最後のひと(文春文庫)/山本夏彦

最後のひと

山本 夏彦/文藝春秋



当時の名著、九鬼周造の「『いき』の構造」を論じるところから始まる

「いきを哲学の言葉でいうとこんなに生硬かつ難解になる、ご苦労ではあるがヤボではあるまいかというに尽きる」。

本書の「最後のひと」とは、粋を知る最後のひとという意味。
山本翁は、幸田文、森茉莉などを挙げられていますが、わたしにとっては、山本氏こそが「最後のひと」です。

【目 次】
●靴下だけははいてあとまる裸
●露伴一族はえらい人ばかり
●流行はすべて梨園から出た
●親不孝を売物にする時代
●あたりを払う威厳があった
●何やらただならない人ごえ
●なあんだもとは高利貸
●悪魔! と何度も罵っている
●苦界じゃえ 許しゃんせ
●運転手曰くOLに処女なし
●色白く丈高き女子なりき
●そだてられた大恩がある
●美食家というよりうるさ型
●作者茉莉と作者鴎外は別人
●デコルテほど浅間しきはなし
●話は「『いき』の構造」で終る

____________

【BOOKデータベース】かつて人びとの暮しのなかにあった教養、所作、美意識などは、いまや跡かたもなく亡びた。独得の美意識「いき(粋)」を育んだ花柳界の百年の変遷を手掛りに、失われた文化とその終焉を描く。 解説/松山巌

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by yomodalite | 2007-03-20 11:11 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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