日本の歴代権力者 (幻冬舎新書)/小谷野 敦

日本の歴代権力者 (幻冬舎新書)

小谷野 敦/幻冬舎




聖徳太子から小沢一郎まで歴代の権力者126人の解説。ウィキペディアに安心して掲載できるような内容で、各分量はウィキペディアの半分ぐらいでしょうか。あくまでレファレンス本なので、読書を楽しめるタイプの本ではないですね。著者に関して、どこかで読んだ記憶があったのだけど、

「刑法三九条は削除せよ!是か非か」「腐っても『文学』!?」の共著者で、「バカのための読書術 (ちくま新書)」の著者でした。

これまでの印象からは、あまり優れた研究者ではないかも...いう印象でしたが、著者紹介によれば『もてない男』、『童貞放浪記』などの著書があるようで益々ナンギな方という印象を深めつつ、パラパラと読んでみました。

著者の悪目立ち型の個性派?というキャラは、本書ではあまり発揮されておらず、

コラムは下記の17編。

・官位からみる力関係
・律令制度と「春宮太夫」
・天皇親政〜道鏡失脚から冬嗣の登場まで
・藤原氏以外の公卿
・左遷と流刑
・氏長者の始まり
・日本の女性名
・鎌倉幕府将軍の不思議
・諡号と院号
・東国政権
・名家の没落
・日本では前近代まで夫婦別姓
・御三家・御三卿
・実際には使われなかった「諱」(いみな)
・総理大臣の出身地
・首相になれなかった人たち
・派閥にみる力関係

最後に、「総括 天皇はローマ法王である」という章があり、なぜ天皇家は滅びなかったのか、という問題から、天皇のエンペラー訳が間違いで「宗教的権力」とするべきと論じておられます。
____________

【MARCデータベース】実は日本の歴史で天皇が最高権力だった例は少ない。No.1の座を形骸化させ己の野望を実現せしめた臣下臣籍らの肩書きと謀略を駆使した“成り上がり方”はいかなるものだったのか。「陰で権勢を揮う」権力構造を解明する。幻冬舎 (2008/09)



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by yomodalite | 2008-11-25 18:17 | 歴史・文化:美術 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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