知られざる魯山人/山田和

知られざる魯山人 (文春文庫)

山田 和/文藝春秋



「魯山人伝の決定版」という出版社の宣伝に偽りなし。著者は、家族に魯山人と親密な関係者をもち、幼いときから、魯山人の器を食事に使用するような家庭に育ったという方なんですが、巻末で紹介されている夥しい量の参考書籍や関係者へのインタビューなど、資料的にもすばらしい。

魯山人の想像を絶するほどの不幸な生い立ち、天下をとったとまで評された成功から孤独な晩年まで、著書の厚み以上の重量感のある内容。また5歳まで住んでいた富山の言葉が、著者の父親などを通して頻繁に使用されているのも新鮮でした。

☆参考サイト
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【目 次】
第1章/父と魯山人—昭和三十四年〜五十二年
第2章/出生—明治十六年〜四十四年
第3章/食客—大正元年〜十三年
第4章/星岡茶寮—大正十四年〜昭和十一年
第5章/雅陶三昧—昭和十二年〜二十年
第6章/永遠なれ魯山人—昭和二十一年〜三十四年
______________

[内容紹介]著者山田和氏の父は、北陸の町に住む新聞記者でしたが、魯山人と親密で家には譲り受けた作品が多数ありました。ところが魯山人の死後まもなく、父は所有の品々のほとんどを処分してしまいます。なぜ父は手許に何も残さなかったのか。古い思い出を手がかりにして、近しくしていたからこそ知ることのできた魯山人の本当の姿。彼は人情を解せず、経営を顧みず、傲岸で計算高く、女好き、だったのか。その強い個性ゆえに毀誉褒貶の激しい魯山人の、これまで彼をめぐって世間に流布した俗説を排し、一新した著者渾身、魯山人伝の決定版! 文藝春秋 (2007/10)

[著者紹介]山田和[ヤマダカズ]/1946年(昭和21年)、富山県礪波市生まれ。著書に『インド ミニアチュール幻想』(1996年、平凡社。講談社ノンフィクション賞受賞)


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by yomodalite | 2008-01-26 12:34 | 報道・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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