少女時代/フランソワーズ・ドルト

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ぼくに多少の好感をもっているすべての女性に、本書を読んでほしい。

と、2000年に松岡正剛氏が書いておられたことに、最近ようやく気づいて(泣)慌てて読んでみました。

この本を萩尾望都か大島弓子か岡野玲子か誰かに、きれいなマンガにしてもらいたい。

とも、氏はおっしゃっておられるのですが、そうなんですよね....著者は精神医学者なんですけど「みすず書房」じゃないんですよね...この感じは。。。

フランソワーズ・ドルトは、1976年からラジオで育児番組の回答者として、フランスで国民的人気の得て、ドルトの名を知らないフランスのお母さんはもぐりだということになったほどらしいので、フランス版「窓際のトットちゃん」というか、存在としてはそんな感じ(?)なんでしょうか。

・・・・つまり、ドルトは自分という少女の秘密を解くために精神分析医学という職業世界を受け入れたのだった。
 このあたりの事情は、そのこと自体が子供と大人の分かれ目を語るものになる。ぼくが説明するのではムリがある。本書を読んでもらうのがいい。そうでなければ、少女期のフランソワーズ・ドルトの表情や態度を絵にしたマンガになってから、読むといい。彼女はとても太った少女だったのである。


表紙の少女時代のドルトの写真以外にも、少女時代の彼女の写真が何枚か掲載されていて、それが凄く「イイ顔」なんですよ。家族写真の中で彼女だけが違う。思索している者の顔というか、カメラのレンズの向こう側を見つめる眼なんですね。

松岡氏はきれいなマンガにして欲しいと言っておられますが、私は断然「映画」にしてほしい。この役をやれる少女は確実にいるし、こういう少女の顔を映像に残してこそ、「映画」の価値があると思うなぁ。。

☆☆☆☆

松岡正剛「千夜千冊」
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0189.html
___________

【BOOKデータベース】おとなには、なぜわからないのだろう…。著名な精神分析医「ドルトおばさん」がわが娘を相手に語るパリの子ども時代。成長期に抱く疑問や不安を理解する鍵。

【MARCデータベース】
精神分析医としてラジオの育児相談に長年携わり、その暖かい人柄が国民的人気を呼んだ著者が、長女に促されて自らの風変わりな子ども時代を、思い出すままに語ったもの。ユニークな人生は小説より面白い。みすず書房 (1996/12)




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by yomodalite | 2008-12-02 17:14 | 精神・教育・自己啓発 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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