映画『ラストナイツ』監督:紀里谷和明

ラスト ナイツ [DVD]

クライヴ・オーウェン,モーガン・フリーマン,クリフ・カーティス



『ラストナイツ』はモーガン・フリーマン、クライヴ・オーウェンという豪華キャストを主演に迎え、5年の歳月をかけて完成された紀里谷監督のハリウッドデビュー作。

紀里谷監督は、日本の監督としてはめずらしくヒーローをテーマに映画を撮られていて、これまで映像美に惹かれて、『CASSHERN』『GOEMON』という前作の2本も観てはいるんですが、「新造人間キャシャーン」も、歌舞伎の石川五右衛門も、2時間映画として、完成された物語になるはずなのに、どうして、こんなに眠くなってしまうのか・・脚本は監督自身が書くのではなく、別の人だったら・・

また、美術的にはすばらしいものの、その美的センスから、色調が統一され過ぎていて、2時間通してみると、変化に乏しく思えてしまう・・という私の不満は、今回の映画ではどうだったかといえば、

一言でいえば、改善されていました(何様ww)

「忠臣蔵」をベースにした脚本は、外国人によるもので、脚本が気に入って、監督は映画を撮ろうと思ったらしく、これまでのCG色を全面に押し出したことによる、創りこんではいても、平板に見えてしまう背景は、ハリウッド映画によくある感じになっていて奥行きが感じられ、美術的なすばらしさは、皇帝や兵士たちの衣装や、城の造形に生かされ、キャストも全員ハマっています。

浅野内匠頭に相当する役(バルトーク)は、モーガン・フリーマンなので、だいぶ「賢者」にはなっていますが、少し見どころが少ない印象で、大石内蔵助(ライデン)の、クライヴ・オーウェンは、緒形拳の感じだけど、あそこまでの人物描写が描かれる時間はなく、吉良上野介(ギザモット)の、アクセル・ヘニーは、伊丹十三を見て研究したでしょう。という感じ。

クライヴ・オーウェンと騎士対決をする伊原剛志は、存在感があって素敵なんだけど、髪型が惜しいw。もっとカッコよく映れる俳優さんのはずなのに・・

そんなわけで、やっぱり、「忠臣蔵」は、2時間では無理があるとは思いましたが、紀里谷監督のハリウッド2作目もたぶん観に行くような気がする。

◎ラストナイツ公式サイト





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by yomodalite | 2015-11-21 11:45 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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