詩と日常と『パターソン』

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『ギミー・デンジャー』に続いて、ジム・ジャームッシュ監督の映画。
前作の『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』は、監督の趣味と美学に付いていくのが面倒くさくなった映画だったので、今作にもまったく注目していなかったのだけど、その日ダーリンは急に飲み会だと言うし、このところ妙に雨降りばかりだけど、その日も朝からずっーと降り続いていた日の夜、ふと、この映画のポスターが目に留まって・・・。



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パターソンは、アボット&コステロのルー・コステロが今でも街一番の有名人という、ニュージャージー州にある街。そこに住む、街と同じ名前のバス運転手のパターソンは、心に芽生える詩をノートに書きためていて、部屋もファッションもすべてを白と黒に染めあげようとする、キュートなアラブ系の妻ローラと暮らしている。



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登場人物が、詩やアートを愛する人物というのは、ジャームッシュの映画にはよくありがちなことだけど、パターソンとローラには、『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』の2人のヴァンパイアのような選ばれし民感や、スノビッシュなところが全然なく、すごく普通なところに好感がもてた。


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パターソンが、仕事場の近くで出会った少女が読んだ詩に、「雨」が登場して、ああ、やっぱり今日観に行くのにぴったりな映画だったんだ、と思ったり、

最後に登場する日本の詩人が、「どこに帰るの?東京?」と聞かれて、「大阪」だと答える場面で、ジャームッシュわかってるなぁって思ったり・・・。



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by yomodalite | 2017-10-24 00:00 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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