米原万里の「愛の法則」(集英社新書)/米原万里

米原万里の「愛の法則」 (集英社新書)

米原万里/集英社




「理解と誤解のあいだ : 通訳の限界と可能性」 は単語に関する概念の違いから通訳の実際まで、「通訳と翻訳の違い」 は、著者の子ども時代から通訳としての活動が述べられています。愛と、国際化と、同時通訳の仕事について3つのテーマによる4つ講演の文章化。講演集でない著作もぜひまた読んでみたい。

【目 次】
第1章/愛の法則
世界的名作の主人公はけしからん!
もてるタイプは時代や地域で異なる ほか
第2章/国際化とグローバリゼーションのあいだ
「国際」は国と国とのあいだ、国を成立させる要素 ほか
第3章/理解と誤解のあいだ—通訳の限界と可能性
同時通訳は神様か悪魔か魔法使い?!
濡れ場の多いベストセラー小説『失楽園』 ほか
第4章/通訳と翻訳の違い
言葉を相手にする通訳と翻訳
小説を楽しめる語学力があれば通訳になれる ほか
___________

最初で最後の講演録集。女が本流、男はサンプル!なぜ「この人」でなくてはダメなのか?稀有の語り手でもあった米原万里、最初で最後の爆笑講演集。世の中に男と女は半々。相手はたくさんいるはずなのに、なぜ「この人」でなくてはダメなのか—〈愛の法則〉では、生物学、遺伝学をふまえ、「女が本流、男はサンプル」という衝撃の学説!?を縦横無尽に分析・考察する。また〈国際化とグローバリゼーション〉では、この二つの言葉はけっして同義語ではなく、後者は強国の基準を押しつける、むしろ対義語である実態を鋭く指摘する。四つの講演は、「人はコミュニケーションを求めてやまない生き物である」という信念に貫かれている。集英社 (2007/08)

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by yomodalite | 2008-05-08 14:15 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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