夜/橋本治

f0134963_13322048.jpg久しぶりに橋本治氏の小説を読む。

『暮色』『灯ともし頃』『夜霧』『蝋燭』『暁闇』5編の短編集。



男はそれぞれの理由により、女のもとへ帰らなくなる。しかし帰る女を代えただけで、男はやっぱり女のもとへ帰り、何年かを経て一度去った女のところに帰ってくる男も。

最後の「暁闇」にはゲイの男も描かれているが、共通して女の視点で男が描かれている。作家は、女にも男にもなって作品を書くというが、実際女の視点、とくに「働く女」と「男が好きな男」の内面を描いて橋本氏以上の作家はあまりいないと思う。

男でもあり、女でもあり、ゲイでもある怪物・橋本治の恋愛小説(?)を、人はどんなときに読むんだろう。
★★★☆(R-40 寝苦しい夏の夜の読書に)
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【出版社/著者からの内容紹介】
男の夜は長い——
女を中心として書かれた『蝶のゆくえ』に続く、男をめぐる短編小説。娘、妻、愛人、知人等、男を取り巻く身近な人物たちの視点から男の暗闇を描き出す。集英社 (2008/06)
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by yomodalite | 2008-08-12 13:36 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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