バカのための読書術 (ちくま新書)/小谷野敦

バカのための読書術 (ちくま新書)

小谷野敦/筑摩書房




新刊本と勘違いして読んだところ「アラン・ソーカル事件」や『「知」の欺瞞』などのニューアカ批判で、ちょっと話題が古いなぁと思い奥付確認したところ6年前の出版だったことに気づきました。(/・_・\)アチャ-・・…

『バカの壁』より先攻本だったんですね。

「読んではいけない本」「難解でない歴史入門ブックガイド」「バカのための年齢、性別古今東西小説ガイド」の3種類のブックガイドが掲載されていますが、

第6章の「バカのための〜」の中から、未読を中心に以下に抜粋。

☆バカのための年齢性別古今東西小説ガイド

【女・・・25歳以下】
『いらくさの家』/萩原葉子(講談社文芸文庫)
『天人唐草』/山岸涼子
『辺境警備』/紫堂恭子(角川書店あすかコミックス)
『一輪』/佐伯一麦(新潮文庫)
『魔風恋風』/小杉天外(岩波文庫)
『多情多恨』/尾崎紅葉(岩波文庫)

【男・・・25歳以下】
『カズイスチカ』/森鴎外(新潮文庫『山椒大夫・高瀬舟』所収)
『×だらけの社説』、『アモンティリャアドの酒樽』/エドガー・アラン・ポー
『テロルの決算』/沢木耕太郎(文春文庫)
『マッハの恐怖』/柳田邦男(新潮文庫)
『脱走と追跡のサンバ』、『虚人たち』/筒井康隆

【女・・・25歳以上】
『昔の恋人』、『ふたつの季節』/藤堂志津子
『波うつ土地』/富岡多恵子(講談社文芸文庫) 男ってこうよねと思ったら大人。こんな男いない、と思ったら子供。
『金瓶梅』/わたなべまさこ(双葉社)
『序の舞』/宮尾登美子
『アフリカ農場』/カーレン・ブリクセン(筑摩業書)
『淀川にちかい町から』/岩阪恵子(講談社文芸文庫)
『鳩の翼』/ヘンリー・ジェイムズ(集英社世界文学全集、ジェイムズ著作集)
20世紀文学最高傑作かも。アイヴォリーの映画でも粗筋はわかる。
『神様』/川上弘美(中央公論新社)
『花のれん』/山崎豊子(新潮文庫)
『伸子』/宮本百合子

【男・・・25歳以上】
『従妹ベッド』/バルザック(新潮文庫)
『氾濫』/伊藤整
『夢の木坂分岐点』/筒井康隆
『阿部一族』/森鴎外

☆☆☆☆(小谷野氏が難儀な男という印象は相変わらずですが...)

【目 次】
第1章 「難解本」とのつきあい方
第2章 私の「知的生活の方法 」
第3章 入門書の探し方
第4章 書評を信用しないこと
第5章 歴史をどう学ぶか
第6章 「文学」は無理に勉強しなくていい
終章 「意見」によって「事実」を捩じ曲げてはならない
バカには難しいかもしれないあとがき  
_____________

【BOOKデータベース】現在、「知」は混迷状態に陥っている。インテリたちはかつてないほど熱心に西洋の新理論の輸入に血道をあげ、難解な言葉と言い回しに身をやつしている。その一方で、有名大学の学生がフランス革命の存在を知らなかったりする。では、この両極の中間に位置する人は、何をどう読めばよいのか。学校は出たけれどもっと勉強したい人、抽象的な議論がどうも苦手だという人。そういう「バカ」たちのために、本書はひたすら「事実」に就くことを指針とし、インチキ現代思想やオカルト学問、一時の流行に惑わされず、本を読み勉強するための羅針盤となるべき一冊である。本邦初「読んではいけない」リスト付き。 筑摩書房 (2001/01)

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by yomodalite | 2008-07-27 20:04 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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