2017年 06月 29日
トニ・エルドマンに感謝? |
まずは自分を愛せるようになること
それが何よりも最高の愛だから・・・
ドイツの繁栄の陰には、ルーマニアを始め、搾取される一方の東欧の貧しい国があり、父のウザい行動の数々には、不感症になっていく娘への思いが・・・
たっぷり162分の上映時間をまとめてしまうと、そんな感じなのですが、ジャック・ニコルソンによるハリウッド版は、きっとドイツとルーマニアじゃないよね、どうするのかなぁ。。
終盤で「母親」の葬儀があって、生前、彼女から葬儀のときかけてほしいと言われていたのは「ハリー・ベラフォンテ」。ここにも娘へのメッセージが込められているのだと思いますが、トニ・エルドマンも「あの黒人の・・」と言い添えていて、母も娘も、重要な局面で、黒人の歌を、ということみたいです。
とにかく、ハリウッド映画のようにわかりやすい作品ではなく、エンディングまで、微妙なポイントに目が離せない映画でした。
by yomodalite
| 2017-06-29 09:46
| 映画・マンガ・TV
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