ふわふわパンケーキと「入らないもの」

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このところ、チョコ一粒ではどうにもならなくて、がっつりスイーツを食べに行くことで頭がいっぱい、もうマジそれ以外考えたくないような日を3日ほど過ごして、ようやく事前予約というか、注文してから30分待たなくちゃならない、パンケーキを食べにいくことに。

パンケーキの有名店って、ハワイとかアメリカ以外では、大阪発祥の店が多いので、大阪駅が最寄駅という我が家の近くには、選びきれないほど美味しそうなお店がいっぱいあるんだけど、ホイップクリームや、フルーツが多すぎない方が・・・

というチョイスで今日選んだのは、全国に支店があるこちらのプレミアム・パンケーキ!

このふわふわを3段重ねにしたやつを崩さないように、店員さんがおそるおそるという感じでもってきてくれる様子に、別に上に重ねなくても・・って思ってしまうんだけど、そうなると、同じく大阪発祥の有名店で全国展開している「幸せのパンケーキ」と見た目変わらなくなっちゃうからなのかな・・・

メイプル全部かけの方が、SNS映えはすると思うけど、最後まで飽きずにいただくには、バターも、メイプルシロップもお好みでチビづけしていく方がいいかも。パンケーキって、そのボリュームに引いちゃうことも多いんだけど、ここは、ホイップクリームの量が多くないせいか、ひとりでも行けちゃうね。

で、そんなふわふわパンケーキを食しながら(という体で)、最近読んだ本を。

未だに『1Q84』が読み終わっていないこともあって(現在最終6巻の前半)、なるべく小説には手を出さないようにしてはいるんだけど、つい読みたくなってしまったのがこちら。


夫のちんぽが入らない

こだま / 扶桑社




強烈なタイトルの印象からは、あざとさも見え隠れしているような気もしたり、現在は顔出しもしておられる、まんしゅうきつこさん(美人)が書かれていたものとか、誇張された自虐や、コンプレックスをネタにして書かれた面白い文章なのかな、と思っていたんですが・・・

ちょっと違ってました。

想像していたより、笑える箇所は少なくて、著者も、その夫も、共に「教師」で、著者の書かずにはいられなかった気持ちと、身バレしたくない気持ちの両方が錯綜している感じが「リアル」で、

なんでも自分のせいにしてしまう著者に、入れられない「夫」の愛撫が足らないだけなんじゃないか、と言いたくなって、やきもきしているうちに、徐々に著者は「入らなくていいじゃん」と思うようになり・・・

確かに、夫婦は、性生活より「家族感」の方が大事だし・・兄弟とか、家族なんていう方がむしろ幸せだよね・・なんて思っていたのに、なぜか、その後も不幸はより深刻になっていって・・・

自虐ネタを軽々と飛び越えて行ってしまうのは、著者の律儀な性格と、著者と同じぐらい不器用な「夫」とのコラボレーションの相乗効果も功を奏しているようで、読者として、なかなかに心が重くなるという「体験」を味わわせていただきました。

読書って、山登りのような危険はないかもしれないけど、快適な空間の中で行われる「冒険」だから、いいことばかりじゃないのも醍醐味であり、平穏無事な生活が「幸福」とも言えない。

183レビューの大反響本なので、ここに書くのは止めようかとも思ってたんだけど、ここ数ヶ月で読んだ本の中で、やっぱり一番印象的だったので。

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by yomodalite | 2017-05-20 07:00 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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