幸田文の箪笥の引き出し(新潮文庫)/青木玉

幸田文の箪笥の引き出し (新潮文庫)

青木 玉/新潮社



魅力的なタイトルですよね。幸田文の箪笥の中が覗けるなんて。写真掲載は47ページもあって、あの『きもの』の表紙にもなった黒の羽織を玉さんが着ている写真や、露伴のお気に入りの着物、幸田文の人生の折々に着た着物が写真とともに語られていて、お買い得な552円。幸田文ファンなら間違いなく楽しめる本です。

玉氏から語られる幸田文の江戸っ子口調もカッコいい。あぁこんな紅の婚礼衣装で嫁に行きたかった!と思わずにはいられないような婚礼衣装や、お色直しの衣裳。紫の色留袖は、これは写真の色が悪いようで、紫に見えないのだけど、作ってみたいアイデアですね。

他にも雨ゴートの生地で作った着物や、鮮やかな紫の絽の着物、今まで興味のなかった綸子の着物にも俄然興味が湧いてきました。幸田文が、玉さん用に誂えた通夜着や、鈍の紬に合わせた帯も、これとまったく同じものが欲しい!

ついでにネコも染めてみたいΣΣ( ̄◇ ̄;)!

でも、今後の最大の夢は、着物を新調する際に、柄を指定して注文して描いてもらうというもの。季節ごとに1着、目一杯気持ちをこめて4枚は作ってみたい。

そんな夢が、つい広がってしまう1冊でした。

「Franny Note」
http://FrannyG.exblog.jp/tb/9315784

「万里緒の着物日記」
http://mario-kimono.jugem.jp/?eid=47
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【内容「BOOK」データベース】着物を愛し、さっそうと粋に着こなした幸田文—。残された着物の、一枚一枚に込められたさまざまな想いを、娘の目からたどるとき、在りし日の母の姿はあざやかによみがえる。四季の移り変わりを織り込みながら、祝い事などの場の雰囲気に合わせて、みごとに「装い」を調えた幸田文の、独自の美意識、そして当時の日本人が共有していた生活感を、愛用の着物の写真とともに伝える。 新潮社 (2000/08)

【目 次】
「Ⅰ」
・赤姫
・石摺りの着物
・誰が袖
・花の頃
・すがれの菜の花
・あじさいの庭
・裁ちかけの浴衣
・取りかえっこ
・虎の着物
・色ちがい
・鈍の色あい
・ネコ染衛門
・花模様
「Ⅱ」
・襁褓(むつき)  ※お襁褓(おむつ)
・小鳥の水浴び
・汚れ色
・うす綿
・着なかった振袖
・白い着物

解説/光野桃



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by yomodalite | 2008-09-18 08:43 | きもの | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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