江戸の子守唄ー御宿かわせみ2(文春文庫)/平岩弓枝

このシリーズはずっと飽きないだろうと思える、「御宿かわせみ」2作品目。短編ながら、興味深い事件の数々に、るいの女心が絡み合う、色気のある物語。江戸の住人になったような気分にさせられます。

↓「御宿かわせみの世界」より
http://www.ne.jp/asahi/on-yado/kawasemi/

「江戸の子守唄」
東吾は麻生源右衛門から七重との縁談をすすめられる。るいに気を使い東吾はしばらくかわせみから遠ざかる。 一方るいはかわせみに置き去りにされた子供の世話に夢中になり、東吾と会えない寂しさを埋めようとする。
「お役者松」
東吾はるいと出かけた縁日の境内で掏摸の仲間と間違えられ、財布を預けられる。
翌日お役者松と名乗る風変わりな掏摸が財布を取りにやってきた。
「迷子石」
江戸の町に連夜の辻斬りが出没する。東吾はその手口から刀の扱いになれたものの仕業と推理する。そしてとうとう八丁堀同心が犠牲となった。
「幼なじみ」
るいは植木屋の主人から職人の清太郎と娘のおいとの縁談について相談された。しかし、清太郎の幼なじみのおていが勤め先から三百両という金を持ち逃げするという事件が起こる。
「宵節句」
るいは琴の稽古に一緒に通った五井和代と再会する。その頃江戸の町に凶悪な押し込みが連続した。襲われた家の者はみな同じ鋭い突きで殺されていた。
「ほととぎす啼く」
かわせみが油を売ってもらっている山崎屋の主人彦兵衛に奇妙な出来事が続いた。そして、ある晩番頭の治助が殺された。
「七夕の客」
かわせみを開業して5年。毎年七夕の日に泊まり合わせる初老の女と若い男がいた。しかし今年は女がなかなかやってこない。
「王子の滝」
東吾がかわせみに色っぽい人妻おすずを連れてやってきた。るいが焼きもちをやいている間に、そのおすずが王子の滝で殺された。
「秋の七福神」
江戸の町に七福神詣でが流行りだした頃、凶悪な押し込み強盗が跳梁する。

______________

【内容】他人の関係でなくなってから幾月が流れたか。小さな宿「かわせみ」の女主人るいと、次男坊ながら親代々八丁堀与力の家に生まれた東吾。たがいの愛情をたしかめあい、絆を深めていくが、尋常に言えば縁組の成立するわけがなかった──。二人の忍ぶ恋を縦糸に、江戸下町の四季の風物を織り交ぜながら描かれる、人情味あふれる捕物帳。今日も「かわせみ」にはさまざまな人が泊まり、さまざまな事件がおこる。数度にわたりドラマ化された人気シリーズの新装版第二弾。





[PR]
トラックバックURL : http://nikkidoku.exblog.jp/tb/6225805
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by yomodalite | 2007-08-26 10:59 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite