最高支配層だけが知っている日本の真実/副島隆彦(編著)+SNSI副島国家戦略研究所

最高支配層だけが知っている日本の真実

副島 隆彦,副島国家戦略研究所/成甲書房

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一冊に様々な情報が盛り込まれた学習本。

以下、内容メモ

1.安倍晋三の奇怪な変節と「ザ・カルト・オブ・ヤスクニ」/副島隆彦
安倍政権はアメリカの政治家たちから「靖国神社を狂信するカルト集団」と呼ばれている。日本の経済界は中国への謝罪外交と、ま外資による更なる買収から国内資本を守ろうとしている点で、安倍政権を支持している。

2.大衆世論を操縦せよ!—「郵政洗脳選挙」と「広告プロパガンダ代理店」/中田安彦
米広告代理店BBDOワールドドワイド社、アレン・ローゼンシャインは、郵政選挙前に小泉に会っていた。

※ローゼンシャイン:20世紀の広告界においてもっとも影響力のあった人物の1人。世界でWPPグループと影響力を二分するオムニコムグループを立ち上げた。世界のマスメディアの広告収入は、保険業界に大きく依存している。民主党の広告を担当したのは同じBBDOグループのフライシュマン・ヒラード社。

岡田代表が出演したCMは広告手法における禁じ手を多数使用している。ウォルター・リップマンの著書『世論』は、ヒトラーの『我が闘争』と同じぐらい恐ろしい本。

3.遅れて来た「拝金主義」—外国勢力に踊らされ続ける日本人/根尾知史
日本の高度成長は「奇跡」ではない。

4.日本銀行はロスチャイルドがつくった—明治日本のドンは、仏ロスチャイルド家の承認を受けて日銀を設立した松方正義である/吉田佑二
金融を支配する者が本当の支配者、それが欧や米の国際銀行家であり、そのカウンターパートこそが日本の最高実力者である。

5.世界の歴史をカネで動かす男たち—国際エスタブリッシュメントの金融支配/鴨川光
『世界の歴史をカネで動かす男たち』クレオン・スクーセン著紹介。同書は、ジョセフ・マッカーシーの『共産中国はアメリカが作った』をさらに掘り下げたもの。スクーセンは、FBI長官フーヴァーの秘書で、退官後『裸の共産主義者』がベストセラーになる。

同書は、キャロル・キグリーの『悲劇と希望』の全面的抜粋本。FRBとは、アメリカ銀行ではなく、ロックフェラーなどの私的銀行家の集団である。 キグリーによれば、彼らは国家全体に貸し付ける「高利貸し」プライヴェートバンカーズである。

彼らの興味の対象を5に要約すると
1)世界主義かつ国際主義をとる
2)政府と癒着し、政府の負債問題にきわめて関心が高い。
3)関心の的は債券であり、実際の商品には余り関心がない。
4)したがって彼らは熱烈なデフレ支持者である。
5)徹底的に秘密主義を貫き、政府の裏に財政的影響力をもつ。

キグリーによれば、国際金融による世界支配の思想は19世紀のジョン・ラスキンの思想の系統に属する。
学生左翼だった「全学連」には、右翼の田中清玄が活動資金を提供し、さらにその背後には米CIAやロックフェラーの資金提供があり、暴れる学生運動家が演出された。日本と中国との間の衝突コースの演出には気をつけなければならない。

6.秀吉の金、信長の金—イエズス会の黄金輸入利権と
「銀の島」日本から流出する銀/葭川邦弘

16世紀後半(戦国・安土桃山)石見銀山の圧倒的な産銀量によって「銀の島」になった日本。金と銀がこの時代だけ交易され、金は海外から輸入されていたー日本国内で金の流通が豊富になった。信長が天下統一に王手をかけられたのはイエズス会の貿易活動の斡旋によるもの。

1579年からイエズス会のトップだったヴァリニャーノの本国への報告書『日本巡察紀』(平凡社東洋文庫)に秀吉がイエズス会宣教師から黄金を輸入しようと交渉した事実が書かれている。

司馬遼太郎の『街道を行く11 肥前の諸街道』の「教会領長崎」〜ポルトガル人がやってきた頃、日本は銀に比べて金が安く、日本から金を持ち帰るだけで巨利になった。オランダ人が徳川政府の態度や、牢獄のような出島の暮らしに2世紀も耐えられたのも、この利があったため〜この文章には大きな「隠し事」が混じっている。司馬は「日本巡察紀」を参照していたのに、秀吉の黄金輸入交渉の事実に触れていない。日本人に知られてしまうと、自身の文章の構図が崩れてしまうからだ。司馬はよほど「巡察紀」に日本人をアクセスさせたくなかったのだろう。

イスラム商人によって、イスラム教は、中国の広東の港や、フィリピンのミンダナオ島あたりまで伝播していたがそれ以上北上しなかったのはめぼしい交易品がなかったから。しかし石見銀山の出現によって、イスラム商人に代わって東アジア貿易に進出したキリスト教徒であるポルトガル商人が、日本にキリスト教を伝来した。ポルトガル貿易は支那産の生糸を日本にもたらし、日本から支那に銀を搬出する仲介貿易をしていた。

7.女王陛下の明治維新/日野貴之

8.日本海海戦はイギリス海軍の観戦武官が指揮していた/須藤喜直
『海の政治学』『地政学入門』『ペリーはなぜ日本に来たか』〜曽村保信。日露戦争とは、全朝鮮と南満州の一部を勢力下に置きたい日本と全満州と北部朝鮮を欲するロシアとの利害の正面衝突であり、極東の一端で戦われた二国間きょくち局地戦争であったが、本質は列強諸国の利害が密接にからまっていた。

要するに日英同盟とは、イギリスがリングキーパーを務めることに明記した対露軍事同盟であった(〜『日露戦争を演出した男モリソン』下巻)

司馬遼太郎は、開高健と並び「サントリー文化人」と呼ばれた。サントリーはロックフェラー財団とも提携し、巧みな広告戦略をもった財団であったことを考え直すべき。

9.ロックフェラーが仕掛けたウォーターゲート事件/谷口誠
ロッキード事件と、ウォーターゲート事件はワンセット。

10.「ロッキード事件」におけるザワザワとひろがる真実/中田安彦
田中角栄は1974年外国人記者クラブで、「あれはロックフェラーのしわざなんだ!」と聞こえよがしに吐き捨てた! この後、現在アジア戦略にアメリカは勝利し、中国と連携して世界経済の統合を進めている。 小泉の靖国参拝ごっこすら、この戦略に沿ったものだったか。

11.「愛の思想」で新自由主義から身を守れ/関根和啓
「適者生存」バラの一種である「アメリカ美人」は周囲に生長している若芽を犠牲にして初めて見る者をうっとりさせる絢爛さと芳香をもった花に育てることができる〜ジョン・D・ロックフェラーの日曜学校の演説より
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【出版社/著者からの内容紹介】 「反骨の真実派言論人」副島隆彦、そして氏が率いる若手気鋭物書き集団「副島国家戦略研究所」が、属国日本のウソ・欺瞞・虚妄を暴きあげる、11本の熱血社会派読み物。

【本の内容】 信長・秀吉の「黄金支配」から司馬遼太郎の「背信歴史小説」、安倍晋三「靖国カルト政権」まで属国・日本の虚妄をメッタ斬り、真実言論の恐ろしいまでの精華。

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by yomodalite | 2007-04-25 20:20 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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