映画『SCOOP!』監督:大根仁

f0134963_16021370.jpg


今週のレディースデーは邦画で2作品を鑑賞。

まずは最初に見た『SCOOP!』から。

『山田孝之の東京都北区赤羽』でお顔を拝見してから、なんとなく次作は見てみなきゃ、と思っていた大根仁監督の作品。

昨今の「文春砲」などと言われるスクープに対して、まったく好ましい感情を抱いていないし、MJファンとして、週刊誌やパパラッチをヒーロー視するなんてありえない。そんなネガティブ感情を覆すような展開なんて絶対に無理なんじゃないかと思っていたのですが、

冒頭から下品極まりない始まり方で、タバコを吸いまくる福山雅治は清潔感のカケラもなく、口から出る言葉の90%以上が、最近ではほとんど耳にすることもなかったような下衆いセリフばかりで、そして、そんな彼や、彼の主戦場である雑誌がスクープするのもぜんぜん巨悪というわけでもない。

それなのに・・・

不思議と楽しめたんですよね。

現実のスクープは、芸能人の不倫ごとき内容に、社会正義を振りかざし、まるで絶対悪であるかのように関係者以外の人間に謝罪させるとか・・・そんなことを言っていたら、人類最古の小説ともいわれる「源氏物語」は?、古典小説の多くが絶版になったりしたら・・女子高生に恋愛について聞いてどーするの?とか、

とにかく、もうどーでもいいことで「謝罪」ばっかりさせて・・というところが嫌でしかたなかったんですが、この映画では、下衆が下衆を追うという姿勢が貫かれているところが爽快なのかも。

トップが腐敗していると、トリクルダウンするのは「偽善」ばっかり・・

それで、気概というものが「下衆な場所」の中にしかないように思える現代にぴったりな娯楽作品!

と、そんな風に思ってしまったのは、おそらくアメリカ大統領選挙のせいですがw

今年の助演男優賞なら、リリー・フランキーでキマリだと思う。


[PR]
トラックバックURL : http://nikkidoku.exblog.jp/tb/26604562
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by yomodalite | 2016-10-28 07:00 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite