読む必要ない感じで、どうして環境問題とか、エコロジーから、地球温暖化になって、結局、原子力発電所が増えて、水ビジネスと、製薬会社ばかりが肥え太っているのか。とか、ホント「イベント」には、注意しなくちゃね!ってことも良くわかります。

他にも、ベルギーのような小さい国が何故?とか、ビルダーバーグ会議と、ダヴォス会議ってどうちがうの?とか、なんで、日本ばっかり「タミフル」買わされたの?とか、結局アフリカ支援て、、、などなどのヒントも?

で、第3章は、それらの企業の宣伝役である、メディアを握る方々が登場しますけど、メディアを支配しているのは、ルパード・マードックだけじゃなくて、カナダ、ドイツ、オランダなど、日本にはほとんど情報が入ってこないけど、関係がないわけはない国のメディア王の方々がズラリ。

次の第4章の「これから伸びる欧州企業と財界人」に登場の方々も、すでに、日本企業のライヴァルというよりは、もう、とっくに頭3つ以上?、差をつけられた方々がほとんどで、MJファンや、ホリエモンでも、有名な、リチャード・ブランソンや、IKEAの創業者、また陰謀論でも、おなじみの「シオニスト」の一族や、「ハイネケン」や、あのパリス・ヒルトンと写真を撮られていた男とか、「レッドブル」とか、遺伝子組み換え食品って、もう、避けられないところまで来てるなぁとか、

とにかく、オールカラーで、写真いっぱい、親切でわかりやすい図解もあって、
たったの1500円(税抜き)で、もう、盛りだくさん過ぎる内容!

中田氏は、副島氏ほど「暴き系」ではないので、第1弾より、午後の紅茶の読み物としてもいいかも。

銀ブラのお供に、是非!!!

______________

[内容紹介]ベストセラーとなった副島(そえじま)隆彦の権力者図鑑シリーズ待望の第2弾!(第1弾 副島隆彦 著『世界権力者 人物図鑑』 日本文芸社 刊)

世界を動かす超財界人を知れば、国際ニュースの裏がわかる!
ヨーロッパの主要企業を握り、グローバルな経済・金融活動で世界を操る超富豪たち。ファッションから金融、メディア、ITまで、世界のビジネス界を動かすヨーロッパ超富豪66人の実像と最新動向を、豊富な写真とともに徹底解説!

新興大国の台頭、アメリカ帝国の世界覇権に対抗するヨーロッパ最重要財界人たちの戦略とは? 
世界経済とビジネス界の未来を読み解く──。
ヨーロッパ財界のキーパーソンと、彼らの成功の秘訣、力の源泉がわかる! 
日本文芸社 (2010/11/25)



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by yomodalite | 2010-11-29 11:36 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(2)
『マネーロンダリング』の橘玲氏による、経済エンターテイメント。1話に1理論のさわりというか入門レベルの話がドラマ仕立てでまとまっていて気軽に楽しめます。なんとなく「笑ゥせぇるすまん」ぽいかな。

借金返済に悩むフリーター→「行動経済学」
八方ふさがりのヤ○ザ→「囚人のジレンマ」
イジメられっ子の小学生→「ネットワーク経済学」
マルチ商法のセールスマン→「社会心理学」
援助交際を始めようとしていた18歳の女→「ゲーデルの不完全性定理」

怪しげなビジネスに勧誘されやすい大学生の入学の贈り物なんかにいいんじゃないでしょうか。

社会人になる前にこれらの基本を押さえておくと良いと思います。

◎IdeaFlow
____________

【内容紹介】「相談無料。地獄を見たら亜玖夢へ」新宿・歌舞伎町裏の「亜玖夢コンサルタンツ」。異形の博士が学識の全てを傾け相談者の悩みを解決。ブラックユーモア溢れる一話一理論。文藝春秋 (2007/11/28)





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by yomodalite | 2008-10-27 15:51 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)

恐慌前夜/副島隆彦

恐慌前夜

副島 隆彦/祥伝社



副島氏の経済本最新刊。活きの良さが経済本には重要なので、1ヶ月遅れでの読書は遅いのですが、氏のサイトも見ているし、資産もなくて、、という私と同じような人にも通読の価値はあります。ただし、副島本をあまり読んでいないし、資金運用にも興味が無いという人には、1年前に出版された『ドル覇権の崩壊』の方がオススメ。

また、経済のことに興味のない人には、『時代を見通す力』で氏の歴史への深い造詣を知ると、歴史を人間ドラマだけで語ろうとすることの無謀さに気づかされます。
__________

【内容紹介】副島隆彦の金融・経済分析最新刊。アメリカの住宅市場危機(サブプライムショック)に発する金融不安は底なし沼の様相を呈している。7月13日、米政府系住宅公社2社の経営危機が表面化。NYダウは下落の一途をたどった。アメリカでは今年8月末時点で10の銀行が破綻、取りつけ騒ぎが起きている。現在のアメリカは、まるで「住専」処理に追われ血を流した10年前の日本のようだ。

しかし金融危機は米国内だけの問題にとどまらない。農林中金など日本の大手金融機関が、信用毀損した米住宅公社債を大量に買い込んでいたことまで判明したのである。

かねてから「アメリカ帝国の崩壊と没落」を政治・経済の両面から唱えつづけてきた著者は、本書でこう断言する。「やがて米国経済は恐慌状態に陥る。米ドルはさらに暴落してゆく」

それは1929年「暗黒の木曜日」の再来なのか。そのとき、日本はどうなるのか。
祥伝社 (2008/9/6)



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by yomodalite | 2008-10-02 11:53 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)

里山ビジネス (集英社新書)

玉村 豊男/集英社




「一番効率の悪い里山で最も割りにあわないビジネスがなぜ成功したのか?」という帯コピーに惹かれて購入した起業家マインド全開の人は気をつけて読んで欲しい。

著者は、ワイナリーに必要な設備の購入費用なども公開しているが、このビジネスの成功要因の第一位に挙げられるのは、調達費用などの問題よりも、著者の人格ではないかと思う。
「里山ビジネス」という矛盾(里山がビジネスとして成りうると思う人が多くなれば里山環境は崩壊する)を、著者であるオーナーがその人生のすべてをかけてバランスをとっている。

ビジネスモデルとして見るには危うく稀有な成功モデルではありますが、生き方モデルとしては、現代に生きるかなり多くの人が参考にできる指南書であるように思う。

特に、エコを安易にビジネスに結びつけようとする有名タレントや、起業人は必読。
______________

【出版社 / 著者からの内容紹介】最も割に合わないビジネスが何故成功したか?里山という一番効率の悪い中山間地域で何故ワイナリー&レストラン経営に成功したのか。著者自らの体験で語る、愚直で素朴なビジネス観こそ、グローバル化の嵐の中の有効な処方箋である。 集英社 (2008/06)

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by yomodalite | 2008-07-17 22:25 | ビジネス・経済・金融 | Trackback(1) | Comments(0)

ロックフェラー回顧録

デイヴィッド ロックフェラー/新潮社

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本著は図書館レンタル期日あと一日になってようやく慌てて1日で読みました。ちなみに厚みが5センチほどもあるので1日で読むのは全くおすすめできません。世界皇帝に相応しいポートレイト写真とインテリアの邪魔にならない美しい装幀なんですが、購入を躊躇わせたのは、年表や、家系図など資料に乏しいところ。

この本によってD・ロックフェラーの印象が変わったという点はありませんが、収益追求と慈善事業や現代美術、妻の好みなどが双子座ぽいなぁと思ったぐらいでしょうか。そういえば、この本には同じ双子座であるキッシンジャー氏の話はほとんど出てきません。

[目 次]
祖父
父と母
子ども時代
旅行
ロックフェラー・センター
ハーヴァード大学
偉大な経済学者に学ぶ
論文、結婚、就職
戦争
チェース銀行への就職
第二の本職のはじまり
チュース・マンハッタン銀行の誕生
対立
困難な過渡期
グローバルな銀行を創る
舵取り
ソ連との関わり
竹のカーテンを越えて中国へ
中東の“バランス”を保つ使者
生き残るOPEC
仕事上の動乱
家庭内の悩み
兄弟間の対立
シャー
目標の履行
ニューヨーク、ニューヨーク
誇り高き国際主義者
国境の南
近代美術への情熱
帰ってきたロックフェラー・センター
パートナーシップ
_____________

【出版社/著者からの内容紹介】石油で巨万の富を築いた祖父、慈善家として有名な両親、副大統領で夢絶たれた兄、資本主義に反発する子供たち----「アメリカ史上最強の一族」によって初めて書かれた貴重な自叙伝。長年にわたってロックフェラー家の党首をつとめ、またチェース銀行の頭取として歴史を動かしてきた著者が、九十余年の人生を振り返った。米国でのベストセラー、待望の日本版発売。新潮社 (2007/10)

デイヴィッド・ロックフェラー/1915年6月12日、ニューヨークで六人兄弟の末っ子として生まれる。祖父はスタンダード・オイル社を設立したジョン・D・ロックフェラー、父はロックフェラー・センターを建てたジョンJr.。ハーヴァード大学を卒業後、同大大学院とロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学び、シカゴ大学で経済学の博士号を取得。第2次世界大戦で従軍後、チェース・ナショナル(後にチェース・マンハッタン銀行)銀行に入行。1969~81年まで同銀行の頭取兼最高経営責任者を務めた。現在にいたるまで数多くの国家元首や指導者と交流し国際問題に関与するとともに、近代美術館やニューヨーク市の復興など、さまざまな事業や寄付活動を行っている。
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by yomodalite | 2008-01-23 14:28 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)
90年代のアメリカで犯罪発生率が急激に下がったのはなぜか?

一般的には警察官の増員や治安政策の成功が理由だとされているが、著者は実はそんなことは関係がなくて、70年代以降に、女性の中絶が合法化され、増加したからだと結論する。

不遇な生い立ちの人が減ったから犯罪率が減ったという事実から従来の定説をデータで否定しています。ジュリアーニ市長だの、割れ窓理論だの関係なかったんでしょうか。

それにしても、真っ白い名前、真っ黒い名前、高級な名前、安物の名前って!!

【目 次】
序章/あらゆるものの裏側
―この本のサワリ:道徳が私たちの望む世の中のあり方についての学問だとすると、経済学は実際の世の中のあり方についての学問だ。
第1章/学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?
―インセンティブの美しさとその暗黒面であるインチキを追究する。
第2章/ク・クラックス・クランと不動産屋さん、どこがおんなじ?
―情報は最強の力である。とくに悪いことに使うときは。
第3章/ヤクの売人はどうしてママと住んでるの?
―通念なんてたいていは張り巡らした嘘と、私利私欲と、ご都合主義にすぎないことについて。
第4章/犯罪者はみんなどこへ消えた?
―犯罪のウソとマコトを仕分けする。
第5章/完璧な子育てとは?
―差し迫った疑問をさまざまな視点から追究する:親でそんなに違うもの?
第6章/完璧な子育て、その2
―あるいは、ロシャンダは他の名前でもやっぱり甘い香り?―親が子供にする最初の儀式、つまり赤ん坊に名前をつけることの大事さを測る。
終章/ハーヴァードへ続く道二つ
―データの信頼性が日々の偶然に出合う。
オマケ/『ヤバい経済学』増補改訂版での追加
____________

【本の内容】アメリカに経済学ブームを巻き起こし、170万部のベストセラーとなった話題の書。若手経済学者のホープが、日常生活から裏社会まで、ユニークな分析で通念をひっくり返します。犯罪と中絶合法化論争のその後や、犬のウンコ、臓器売買、脱税など、もっとヤバい話題を追加した増補改訂版。





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by yomodalite | 2007-12-26 19:04 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)

新帝国主義論―この繁栄はいつまで続くか

武者 陵司/東洋経済新報社

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陰謀論手法ではない「ワンワールド理論」の解説書。

[目 次]
第1章/新しい経済的現実、言葉を失う経済学
第2章/21世紀初頭の経済革命、「地球帝国」の成立と恩恵
第3章/地球を覆う相互依存の分業体制
第4章/「地球帝国]循環の成立とドル体制
第5章/「地球帝国」の経済学
第6章/日本の危機を救った「地球帝国」の成立と利潤率の回復
第7章/「地球帝国」経済の展望とリスク

◎「ジャパン・ハンドラーズと国債金融情報」
◎池田信夫 blog(旧館)

___________

【内 容】先進国と中国・インドの間の圧倒的な賃金格差が、多国籍企業に超過利潤をもたらし、世界経済を未曾有の繁栄へと導いていく。著名エコノミストがそのメカニズムを解き明かす。 東洋経済新報社 (2007/04)


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by yomodalite | 2007-10-01 19:09 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)
まえがきの予言者宣言をうさんくさく感じるか、頼もしく感じるかは、各読者の読書経験に依りますが、永く読んでいればいるほど、信頼されている経済本の読者がいる方は少ないと思います。

以下、主内容とメモφ( ̄— ̄ )

・「三角合併」は見せかけ
・中国は10年で500基ほどの原発をつくる(原発はエネルギーの鍵)
・円高ドル安への急転換
・資産防衛策として「金・ユーロ・人民元に資産を移せ」
・ロン・ポール米下院議員による演説論文『ドル覇権の終焉』の訳文掲載
・アメリカに強奪された郵貯350兆円の意外な行方
・日本は実は原油高に強い
・I-Sバランス(日本の個人貯蓄=米財政赤字)

【目 次】
第1章 2008年末からドルが大暴落しアメリカ帝国は衰退する
・2008年末にかけての為替、株の動向を予言する
・円キャリートレードは金融博打である
・いまのうちに黙って人民元を買え!
・ジェイ・ロックフェラーはアメリカのバブルを延命させて最後には奈落に突き落とす
・財政と金融の2つの政策をごっちゃにしてきた日本
・すでに金融統制経済は始まっている
・ドルは2008年末頃に暴落を始めやがて1ドル80円台の超円高が出現する
・ユーロの台頭でドル離れがますます進む
・アメリカの国力衰退に依って円安の日米秘密合意も壊れていく
・アメリカ住宅バブル崩壊が世界恐慌の引き金を引く
・バーナンキは米ドル紙幣を刷り散らして大不況突入を阻止する
・原油価格がさらに高騰すると米国内では非常に危険な状況に
・原油高騰は日本にとってはチャンスの到来
・これからのエネルギーの鍵を握るのは何と原子力発電
第2章 世界はこうしてドルに騙された
・ロン・ポール下院議員が予言する「ドル覇権の終演」
・「ドルによる世界支配」はやがて終焉する
・非兌換紙幣であるドルの刷り散らかしはアメリカのマネーの偽造
・“ドル外交”を“ドル覇権”へと変質させたアメリカ
・IMF体制は密かにロックフェラー石油通貨体制にすりかえられた
・金キャリー・トレードで痛めつけられたゴールド
・金取引に関するワシントン協定がゴールドにとどめを刺した
・あらゆる帝国は4代120年で衰退に向かう
第3章 かくてドル覇権は崩壊していく
・不換紙幣であるドルへの不満が世界に蔓延している
・36年続いた「修正IMF体制」はもうもたない
・ドルの没落を阻止するためならアメリカは何でもやる
・世界各地から湧き起こるドル信任を掘り崩す動き
・ネオコンによる「世界革命」は完全に失敗した
・国家通貨体制のいかさまをもう世界は我慢しない
・アメリカは強大な軍事力で脅してドルの価値を維持してきた
・アメリカはもうイスラエルを見放すつもり
・日本がアメリカに貢いだお金の半分はもう戻らない
第4章 日本はどこまでアメリカに毟られるのか
・アメリカの経済は日本から毎年30兆を徴収して維持されてきた
・日米間に金利をつけてアメリカに資金を還流させてきた
・日本の財政破綻で円安になるという大嘘
・ドルを支えてきたオイル・マネーとジャパンマネー
・日本の外貨建て資金への投資が今のドル高を支えるという矛盾
・日本の国債相場が急落すれば米国債相場は必然的に暴落する
・ダウは3年後に1万ドルを割り、その後8000ドル台にまで下がっていく
・ドルを売り払いたいアメリカ財界人たちの本音
第5章 アメリカが衰退し、中国が次の超大国になる
・アメリカは中国に北朝鮮問題を丸投げして、アジアから逃げ出した
・アメリカは東アジアへのへジェモニーを中国に引き渡す
・アメリカは次世代の中国指導者まで決めている
・人民元に投資せよ

【本の内容】
目先の円安と低金利に騙されるな。やがてドルは暴落し、円は1ドル=80円へ。そして、金融恐慌が世界を襲う。いまこそ資産を金・ユーロ・人民元に移せ。 徳間書店 (2007/8/3)



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by yomodalite | 2007-08-30 18:55 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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