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渋く、薄汚れ。―ノワール・ジャンルの快楽

滝本 誠/フィルムアート社

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デヴィッド・リンチに関しては「マルホランドドライブ」に関して一章あるのみ(淋)。今までの著作に比べて、取り上げられている作品が古く馴染みがないのが淋しいけれど、リンチ同様、タキヤン中毒者には一息つける内容です。

◎参考記事「究極映像研究所」
◎『渋く、薄汚れ。』(アマゾンリンク)

まえがき
第I章/どんな末路が待とうが、犯罪の弾ける楽しさ、悲しさこそが
・ S・キューブリック、F・シナトラから映画化権強奪 —『現金に体を張れ』
・ ウィージー印死体効果 — 『パブリック・アイ』&『罠』
・ マイケル・ルーカーは「現場の顔」だ — 『ブラウンズ・レクイエム』
・ 白世界へのハリー・べラフォンテ、黒の挑戦 — 『拳銃の報酬』
・ 原作者を馬鹿にし、監督には無視され、シナリオ・ライターの歪んだ立ち位置
  — 『孤独な場所で』
・ 伝説のLAギャング、ミッキー・コーエンとジェイムズ・エルロイ同好の士
  — 『ハリウッド・ノクターン』を読む
・ 娼婦による変ヤ暴きのクール! — 『裸のキッス』
・ この女、危険につき — フィルム・ノワールの女たち

第II章 /ノスタルジーがすべてを、押しながしていく
・ エドワード・ホッパーを足がかりにノワールに踏み込む — ノワールとの相互影響
・ ある日、小さな町のダイナーに黒いスーツの男が姿を現わす
  — 『殺人者』、Out of the Past、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
・ スモール・タウンの悪夢 — 『疑惑の影』
・ WASPの「郊外」に毒蛇を放て — 『恐怖の岬』
・ 湖水を透かしての美しき死体! — 『狩人の夜』
・ 麗しきかな、ネクロフィリア — 『ローラ殺人事件』
・ どうしてもリメイクはオリジナルに勝てない — 『マダムと泥棒』『レディキラーズ』
・ 死の国にて(ファントム・エンパイア) — 『マルホランド・ドライブ』
・ チャールズ・ウィルフォード本の解説がプチ自伝になってしまった

第III章/地べたを這う目線こそが、ノワールの世界を準備した
・ 加賀まりこの上唇のめくれ、あるいはプチ自伝II —『乾いた花』ほか
・ キューバン・ノワール、アメリカ逆進攻 —『追放者』を読む
・ ネオ・ノワールアート派の凱歌 —『バーバー』
・ On・the・Q.T —クエンティン・タランティーノに関する
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[BOOKデータベース]アートの背後に蠢く闘争、スキャンダル、猟奇殺人まで…ワイルドサイドを歩け。

[MARCデータベース] 読みだしたら、止らない! アートの背後に蠢く闘争、スキャンダル、猟奇殺人まで…。映画、小説、絵画、事件、ゴシップなど「ノワール・ジャンル」をテーマに書かれた文庫解説、映画パンフレットを中心とした文章を収録。フィルムアート社 (2006/05)


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by yomodalite | 2007-03-27 18:40 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

きれいな猟奇―映画のアウトサイド

滝本 誠/平凡社

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英語タイトル『THIS SWEET SICKNESS 〜 From Lynch To Thompson』

THIS SWEET SICKNESSは、著者と誕生日が同じパトリシア・ハイスミスからいただいたとのこと

第一章/ツイン・ピークス再訪
・Introduction/Wrapped in Plastic
・死の岸辺へ/少女死体考
・そして、窓/メタファーとしての性器
・Into The Night/『ツインピークス』の心理地形
・マルセル・デュシャンとエド・ゲイン/「開かずの間」の猟奇
・10イヤーズ・アフター・ツイン・ピークス/『ザ・セル』の水死体
・Wrapped In Overcoat/ジェイムズ・エルロイ Silent Terror

第二章/クラリスの乳首
・Introduction/作家の顔
・ジョディの“あご”/壊れゆくWASPの世界
・グレン・グールドの冷たく濡れた手/フィリップ・K・ディックからトマス・ハリスへ
・バルティスの死に寄せて/ミーシャの封印?
・クラリスの乳首/物語への「作者」(トマス・ハリス)の介入

第三章/廃墟回廊にて
・Introduction/J=ポール・ゲティ美術館の血の記憶
・At Paranoia's Poison Door/ゴシックの扉をあけて
・幼児系インダストリアル・ゴシック/ディヴィッド・リンチの写真&絵画
・ログ・レディ、奉仕の美徳/『イレイザ−ヘッド』トリプティックNo.1
・ベイビィ・イズ・“リトル・ヘンリー”/『イレイザ−ヘッド』トリプティックNo.2
・ニュクリアー・ゴシック/『イレイザ−ヘッド』トリプティックNo.3
・女殺しキャメラ地獄/マイケル・パウエル『ピーピング・トム』の快楽
・アリスのかたちの空虚/『フェリシアの旅』&The End Of Alice
・のっぺらぼうとヤッピー・ザ・リッパー/マーク・コスタとブレット・イーストン・エリスのバブルダンス
・廃墟の余白にわずかの涙を

第四章/セブン、8mm、ナイン・インチ・ネイルズ
・Introduction/fresh blood through tired skin --- Nine Inch Nails Last
・死体満足/ジョン・ドゥ氏の殺人芸術 『セブン』
・アート・スタジオの死体処理/ヘルマン・ニッチ、ディヴィッド・ボウイ、チャップマン兄弟
・メアリー・アン、メアリー・アン、と白兎。わたしはアリスなのに/『8mm』から『ロスト・ハイウェイ』へ

第五章/映画のアートサイド
・Introduction/Art into Film
・ハイドのおいしい肉塊パーティー/フランシス・ベイコン
・ドラキュラの城/フランティシュク・クプカ
・聖セバスティアヌスの耳?/『レザボア・ドッグス』
・異次元の色彩/ホワイト&ブラックとカラー
・アンディ・ウォーホルのきれいな空虚/『ビューティ#2』
・Pissのつれあい/ウォーホルとバスキアの道行き

第六章/フェミニズムのエッジ
・Introduction/女たちの諸相
・Drowning in Limbo/黄泉の女
・殴る女、殴られる女/キスして、殺して
・安息か恐怖か/子宮映画論

第七章/ノワールの不条理の彼方へ
・Introduction/ダーク・ノスタルジア
・In a Queer Way/ヒッチのビッチ殺し
・異境のハイスミス、そしてジャンルの異境/『変身の恐怖』を読む
・Krekk Krekk Krekk/アメリカン・コミックス『ハードボイルド』
・オフ・ビート、オフ・オフ・ミステリー/チャールズ・ウィルフォード
・ジム・トンプソンの黒い哄笑/『残酷な夜』

あとがき
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[MARCデータベース]リンチからトンプスンへ、暗闇のサイコ・ドライヴ。20世紀末、死の娯楽化の流れをさまざまなジャンルをクロスさせて解説。1990年代から現在にかけて発表したものに書き下ろしを加えた、第3評論集。 2001.9.25
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by yomodalite | 2007-03-27 18:29 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)
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滝本誠、記念すべき処女評論集!!!

『映画の乳首、絵画の腓』書評:荒俣宏

第1章 倒錯夢遊(白のビケット・フェンス、黒い染み―デイヴィッド・リンチ Blue Velvet )

第2章 ツィンズ、ファナティック!(ブラザーズ・クエイのパペット・ア二メ、ピーター・グリーナウェイ A Zed & Two Noughts、デイヴィッド・クローネンバーグ Deed Ringers )

第3章 ウィーン世紀末・愛の行方(ニコラス・ローグ Bad Timing、エゴン・シーレの少女 妹姦願望、オスカー・ココシュカのスキャンダル)

第4章 リリスの末裔(ナスターシャ・キンスキーと蛇、ケン・ラッセル Salome's Last Dance 、リドリー・スコット Legend、デイヴィッド・クローネンバーグ The Brood )

第5章 ロンドン世紀末とヴァンピリズム(D.G.ロセッティからB.フェリーへ、ミセス・パットからセダ・バラへ)

第6章 ハードボイルドの夜の夜(リドリー・スコット Someone to Watch Over Me、リドリー・スコット Blade Runner、アラン・ルドルフ Trouble in Mind、ラース・フォン・トリアー The Element of Crime、ジョン・ブアマン Point Blank )

第7章 アート・イントゥ・フィルムズ(ロバート・ロンゴ メン・イン・ザ・シティーズ、アラン・ルドルフ The Moderns、デイヴィッド・ホックニー Nude 17th June 1984、ニコラス・ローグ、ドナルド・キャメル Performance、アンドレイ・タルコフスキー Nostalghia ) 
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【表紙より】映画と絵画、それに小説、音楽を相姦させて自分だけの快楽の園を創りだしたい。批評したいとは思わない。ただあられもない夢を見たいだけだ。

【内容】 エピキュリアン滝本誠が映画、書物、絵画、音楽を快楽しつくす待望の処女評論集。画期的「ブルー・ベルベット」論を筆頭に、スコット、ローグ、タルコフスキーからシーレ、ロンゴ、ホックニーへ、映画の乳首を優しく愛撫し、絵画の腓にそっと手を這わせる、愛の法悦、批評の極致。 (ダゲレオ出版/1990年初版)
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by yomodalite | 2007-03-25 19:07 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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