AY対談w「どうして僕をほっといてくれないんだ?」

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akimさんとのおしゃべりの続き・・・ 


25日の前に、逃げるように終わろうwと思っていたおしゃべりですが、いろいろあって遅くなっちゃいました。それと、現地時刻をふまえ、『パープル・レイン DELUXE-EXPANDED EDITION』の解禁は、やっぱり明日以降にします。


写真は引き続き「Searching For Neverland」から。


A:akimさん Y:yomodalite


Y:マイケルの痛み止め治療については、他にもっといい治療方法があったっていう人もいるけど、実際にはないと思うんだよね。マイケルはものすごくドラッグ嫌いだったから、薬物中毒なんてありえない。っていう人もいるけど、鎮痛剤中毒はそういうのとは違うし、精神的な意味で、薬に頼ったっていう風に捉えてる人も大勢いるみたいだけど、別にそんなことがなくたって、ただ、肉体の痛みを取るために、鎮痛薬の中毒にかかってしまう人が、アメリカでは本当に多いし、亡くなってる人もすごく多い。

コカインとか、ヘロインとか、アルコール中毒とか、そういったリハビリ施設はいっぱいあって、代用で処方される薬もあるけど、痛み止めに関しては、むしろ、そこから違法ドラッグに移行するしかなくて、最近マリファナを解禁する地域が多いのだって、そういったことから来ているわけじゃない・・・


A:ハイになるためのドラッグと、痛みをとるための薬はまったく違うよね。


Y:マイケルもプリンスも、本当にドラッグ嫌いだったし、強い精神力をもった人だったけど、そんな人であっても耐えられない、そして、痛みのせいで仕事が出来ないっていう、究極の選択が「処方薬依存」につながってるのに、普通の「薬物中毒」と同じように扱われるのも、ホント頭にくるよね。


A:マイケルにとっては、自分にとっては、それが正義っていうか、そっちの方が「正しいこと」で、それがなければ、きちんとした判断や、生活ができなかったわけだから、必須のものだったし、医者が処方して出すものなんだからっていう考えが強かったと思うのよね・・。


Y:家族がそれを心配して、いろいろ口出ししたくなる気持ちもすごくわかるけど、マイケルは自分で相当考えた結果だから・・・。


A:カシオ本に出てくるフォーシュキアン先生っているじゃない。できるだけ、少しづつ、強い薬の依存から抜け出そうみたいな、痛みには対処するけど、できるだけ自然に・・っていうさ。でも、ああいった治療法は、何にもない時期なら、少しは改善できたかもしれないけどね・・・


Y:それで痛みがなくなるわけじゃないもんね。


A:うんうん。ドラッグ依存と違って実際の痛みは現にあるわけだしね。それに、なにもストレスがないときならまだしも、それなりに公の場所に出て行ったり、THIS IS ITのリハーサルが始まって、ただでさえ眠れないところに、精神的なプレッシャーものしかかって、肉体的に「休む」ってことを仕事を受けた責任からもしなくちゃならないわけだからね。


Y:痛み治療に関して、いい方法があります。なんて言う人はいっぱいいるけど、みんな、あるようなフリして、結局本人に我慢をしいるだけで、あともう少しそのまま治療を続けてくれれば・・なんて言いわけするんだよね。でも、あんなに永年のあいだ続いてる鎮痛剤依存に対する治療法なんて、実際ないから。

痛みを消す薬については、どんな難病や、不老不死の薬よりも、大勢の人から求められてる医療だと思うけど、全然ない。し

かも、製薬会社は強いから、そういう中毒になりやすい薬の処方に対しての規制もなかなかできないし、そんなことより、タバコの健康への悪影響を新たに「発見」する方が重要なんだよね。毎日熱心にそんな報道をする一番の理由が、人々の健康のためなわけがないと思うけど(笑)



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A:話は少し変わるけど、あのカヴァリの話で思ったんだけど(→ビルとジェイボンと衣装について)、マイケルが「白い靴下、もうやだ」みたいな話を聞いて、あのTHIS IS ITのときのコスチューム・デザイナー、ザルディだっけ。

カレン・フェイは、いつもどおりマイケル・ブッシュにすべきだったみたいに言ってたけど、マイケルは、ビリージーンやスリラーぐらいは、同じでもいいかって思ったかもしれないけど、あとは全部変えたいって思ってても不思議じゃないよね。

ザルディは、トラヴィスが連れてきたデザイナーで、カレン・フェイは、マイケルは本当はブッシュにお願いしたかったのに、オルテガ陣営がマイケルのことを全然わかってなかったみたいに言ってたけど、そんなことないんじゃないかって思うんだよね。そこは、マイケルのいつもの悪い癖でさ(笑)、ブッシュには、「やっぱり君の作ってくれるものが一番だよ」とか言ってても、ザルディの前では、「こんなのが前から着てみたかったんだ」とか、言ってたんじゃない?


Y:絶対そうだと思う(笑)マイケルは、彼らの前でお世辞をいってるわけじゃなく、本心でそう言ってるんだと思うんだよね。


A:だから、マイケルはこっちのファンには、リハーサルが自分の思うようにいかない、とか、いろんな愚痴とか言ってたと思うけど、トラヴィスにアイデアを出して、色々なことを前向きにやっていこうと言ってたのも本当で、音楽ディレクターのベアデンに言ってたことも本音だし、夜になって、ぐったり疲れて、出待ちのファンに話したことも・・とにかく全部本当だと思うんだよね。


Y:うんうん、ホントそうだよね。それで家に帰ってきて、子供たちの前で泣いてたり、愚痴言ったりしたことも、全部「本当」だよね。


A:そうそう、それでまた、その夜、オルテガに電話して、「アイデアの続きなんだけど・・」って言ってたのも「本当」だと思うんだよね。ぜーーんぶ「本当」で、全部マイケルなんだよね。


Y:だよねーー!だからね、どんなに子供たちが、リアルなマイケルパパをずっと見ていたとしても、リアルなダディと、リアルな「マイケル・ジャクソン」は違うからね。そういうのは、マイケル自身の中でもあって、それが、「THIS IS IT」を子供たちに見せたいっていうことにも繋がったんじゃないかな。マイケルじゃなくたって、人間て、「本音」だからといって、全部「本心」じゃないからね。言ったら、すっきりして、逆に反省したり、そういうのも全部ひっくるめて「本当」じゃない?


A:そう思う。なんたって海より深く空より広いマイケル・ジャクソンだよ(笑)。一つのイメージで語ること自体が無理なんだよ。大体さ、自分にだって自分のことわからないことって、いっぱいあるしね。


Y:そうそう、マイケルが矛盾してるっていう以上に、普通の人の方がもっと矛盾しているんだけど、自分で気づいてる人が少ないだけなんだよ。

少し前に、浅田真央が引退したときも、その少し前までは、まだ、がんばります、って言ってた矢先だったけど、一流になればなるほど、ギリギリのところでやってるわけで、本当に紙一重の判断だから・・・。

普通の人だって、色んな気持ちが同居してるものなんだけど、そんなことを言い出したら、収拾つかないとか、全部出来るわけないと思うから、なにがいいか「選択」して、自分はこっちなんだって、自分にとって破綻が少なそうな方を、無自覚に正しいと信じ込むんだよね。でも、マイケルにとっては、それは「正直」なことじゃないっていうか、そっちの方が、自分に「嘘」をつくことで、自分に才能を与えてくれた神に申し訳ないんじゃないかとか思っちゃうんじゃない?


A:うん、そうだね。彼にしたら当時抱えていた問題は理不尽な災難の結果でもある。だから、名声も、財力も取り返したい。でも、出来るかなっていう不安もある、でも、やっぱりやりたい・・・やるからには完璧にしたい・・


Y:そういうの、すべてが「本当」だよね。私ね、マイケルが、チャートにこだわることとか、ギネスブックが大好きだとか、あんな天才がそんなことにこだわるなんて、って昔は思ってたんだけど、浅田真央にしても、高橋大輔にしても、あんなにスケートやダンスの方から愛されているような人でも、すごく「競技会」にこだわってて、そこで1位になれなくなったら、もうスケート人生にそれほど未練がないというか・・

彼らのような人にこそ、競技会で燃え尽きるんじゃなくて、アイスショーで、自分の思う通りのスケートで永く魅了してもらいたいって思うんだけど、勝ち負けなんか関係なく見ていたいって思う人ほど、むしろ、競いあうっていう厳しさの方に、純粋さを感じてるっていうか、自分の表現なんてことより、そっちの方をずっと愛してるっていうのを最近感じて・・。マイケルも、そんなところもあったんだろうなぁって。



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あとね、「どうして僕をほっといてくれないんだ?」は、ビルとジェイボンの本のPart2のタイトルでもあるんだけど、マイケルって、本気で「ほっといてくれ(Leave Me Alone)」なんて、全然思ってなかったよね?あの絶妙な変装とか(笑)?


A:思ってない、思ってない(笑) マイケルの変装はばれるべくしてばれてるんだもん(笑)


ビルがフルフェイスのメットやライダースジャケット用意してベガスの通りを歩かせて、マイケルがすごく喜んで「こんな風に誰にも気づかれないで歩きたかったんだ」って言ったって、あるじゃない?多分その時は本当にうれしかったと思うんだけど、何回もそれやったら、いずれシールド上げるよあの人(笑) 

何かの変装の時に自分のカールした髪の毛を2、3本わざと見せるようにして、その時そばにいた人が「その毛隠したら?」って言ったら「だってそれだと僕だってわからないじゃない?」って言ったっていう有名な話があるじゃない(笑)。

本の中でビルに言った、「どうして僕をほっといてくれないんだ?」は、どっちかというと、自分の言うことや、やることをゆがめて報道するメディアや、自分にあれこれ指図したり、説教したり、自分の意図に反することを提案してくる輩たちに対しての苛立ちの言葉だと思うわ。ファンや群衆にはほっとかれたくなかったのよ(笑)




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by yomodalite | 2017-06-26 11:24 | MJ考察系 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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