2008年 07月 24日
先端で、さすわさされるわそらええわ/川上未映子 |
川上未映子作品を初めて読みました。これは小説というよりは散文詩のようなスタイル。好みからは、ボール一個半ほどズレているのだけど、これがデヴュー作なら、あと2作ぐらいは読んでみたいと思わせる魅力は充分感じられます。『乳と卵』も読んでみよっと。
【目 次】
「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」
「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」
「ちょっきん、なー」
「彼女は四時の性交にうっとり、うっとりよ」
「象の目を煮ても焼いても」
「告白室の保存」
「夜の目硝子」
__________
【出版社による紹介】わたしのいっとう好きな意味は、どうして。よるべなき虚空をゆく一個の疑問符は何を貫き、何に融けるのか?“少女” という憑坐(よりまし)を得て、いま言葉はうたい、さわぎだす。圧倒的新星の伝説的デビュー作を含む7編、ここに爆誕 !! 青土社 (2007/12)
by yomodalite
| 2008-07-24 21:53
| 文学
|
Comments(0)