死は永遠の別れなのか/ディヴィッド・ケスラー

死は永遠の別れなのか: 旅立つ人の最期の証言から

デイヴィッド ケスラー/東京書籍



久しぶりに、マイケルが読んだ本を紹介します。

著者は実践的な死生学の第一人者。死生学ってそんなに耳にする言葉ではないように思いますが、個人の死とその死生観についての学問で、具体的には自己の消滅としての死に向き合うことで、死までの生き方を考える学問だそうです。(⇨Wikipedia)

本書の著者プロフィールによれば、ディヴィッド・ケスラーは、師匠であり、死生学の権威であるエリザベス・キューブラー・ロスとの共著『永遠の別れ』『ライフ・レッスン』をベストセラーにし、ホスピス関連で最大のベストセラーになった『The Needs of the Dying(死にゆく人に必要なこと)』は、マザーテレサに絶賛され、エリザベス・テイラーや、アンソニー・ホプキンス、マイケル・ランドンなどと共に、MJもケスラーのクライアントだったとのこと。

ディヴィッド・ケスラーのサイト、http://grief.com の「About David」には、他にもセリーヌ・ディオンや、ダイアナ妃、またMJの葬儀のときの写真もあるのですが、これらの写真をクリックすると、有名人の死の際、よくインタヴューを受けていることがうかがえるケスラーの動画に移動します。語っている内容はよくわからないものの、「実践的」と言われる感じがわかるというか、彼は、宗教の違いを超えて、幅広く受け入れられる「死」の話ができる人なのでしょう。

で、肝心の本書なんですが、

これが、マイケルの書庫にあったかどうかは確実ではなく、また、下記で見ると他書より評価も低いのですが、


実際にマイケルに会い、クライアントとして接していたというケスラーの単著3冊の中から選択したというのが理由で、これ以外に読んでいないので、他書との比較はできませんが、読んでみて感じたのは、想像以上に「スピリチュアル風味」がなかったこと。

医療従事者が、患者が亡くなったときに実際に見聞きした体験が淡々と語られていて、これらのエピソードをまとめた著者も、話すと「信用に傷がつきますよ」と言われたことなどを冒頭で語るなど、ディーパック・チョプラよりも普通の「医者が書いた本」という印象。

マイケルがクライアントだったのが、いつ頃のことなのかもよくわかりませんでしたが、年の離れた多くの友人だけでなく、死を目前にした子供たちとも数え切れないほど多く接してきたMJには、死とどう向き合えばいいのか悩むことが多かったことでしょう。また、死後の世界をどう考えるかは、彼の信仰を深める上でも、重要な問題だったと思います。

本書にその答えがあるとは思いませんでしたが、デスベット・ビジョンについて、医療従事者の証言だけでなく、文学作品における話題などもありました。



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by yomodalite | 2016-05-30 06:00 | ☆マイケルの愛読書 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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