映画『007 スペクター』

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しばらく前に、WOWOWの無料放送で『ディファイアンス』という、第二次世界大戦時、ユダヤ人狩りが始まったベラルーシで、ナチス親衛隊と地元警察に両親を殺され、森へと逃げ込んだ兄弟たちが、逃げてくる同胞のユダヤ人たちを次々に受け入れ、食料や武器を調達しながら共同体を築いていくという映画を観ました。

これまでの強制収容所でのユダヤ人=被害者という描き方ではなく、殺された両親の復讐を果たし、食料を調達するための山賊まがいの行動や、武器を調達して応戦するなどの末、終戦時には1200人もの同胞を救ったと言われる共同体のリーダー役を、ダニエル・クレイグが演じていて、それが、ジェームズ・ボンド役のタキシード姿よりも、ずっとハマっているように見えて、ようやく、クレイグの魅力に気づいたのですが、

気づいたといえば、「HIStory ティーザー」の検証で、ゴルバチョフ政権の前夜を描いた『レッド・オクトーバーを追え』を見ていて、CIAとソ連の原子力潜水艦の艦長が、お互いの考えを理解できたのは、「冷戦時代」だったからで、チェスの試合のように、先を読みあう展開に、今の映画のような残忍な殺し合いがなくていいなぁ・・・なんて思っているうちに、

そういえば、『レッド・オクトーバーを追え』は、艦長と同じくショーン・コネリーが演じた『007 ロシアから愛をこめて』(From Russia with Love)に対する、CIAの意趣返しだったことにも気づいて、

『007』シリーズの有名作品のことを、おしゃれなスパイ映画以上に考えたことがなかったんですけど、歴史についても、「HIStory」についても、思いを巡らすことの多い今日この頃、ようやく、その時代のスパイ映画がなにを描いていたのかが少しわかってきたというか、

それで、ショーン・コネリーのジェームズ・ボンドが、米ソ二国時代のスパイだったことを考えていたら、どうして、ダニエル・クレイグが、ジェームズ・ボンドに選ばれたのか、という理由もわかってきて・・

クレイグのボンド1作目は2006年、第二次チェチェン紛争の最中、プーチンが再選されて、ロシア軍がテロリスト掃討のために、チェチェンへの空爆を開始した頃だったんですね。で、、そんなことを思い出したら、特に観に行くつもりじゃなかった『007』の新作が、気になってきて・・今まで気がつかなかったなんて、私だけかも・・なんだけど、

ダニエル・クレイグって、最初から「プーチン」をイメージして、ボンド役に選ばれていたんですね。

金髪に青い目という、今までのボンドのイメージを覆しても、彼が選ばれたのは・・・ということを確認しに行ったんですが、やっぱり『英国から(プーチン)に愛をこめて』みたいな内容で・・

初めて『007』シリーズをリアルに感じることができました。

あーーー、私も大人になったなぁ…(って、自分いくつやねんw)







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by yomodalite | 2015-12-14 08:14 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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