2008年 07月 15日
4−2−3−1 サッカーを戦術から理解する(光文社新書)/杉山茂樹 |
・ドイツWCで一番がんばったのは中田。
・最近の日本代表は弱くなった。
・サッカー談話で守護神、司令塔などの単語を使用している。
・フォワードの決定力不足だ!。
そんな人は今すぐこの本を読んでほしい。
オフト〜加茂〜岡田〜トルシエ〜ジーコ〜オシム〜岡田 ε-(ーдー)ハァ
文化的には、反グローバル、鎖国上等!の日本好きな私でも、サッカーだけは絶対×。だって戦争なんですから。オシムが病気で倒れた時以来、ブログ紹介に「オシム」写真を使用しているが、別にオシム信者なわけではない。高齢にもかかわらず、歴代代表監督の中ではもっとも今の世界のサッカー界を知ろうとしていた戦略家のオシム氏に対して、ぜひとも回復してほしいという願いをこめてのもの。
幸いなことに、オシム氏の明晰な頭脳には影響なかったようで嬉しい限りなのだが、まさか、この期に及んで岡田氏が出てくることになるとは。。。あの時は急なことだったので仕方がないが、たぶん今現在も水面下での次期監督選びは活発でないだろう。
日本サッカー協会は、Jリーグのフロントよりも格段に無能で内弁慶であることは、監督の人選を見れば歴然だ。とにかくまず向こうから日本の領土に来てもらわないと話をつけることができないのだ。若い選手も含めて、日本のサッカー選手は進歩しているのに。。
ジーコジャパン時代、最後まで不安でしょうがなかった経験を、どうしてまた岡田で経験しなくてはいけないのだろう。最終予選が不安でならない。ジュニーニョが帰化したって、岡田では本戦では勝てない。予選でも苦戦する姿が見えてしかたがない。
著者の杉山氏は、4−2−3−1の有利を説く代表的論者で、本作ではヨーロッパサッカーでの4−2−3−1へ向かう歴史紹介なので、Jリーグのサポーターには、納得しかねる点があると思う。著者も何度も言っているようにサッカーは布陣でするものではない。ただ日本での4−2−3−1には、サイドへの対策が見られないことが多いのだ。攻略も、防御もサイドが弱い。
この点には4−2−3−1反対者にもある程度納得ではないだろうか。ここまでの監督は、いずれも(オシムを除く)サイド対策において、無策か、無謀か、どちらかだったと思う。
もちろん日本のサッカーの一番の問題をメンタリティと考えるなら、それぞれの監督の苦悩や指導の仕方もわからないではない。「日本人」のメンタリティは世界では確かにおとなし過ぎる。それは、代表フォワードが双子座ばかりで、もっとも世界で活躍したのが(非常に短い期間だったけど)水瓶座の中田であることにもよく現れている。
文化的には、反グローバル、鎖国上等!の日本好きな私でも、サッカーだけは絶対×。だって戦争なんですから。オシムが病気で倒れた時以来、ブログ紹介に「オシム」写真を使用しているが、別にオシム信者なわけではない。高齢にもかかわらず、歴代代表監督の中ではもっとも今の世界のサッカー界を知ろうとしていた戦略家のオシム氏に対して、ぜひとも回復してほしいという願いをこめてのもの。
幸いなことに、オシム氏の明晰な頭脳には影響なかったようで嬉しい限りなのだが、まさか、この期に及んで岡田氏が出てくることになるとは。。。あの時は急なことだったので仕方がないが、たぶん今現在も水面下での次期監督選びは活発でないだろう。
日本サッカー協会は、Jリーグのフロントよりも格段に無能で内弁慶であることは、監督の人選を見れば歴然だ。とにかくまず向こうから日本の領土に来てもらわないと話をつけることができないのだ。若い選手も含めて、日本のサッカー選手は進歩しているのに。。
ジーコジャパン時代、最後まで不安でしょうがなかった経験を、どうしてまた岡田で経験しなくてはいけないのだろう。最終予選が不安でならない。ジュニーニョが帰化したって、岡田では本戦では勝てない。予選でも苦戦する姿が見えてしかたがない。
著者の杉山氏は、4−2−3−1の有利を説く代表的論者で、本作ではヨーロッパサッカーでの4−2−3−1へ向かう歴史紹介なので、Jリーグのサポーターには、納得しかねる点があると思う。著者も何度も言っているようにサッカーは布陣でするものではない。ただ日本での4−2−3−1には、サイドへの対策が見られないことが多いのだ。攻略も、防御もサイドが弱い。
この点には4−2−3−1反対者にもある程度納得ではないだろうか。ここまでの監督は、いずれも(オシムを除く)サイド対策において、無策か、無謀か、どちらかだったと思う。
もちろん日本のサッカーの一番の問題をメンタリティと考えるなら、それぞれの監督の苦悩や指導の仕方もわからないではない。「日本人」のメンタリティは世界では確かにおとなし過ぎる。それは、代表フォワードが双子座ばかりで、もっとも世界で活躍したのが(非常に短い期間だったけど)水瓶座の中田であることにもよく現れている。
【目 次】
・サッカーは布陣でするものか、否か
・番狂わせは、弱者の工夫なしには生まれない
・4列表記の誕生
・アリゴ・サッキの「プレッシングフットボール」
・ブラジルがドイツワールドカップで負けた理由
・攻撃サッカーのルーツ、オランダ
・ファンタジスタは布陣を嫌う
・サッカーは布陣でするもの、ではない?
・そのとき、ジダンは後悔したか?
・4‐2‐3‐1か、3‐4‐1‐2か
・トルシエはなにがしたかったのか?
・ヒディンクコリア
・日本代表、空白の8年間
・布陣が選手を育てる
・敗戦からなにを学ぶべきか
・ジャイアントキリング
・負けるべくして負けたジーコジャパン
・オシムが目指したサッカー
◎「ウエストコースト日日抄」
http://westcoast.exblog.jp/8615237/
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・サッカーは布陣でするものか、否か
・番狂わせは、弱者の工夫なしには生まれない
・4列表記の誕生
・アリゴ・サッキの「プレッシングフットボール」
・ブラジルがドイツワールドカップで負けた理由
・攻撃サッカーのルーツ、オランダ
・ファンタジスタは布陣を嫌う
・サッカーは布陣でするもの、ではない?
・そのとき、ジダンは後悔したか?
・4‐2‐3‐1か、3‐4‐1‐2か
・トルシエはなにがしたかったのか?
・ヒディンクコリア
・日本代表、空白の8年間
・布陣が選手を育てる
・敗戦からなにを学ぶべきか
・ジャイアントキリング
・負けるべくして負けたジーコジャパン
・オシムが目指したサッカー
◎「ウエストコースト日日抄」
http://westcoast.exblog.jp/8615237/
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【本の内容】監督目線のサッカーファンへ。ついに日本初“布陣の教科書”
オシム以後——日本サッカーの進むべき道は、ジャイアントキリング(番狂わせ)にあり。これは、ピッチ上に描かれる“デザイン”についての本だ。つまり、サッカーゲームの進め方の話であり、戦術の話であり、布陣の話である。「やっぱり、4バックより3バックのほうがいいよね」「オレは4‐3‐3が最強だと思うけど」といったサッカー談義をよく耳にするが、いくら熱っぽく、理屈っぽく、監督目線・評論家目線でその理由を語ったところで、ベースとなる戦術や布陣に対する知識がなければ、まるで説得力はない。しかし残念なことにその知識は、欧州では日常的に語られていても、いまの日本では満足に語られるものではない。いや、むしろすっぽり抜け落ちていると言ってもいい。けっしてまだ、「常識」ではないのだ。——本書では攻撃サッカーを象徴する現在流行の4‐2‐3‐1をはじめ、サッカーの代表的な布陣を戦術的な観点から分かりやすく解説していく。光文社 (2008/03)
by yomodalite
| 2008-07-15 12:48
| スポーツ
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