ヤマト王朝 ー 天皇家の隠れた歴史/スターリング・シーグレーヴ他

ヤマト王朝―天皇家の隠れた歴史

スターリング シーグレーヴ,ペギー シーグレーヴ/展望社

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皇室関係はタブーが多いとされるが、タブーがない海外に日本以上の資料があるわけではない。

著者は一切日本語の原典を資料としていないので、単純な事実誤認や、状況において、勝手な決めつけが多く、少し嫌気がさす「センセーショナルな物語」という印象。ただし、これは欧米で広く流通されているストーリーなんでしょう。

◎[参考記事]ジャパンハンドラーズと国際金融情報
http://amesei.exblog.jp/

■M資金は本当にあったのか(1)
戦前・戦後の皇室の英米系資本との関係が述べられている〜ノンフィクションとしてどうか〜皇室の構成員が黄金隠匿に直接関与したという説は根拠が少ない〜姉妹本『黄金の戦士』〜「山下ゴールド」〜証言は、ヴェトナム農民ベン・ヴァルレモスにほとんど依拠している〜

■M資金は本当にあったのか(2)
シーグレイブが、いわゆる「M資金詐欺」の詐話師である、ベン・ヴァルレモスに担がれている事は明白であると思われる〜旧日本軍が黄金や金塊を略奪しなかったという結論には結びつかない〜<脚注文献>大森実『戦後秘史』に児玉誉志夫氏のロングインタヴューの存在〜

■M資金は本当にあったのか(3)終
14章、15章、エピローグが重要。典拠になった情報が公開されている。新聞、雑誌、議会議事録・・・。
日本軍が戦時中に隠したとシーグレイブが主張する黄金は大きく分けて3種類〜

■『副島隆彦の学問道場』会員専用掲示板 中田安彦氏投稿文より
シーグレイブの「ヤマト王朝」では、明治維新の裏の秘密までは扱わないものの、天皇と皇族が三井、三菱のような財閥に操られており、このインナー・サークルが、海外の富豪、財閥ネットワークと上で結びついていたという視点に立ちます。実は、これは欧米の左翼系のジャーナリスト達の間でかなりの間、共通認識になっていることを最近気が付きました。世界レベルでの日本の皇室に対する理解はそのようなものです(〜後略)
____________

【本の内容】天皇を支配する者が日本を動かす。「美しい国」最大のタブーに挑んだ“問題の書”。1999年のTHE YAMATO DYNASTYの原註・索引を除いて全訳したもの。

【スターリング・シーグレーヴ、ペギー・シーグレーヴ】/中国とミャンマーの国境地帯で育つ。2百年前から代々アジアで宣教師を努めて来た家系の5代目。米国で建築学を学び、ワシントンとボルチモアで新聞記者として働いた後、28歳のときにアジアに戻る。その後長年、アジアで調査報道記者として活動しながら、『黄色い雨ーある日、あなたを襲う化学戦の恐怖』『権力を支配した一族の物語』『マルコス王朝ーフィリピンに君臨した独裁者の内幕』『ドラゴンレディー西太后の生涯と伝説』『華僑王国ー環太平洋の主役たち」など。ペギー・シーグレーヴは彼の妻で、協力者。ふたりは現在ヨーロッパに居住。


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by yomodalite | 2007-04-04 14:42 | 天皇・皇室 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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