色っぽいキモノ/井嶋ナギ

色っぽいキモノ

井嶋 ナギ/河出書房新社

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銀座の老舗も、大手呉服会社も、着付け講師も、仕立て職人も、どうしてこうも「色気」のないキモノをつくりたがるのか。

どんなに業界の人たちのいうことを聞いても、料亭の中居さん風になるか、和泉節子に近づくか、そのどちらかでしょう。

数年前から、リサイクル着物のプチブームがあり、今までの常識にとらわれない着こなしや、昔の着物の素晴らしい意匠が見直されてきていますが、まだまだポップな段階で、色気をを感じさせる着こなしを見かけることはほとんどありません。ダメな業界の人の意見に染まる前に、この本を読んで本当の日本を知りましょう。

きものが日常だった時代の流行や、スターがきものを着ている映画から着物のおしゃれを学んで色っぽいキモノを着よう。

がんばれ!自分!!

本書は、随所に著者の知性と文章の巧さが光り、きものに憧れるおしゃれな人がもっとも納得でき、ためになる意見が満載。写真やイラストも多いのだけど、例えば「ナナメお太鼓」など、ぜひ著者のコーディネートを写真入りで見せてくれれば、更に素敵な本になったと思う。第2弾が楽しみな著者です。

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【出版社/著者からの内容紹介】誘惑する下着、体の線を魅せる着方、想いを伝える色と模様、帯で色気を表現……。色気にこだわった着物生活の新たなヒントが満載。映画、歌舞伎、小説、美人画等の資料から着こなしのコツまで、姐さんテイストな着物姿練習帖! 河出書房新社 (2006/10/17)

【目 次】
第1章 下着で色気を表現せよ―着物の下はこうなっている!
・肝の据わった女は、蹴出しで勇ましく誘惑
・長襦袢、脱がなくてもスゴイ女の隠し玉
・足もとで魅せるために知っておきたい、足袋と素足に関する2、3の事柄
第2章 着物でからだのラインを魅せよ―着物の種類は覚えなくてもいい!
・粋な姿とは、強気で切ないそれのことである
・浴衣で漂わせたい、色気と涼気
第3章 色と模様で想いを伝えよ―色と模様がすべてである!
・縞、永遠に交わらない平行線のゆくえ
・ニッポン・サイケデリックな幾何学模様
・ドラマティックな女は生きもの柄を愛用する
・役者模様が、ミーハー魂に火をつける!
・エレガントな媚態、黒の正しい使用法
・女王で小悪魔、それが紫という魅惑
・緋色使いは、とっておきの色気ワザ
第4章 帯で腰まわりを語らせよ―補正なんていらない!
・帯を締め、柳腰で自由を描く
・前代未聞。ふしだらな帯結びのススメ 
・修羅場に挑むなら、博多帯と啖呵でキメよ
第5章 小物で個性を表現せよ―小物が世界を完成させる!
・楚々とした手弱女にこそ、毛皮のソウルを
・色っぽい女は、紐使いももちろん巧い 
・拒絶しつつも誘惑する。すべてキセルと煙が見せる夢
・想いをこめてグッと挿す、女心の髪飾り



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by yomodalite | 2008-05-09 15:31 | きもの | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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