心の本棚 美しい日本語 串田孫一随想集(CD) /西沢利明(朗読)

f0134963_13135811.jpg


「美男・美女」カテゴリの「美男」の第一弾。とにかく来年、軽井沢へ避暑に行くなら、是非このCDを持って行かれることをお奨めします。私はipodに入れて、寝椅子でのんびり聴く予定。

串田孫一(1915年11月12日 - 2005年7月8日。日本の詩人、哲学者、随筆家。東京生まれで、暁星中学校から東京帝国大学哲学科卒。長男は俳優・演出家の串田和美、次男はグラフィックデザイナーの串田光弘。)氏の随筆を朗読されているのは、このところ、きものへの興味で「時代劇チャンネル」を見るようになり、

そこで、発見した極上の「美男」の方で、今までお名前がわからなかったのですが、1936年1月20日生まれ御年72歳の名俳優、西沢利明さんです。


f0134963_2281267.jpg

私と同じように名前を聞いてわからない人でも、数々の人気ドラマや、時代劇での知的な悪役、上品な紳士役で、記憶に遺っている方も多いのではないでしょうか。


f0134963_22102590.jpg


私は未見ですが『サイコ』で有名なアンソニー・パーキンスのTV放映時の声優や『アルジャーノンに花束を』の舞台ではストラウス博士なども演じておられるようです。


f0134963_22115215.jpg


写真は「あばれ八州御用旅」(多分)が90年、「必殺仕事人 激突!」は92年なので、西沢さんが54〜56歳時の作品で、モニターからビデオを一時停止して撮影したものなんですが、このやり方を、最近の美男美女タレントにすると、不用意な瞬きなどで、白目顔が映ってしまったり、演技に迷いがあるためか、スロー画面にすると必ずブサイク顔を何コマか発見してしまうのですけど、西沢利明さんはどの瞬間も完璧。



f0134963_2215613.jpg


どんな二枚目も年齢とともに顔がむくみ、淀みが浮き上がってくるものですし、特に悪役をよくやっていると、その演技から悪人皺が定着してしまうことが多いのですけど、西沢利明さんは「善」のときは上品で穏やか、悪では怜悧で非情でありながら、とにかくどちらも美しいという稀有な俳優さんだと思います。



f0134963_2217052.jpg


映画『太陽』の米内役時の白い軍服姿も必見!ですし、もっと若い頃や、洋装の写真(特に『非情のライセンス』出演時)も掲載したいのですが、なかなか資料が見つけられません。見つけ次第追加でアップしていきます。



f0134963_22181638.jpg


時代劇は、80年代ぐらいから徐々に美しい照明や洒落た衣装が失われていったようです。時代劇は顔のアップが多いのに、誰とは言いませんが、主演の二枚目が舞台か!というような厚い白塗りをして、大衆演劇チックな衣装を着るようになると、主演映画があるような女優ですら、酷いセンスの衣装を着させられて色気のない着付けに。。。

そんな中、西沢利明さんだけはいつも変わらず「絶品」であるのを幸いと思う反面、実にもったいないなぁと思います。西沢さんがイギリス人だったら「サー」の称号が与えられただろうし、ハリウッドならアカデミー助演男優賞をもらえたかもしれないのに。



f0134963_22201770.jpg


ところで、、西沢さんのことをあれこれ検索していたら、ナント西沢さんご自身のブログを発見!!!

◎「西沢利明の俳優ノート」

過去ログを読んでいたら、私もギリシャ神話や、ゲーテももっと読み直そうと思ったり、太宰治役!は素晴らしく適任で是非観てみたいと思ったり、

2008年の6月30日の日記「少しわかった。」では爆泣してしまいました。。

やっぱり人柄は「顔に出る」のは、真実のようです。。。

◎「西沢利明を語ろう」←2ちゃんねるのレス記録

【追加画像】
銭形平次(大川橋蔵)第782話「三匹の蟻」で、踊りの師匠を演じる西沢さん。気が弱い善人でありながら娘の仇を討とうとするものの性格が優し過ぎて...という役。1981〜82年頃で、西沢さんは45、6歳。上記作品より10歳ほど若いときの作品と思われます。



f0134963_1543480.jpg


最初、西沢さんを見たときは、知的でクールな印象から日本のパトリック・マクグーハン!と思っていましたが、マクグーハンはこんな善人役はできないし、悪役のときとは声の雰囲気もぜんぜん違っていてあらためて感心致しました。



f0134963_1544878.jpg
☆これから見たい西沢利明さん出演番組

◎映画:太陽(白い軍服米内光政役)、桜の森の満開の下、放浪記

◎TVドラマ

・ザ・ガードマン
・キィハンター
・竜馬が行く
・怪奇大作戦

・必殺仕掛人・第6話「消す顔消される顔」 音次郎
・必殺仕置人・第21話「生木をさかれ生地獄」 平田石見守
・必殺仕事人・第79話「隠し技潜入喉輪攻め」(1980年) 安部弥十郎

・太陽にほえろ!
第66話「生き返った白骨美人」(1973年) - 寺岡
第280話「狼」(1977年) - 殺し屋組織の男
第449話「ドック刑事、雪山に舞う」・
第450話「ドック刑事、雪山に戦う」(1981年)
第661話「マミーが怒った」(1985年)

・非情のライセンス
第1シリーズ 第10話「兇悪の骨」(1973年)
第2シリーズ 第40話「兇悪の棺桶」(1975年) - 平手英次
第2シリーズ 第65話「兇悪のざんげ」(1976年) - 峰岸正之
第2シリーズ 第96話「兇悪のカムバック」(1976年) - 狭間次郎
第2シリーズ 第124話「兇悪の終焉」(1977年) - 北見

・江戸の牙(天知茂主演)第17話
・大江戸捜査網 第190話「傷だらけの十手」(1975年)
・俺たちは天使だ! 第18話「運が良ければ次期社長」(1979年)
・Gメン'75

[PR]
トラックバックURL : http://nikkidoku.exblog.jp/tb/9409983
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by Note at 2008-10-23 23:17 x
まったくもって同感であります!西沢さんの気品あふれる姿に憧れます。
Commented by yomodalite at 2008-10-23 23:36
コメントありがとうございます。本当に西沢さんは100%混じりっけなしの「美男」ですよね〜内面からすべて。どこをどう探っても「美男」しか出てこないように思います。
Commented by ottomusukoyome at 2013-04-17 05:37 x
西沢さんの、どんな役柄にも「気概」をもって挑み、演じる時にはその労苦を匂わせない真摯な姿勢が好きでした。「どこをきっても美男顔」まさしくその通りかと思います。「うんうん」と頷きながら拝読させていただきました。
Commented by yomodalite at 2013-04-17 08:56
コメントありがとうございます。

昨晩、このエントリへのアクセス数がすごく上がっているのを発見して、「まさか」と思いました。。このときもそう思ったのですが、ブログの内容も最後まで「労苦を匂わせない」本当にどこをきっても美しい方だったのだと思いました。

報道で伝えられていた作品は、未見のものばかりだったのですが、西沢さんの素晴らしさの一端を少しは、知ることができていて、本当によかったと思います。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by yomodalite | 2008-10-17 22:25 | 美男・美女 | Trackback | Comments(4)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite