2017年 11月 06日
ジョージ・マイケルの『FREEDOM』を観た夜 |
by yomodalite
| 2017-11-06 13:02
| 現代文化・音楽・訳詞
|
Comments(8)
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childspirits
at 2017-11-07 00:49
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yomodaliteさんと、なんだかふらふらになりながら開演を待ったこの作品、がんばって見てよかったなぁ、と思っています。
ジョージ・マイケルという人の、ものすごい才能について、ほとんど初めて知ることばかりだったから。私にとっての彼は、なんと言ってもWham!のジョージ・マイケルで、80年代後半から90年代半ばまでCDもろくに聞かないほど音楽から離れていた自分自身の事情もあって、ソロとして光を放っていた彼のことは知らなかったんです。以前のこちらの記事ですこし教えてもらっていたのですが、実際大きな画面で彼の歌声を聞きパフォーマンスを見て、圧倒されました。
そして、才能の大きさには圧倒されましたけど、yomodaliteさんが言うように、This Is Itのときに受けた衝撃とは遠いものでした。
なぜかなと考えてみると、私の場合は、ですけど、今回の映画には「知らなかったことを知った」という感動があるのですが、それは「知っていたと思っていたことはじつは全然知っていなかった」という衝撃とは違っている、ということなのかも知れません。
ジョージ・マイケルという人の、ものすごい才能について、ほとんど初めて知ることばかりだったから。私にとっての彼は、なんと言ってもWham!のジョージ・マイケルで、80年代後半から90年代半ばまでCDもろくに聞かないほど音楽から離れていた自分自身の事情もあって、ソロとして光を放っていた彼のことは知らなかったんです。以前のこちらの記事ですこし教えてもらっていたのですが、実際大きな画面で彼の歌声を聞きパフォーマンスを見て、圧倒されました。
そして、才能の大きさには圧倒されましたけど、yomodaliteさんが言うように、This Is Itのときに受けた衝撃とは遠いものでした。
なぜかなと考えてみると、私の場合は、ですけど、今回の映画には「知らなかったことを知った」という感動があるのですが、それは「知っていたと思っていたことはじつは全然知っていなかった」という衝撃とは違っている、ということなのかも知れません。
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childspirits
at 2017-11-07 01:23
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先に述べたように、私にはろくに音楽を聞かない時期もあったのですが、そんな時期の私にもMJの存在だけは届いていて、ポジティブにだろうとネガティブにだろうと、意識的にだろうと無意識にだろうと、彼に関して自分なりに感じたり考えたりしていたことがあった。それがThis Is Itの衝撃に繋がっていると思います。
ジョージ・マイケルに関して私は、彼の曲のいくつかとその素敵な歌声がちょっぴりの知識としてあるだけでした。彼の才能が、自分が思ってたものよりもはるかにすごいものだったとわかって感動しても、自分の中にどんでん返しみたいなことは起こらなかったんですね。
ジョージ・マイケルは圧倒的な音楽的才能をもつ大スターだったと思います。加えてレコード会社との軋轢のことなども知り、映画を見ている間、ジョージ・マイケルとマイケル・ジャクソンの類似点なども考えずにはいられなかったのですが、「大スター」とそこに「アイコン」の要素を加えた存在との違いみたいなものも考えずにはいられませんでした。
同じ日の夕方、大きなスクリーンで見たGhostやThrillerには、時代を超えてアイコンであり続けるという、マイケル・ジャクソンの覚悟と戦略がいままで以上に感じられたので、余計そんなふうに思ったのかも知れません。
ジョージ・マイケルに関して私は、彼の曲のいくつかとその素敵な歌声がちょっぴりの知識としてあるだけでした。彼の才能が、自分が思ってたものよりもはるかにすごいものだったとわかって感動しても、自分の中にどんでん返しみたいなことは起こらなかったんですね。
ジョージ・マイケルは圧倒的な音楽的才能をもつ大スターだったと思います。加えてレコード会社との軋轢のことなども知り、映画を見ている間、ジョージ・マイケルとマイケル・ジャクソンの類似点なども考えずにはいられなかったのですが、「大スター」とそこに「アイコン」の要素を加えた存在との違いみたいなものも考えずにはいられませんでした。
同じ日の夕方、大きなスクリーンで見たGhostやThrillerには、時代を超えてアイコンであり続けるという、マイケル・ジャクソンの覚悟と戦略がいままで以上に感じられたので、余計そんなふうに思ったのかも知れません。
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yomodalite at 2017-11-07 23:25
>ふらふらになりながら開演を待ったこの作品、がんばって見てよかったなぁ、と思っています。
私もひとりじゃ頑張れなかったから、一緒に待ってくれたおかげで見れました!
>大きな画面で彼の歌声を聞きパフォーマンスを見て、圧倒されました。
ホントだよねーーー!!!
2008年のロンドンでのライブを録画したものを、家でよく見ているんだけど、最初に見たとき、アルバムで聴いていたわけでもないし、彼の曲もあんまり知らないはずだったんだけど、
ちょっといいスーツを着たジョージが、音楽に合わせて体を揺らしながら登場しただけで、ものすごい存在感があって驚いたんだけど、「Fastlove」を歌いだした瞬間から、もうすっごく踊りたくなるし、なんなら一緒に歌えそうな気がするぐらい「知ってる」感じがして、特別な演出もないし、ダンサーもいないのに、瞬間的にノリノリになって、もうコンサートの最後までずっとそんな感じで・・。
ジョージが、フレデイの代わりに、クイーンの歌をうたったときも、あのフレディ・マーキュリーに引けを取らなかったのにもびっくりしたし、、
https://www.youtube.com/watch?v=oYAR8RigqDA
これは2012年(49歳)のときなんだけど、ジョージは、とにかくステージが似合う。
https://www.youtube.com/watch?v=kO9zl2M9OKc
>「大スター」とそこに「アイコン」の要素を加えた存在との違い・・・
こんなに才能があるのに、うちのキングに比べると・・って思っちゃっうなんて、ホント申し訳ないなぁ(笑)
私もひとりじゃ頑張れなかったから、一緒に待ってくれたおかげで見れました!
>大きな画面で彼の歌声を聞きパフォーマンスを見て、圧倒されました。
ホントだよねーーー!!!
2008年のロンドンでのライブを録画したものを、家でよく見ているんだけど、最初に見たとき、アルバムで聴いていたわけでもないし、彼の曲もあんまり知らないはずだったんだけど、
ちょっといいスーツを着たジョージが、音楽に合わせて体を揺らしながら登場しただけで、ものすごい存在感があって驚いたんだけど、「Fastlove」を歌いだした瞬間から、もうすっごく踊りたくなるし、なんなら一緒に歌えそうな気がするぐらい「知ってる」感じがして、特別な演出もないし、ダンサーもいないのに、瞬間的にノリノリになって、もうコンサートの最後までずっとそんな感じで・・。
ジョージが、フレデイの代わりに、クイーンの歌をうたったときも、あのフレディ・マーキュリーに引けを取らなかったのにもびっくりしたし、、
https://www.youtube.com/watch?v=oYAR8RigqDA
これは2012年(49歳)のときなんだけど、ジョージは、とにかくステージが似合う。
https://www.youtube.com/watch?v=kO9zl2M9OKc
>「大スター」とそこに「アイコン」の要素を加えた存在との違い・・・
こんなに才能があるのに、うちのキングに比べると・・って思っちゃっうなんて、ホント申し訳ないなぁ(笑)
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childspirits
at 2017-11-08 15:10
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>ジョージは、とにかくステージが似合う
本当に!!
映画を見ている間、「あー、この人のステージ、生で見てみたかったなぁと思いました。」(This Is It の時はそんなこと考えてる余裕がなくて…)
フレディの追悼で歌ったSomebody to Love はオリジナルもびっくりのすばらしさですもんね。
もう一つ、ジョージ・マイケルがスティービー・ワンダーをカバーしたThey Won't Go When I Goを今回初めて聞いたのですが、出だしから鼻の奥が痛くなるような心揺さぶられる歌唱で、あれから何度も聞いています。
私が印象に残ったのは、
自分を自慢することは最大の罪だ、という家庭に育った(言い回しは違ってたかも)
というような彼の言葉で、ギリシャ系の父とユダヤ系の母の家庭に育ち(彼のギリシャ語の本名も今回初めて知りました!)、心の中にジョージ・マイケルというどっちもファーストネームみたいなキャラクター(これって、日本語で言うと、「あきら ひろし」みたいな感じになるのかしら)を育んでいった彼の子供時代はどんなだったのだろう、と思いました。
本当に!!
映画を見ている間、「あー、この人のステージ、生で見てみたかったなぁと思いました。」(This Is It の時はそんなこと考えてる余裕がなくて…)
フレディの追悼で歌ったSomebody to Love はオリジナルもびっくりのすばらしさですもんね。
もう一つ、ジョージ・マイケルがスティービー・ワンダーをカバーしたThey Won't Go When I Goを今回初めて聞いたのですが、出だしから鼻の奥が痛くなるような心揺さぶられる歌唱で、あれから何度も聞いています。
私が印象に残ったのは、
自分を自慢することは最大の罪だ、という家庭に育った(言い回しは違ってたかも)
というような彼の言葉で、ギリシャ系の父とユダヤ系の母の家庭に育ち(彼のギリシャ語の本名も今回初めて知りました!)、心の中にジョージ・マイケルというどっちもファーストネームみたいなキャラクター(これって、日本語で言うと、「あきら ひろし」みたいな感じになるのかしら)を育んでいった彼の子供時代はどんなだったのだろう、と思いました。
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yomodalite at 2017-11-08 21:58
>この人のステージ、生で見てみたかった・・
ジョージのアルバムって、1曲1曲の完成度が高くて、ものすごい完璧主義者って感じがするし、私たちのキングほど、ルックスに恵まれてるわけじゃないから、CDで聴く方がいいような気もするんだけど、不思議なぐらい、ライブ映像の方が楽しめるんだよね。
PVもレベル高いけど、ソロになってから徐々にゲイフレンドリーな感じになっているんだよね。でも、そこもステージになると、全然そういう感じじゃなくなって、ヘテロの男女が感情移入できる恋愛感覚や、うっとりできるセクシーがあって、どんな人も満足させちゃう包容力がすごいの。私も生で観たかったなーー
>スティービー・ワンダーをカバーしたThey Won't Go When I Go・・・
ホント「はい、スティービー消えた!」って心の中で言っちゃったもんね。まさか、スティービーにここまで圧勝しちゃうなんて。
https://www.youtube.com/watch?v=mu4mMPMULXA
>彼の子供時代はどんなだったのだろう、と思いました。
2005年のドキュメンタリでは、子供時代の証言もあったみたいね。
https://www.youtube.com/watch?v=KKAvTFeE5rQ&list=PL47LEjakiFHYUNaKe5dFywUovUTtaRupM
>自分を自慢することは最大の罪だ・・・
そういう教育が、あの完璧主義に繋がってるのかな・・そんなところもマイケルに似てるのかな。
ジョージのアルバムって、1曲1曲の完成度が高くて、ものすごい完璧主義者って感じがするし、私たちのキングほど、ルックスに恵まれてるわけじゃないから、CDで聴く方がいいような気もするんだけど、不思議なぐらい、ライブ映像の方が楽しめるんだよね。
PVもレベル高いけど、ソロになってから徐々にゲイフレンドリーな感じになっているんだよね。でも、そこもステージになると、全然そういう感じじゃなくなって、ヘテロの男女が感情移入できる恋愛感覚や、うっとりできるセクシーがあって、どんな人も満足させちゃう包容力がすごいの。私も生で観たかったなーー
>スティービー・ワンダーをカバーしたThey Won't Go When I Go・・・
ホント「はい、スティービー消えた!」って心の中で言っちゃったもんね。まさか、スティービーにここまで圧勝しちゃうなんて。
https://www.youtube.com/watch?v=mu4mMPMULXA
>彼の子供時代はどんなだったのだろう、と思いました。
2005年のドキュメンタリでは、子供時代の証言もあったみたいね。
https://www.youtube.com/watch?v=KKAvTFeE5rQ&list=PL47LEjakiFHYUNaKe5dFywUovUTtaRupM
>自分を自慢することは最大の罪だ・・・
そういう教育が、あの完璧主義に繋がってるのかな・・そんなところもマイケルに似てるのかな。
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at 2017-11-23 23:20
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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yomodalite at 2017-11-24 12:28
鍵コメさん、はじめまして。ステキな情報ありがとうございます!
(情報は、鍵コメでなくても大丈夫そうなので、ちょっぴり内容さらしちゃいますね)
>今公開中のグザヴィエ・ドランのドキュメンタリーを是非!先日鑑賞して、思考があまりにもMJに似ておりまして・・・
Wowーーー!グザヴィエ・ドラン、このブログにも何度か感想書いていて、好きな監督です。
最初は、ちょっと感性豊かな美少年のゲイの俳優が、私小説的に映画を創っているのかな、なんて思っていたんですが、『わたしはロランス』も、『たかが世界の終わり』も、LGBTの発信者に留まらない深い問題意識や、人間観察力、そしてメッセージ(笑)に陥らない複雑さがあって、一作を除いてすべて見ています。
新作のドキュメンタリーって、『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』ですよね?
大阪では、まだ公開になっていなくて、待ち遠しく思っていたのですが、奨めていただいて、ますます楽しみになってきました!絶対に観に行きまーーす!
(情報は、鍵コメでなくても大丈夫そうなので、ちょっぴり内容さらしちゃいますね)
>今公開中のグザヴィエ・ドランのドキュメンタリーを是非!先日鑑賞して、思考があまりにもMJに似ておりまして・・・
Wowーーー!グザヴィエ・ドラン、このブログにも何度か感想書いていて、好きな監督です。
最初は、ちょっと感性豊かな美少年のゲイの俳優が、私小説的に映画を創っているのかな、なんて思っていたんですが、『わたしはロランス』も、『たかが世界の終わり』も、LGBTの発信者に留まらない深い問題意識や、人間観察力、そしてメッセージ(笑)に陥らない複雑さがあって、一作を除いてすべて見ています。
新作のドキュメンタリーって、『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』ですよね?
大阪では、まだ公開になっていなくて、待ち遠しく思っていたのですが、奨めていただいて、ますます楽しみになってきました!絶対に観に行きまーーす!
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at 2017-11-24 16:44
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。