マイケルとPOLICE

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これは、HIStory Teaser, Part 2「独裁者」の内容への私の補足です。


みなさん、③の記事にあった

あの巨大な像が除幕されたとき、私たちには片方の腕についた腕章が見える。そこには、エスペラントの星の下に、太字でPOLICEと記されている。

という部分、確認されました?





動画の(3:13〜)


本当に一瞬で、なにが書いてあるんだろうと注目させるように、ズームアップしておきながら、ほとんど読めないようにするという、隊長のイケズな性格というか、乙女心を鷲掴みにする、焦らしのテクニックというか、後々まで考察したがる人にちょいと餌をまいてやったみたいな、そんなこんなが入り混じった「よくあるやつw」にホイホイとハマって何度も見てみたんですが、

右から「ECIL~」と来て、その次は、私には「U」に見えて、もしかしたら、「POLICE」に見せかけて、ちょっぴり違うんじゃないかと。


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それで、実際の彫像の写真を探してみたんですが、なかなかその部分の文字がはっきり見えるものが見当たらなくて、

「ヒストリー」のプロモーションでは、ティーザーの映像だけでなく、川を横断する彫像とか、何体かの彫像が造られているのですが、映像で使われている彫像を造った人の写真によると、


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実際のバッジを参考にしているようですね。それで、気付いたんですけど(遅っ!)、この彫像は、デンジャラス・ツアーのときのMJを模して造られていますよね。それなら、ツアー衣装はどうなってたんだっけ?



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と、確認してみたところ、
はっきり「POLICE」って書いてありますね。

自分でもびっくりしたんですけど、私、この衣装のバッジが「POLICE」だったことに初めて気づきました(大汗)


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(黒Verの衣装も同じ)



MJのミリタリー好きも、警察関係のグッズが売っている店によく行っていた話なども知ってはいましたが、専属デザイナーを抱え、いくらでもオリジナルの衣装が創れるMJは、そういったものを参考にしてバッジを造っていても、何人ものカメラマンを雇って、後世に記録されることを大いに意識していた、あの世界ツアーの衣装のバッジが「POLICE」だったなんて・・・

あのサングラスを外すまでの長い長いあいだ、ずっーーーと凝視してたはずなのに、一体どこを見てたのか(でもね、大画面でブカレスト見ても、その文字はなかなか見えないんだってば・・再度言い訳w)、とにかくあのステージ上のMJは「POLICE」として登場して、サングラスでみんなを見回したあと、”JAM” を歌っていたんですね。


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(両腕のバッジは同じデザインで、アームバンドの星と月のデザインは「Man In The Mirror」のCTEシャツと同じ)。


ちなみに、
バッドツアーの衣装のバッジは「Special Officer」なんですよね(ヒストリーツアーのベルト部分にもついてますが・・)


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こちらは、マイケル・ブッシュの『キング・オブ・スタイル』(ただし、この衣装についても、ティーザーの衣装についても参考になる言及はなし)の表紙にもなってる、あの衣装の前面にいくつもついてて(ヒストリー・ツアーの衣装のベルトにも)、


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赤と黒とシルバーのこちらのスーツの腕部分にも同じ形の「Special Officer」が付いてます。


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Special Officerは、POLICEと違って、仕事内容がはっきりしているわけじゃなくて、仕えている場所によって異なるようなものだと思うんだけど、MJの場合は、世界中の人々を守るために特命を受けた大佐?みたいな感じかなぁ。。

でも、「POLICE」は、、

マイケル・ジャクソンは、兵士にも警察にも敵意を持っていないように見える。・・あのとても表情豊かな兵士たちへの敬礼は、ひとつのメッセージ・・抑圧者の意志を遂行する使命を負わされた人たちに・・敵意や憎しみではなく共感や尊敬・・(→ ④)

というのは、もちろんそのとおりで、MJは、2007年に来日したときも、米軍基地に慰問に行って、彼らに感謝のきもちを述べています。平和主義者であっても、軍の仕事についた人々や、主義主張がちがう人を馬鹿にしたり、批判や、敵意を見せることはしなかったですよね!

ですから、ここで警察官に対してそういった意味合いがあることは不思議ではないですし、アルバム『ヒストリー』で、トム・スネドンを歌ったと思われる「D.S」にしても、憎しみを昇華しなければ、時間をかけてあんなカッコイイ曲にできませんからね。

ただ、そういった理由で、デンジャラス・ツアーのオープニング衣装すべてと、ヒストリーティーザーまで、「POLICE」バッジというのは、ちょっと違和感ないですか?

この彫像の除幕式も、集まった人々は歓喜の表情を見せていますが、覆いを外す爆薬の指示を出している人物とか、夜空を飛び交うヘリコプターも、その物々しさは、世界共通の母と愛と音楽の癒やしの力を象徴して建てられた像への「祝祭」というよりは、

常にメディアに追われ、激しい取材合戦に巻き込まれ、そして、このあと起こった、裁判のときの史上最大のメディアの狂乱を「予告」しているかのような、、

そんなことを思って、「Special Officer」や、「POLICE」のバッジを付けているMJを見ていると、

僕は正義は信じてない。正義は信じているんだけど、司法の《正義判断》は信じていないんだ… MJTapes「黄金律に従おう」より

と言っていたこととか、「大審問官」(→要約リンク)のことなどが脳内をうずまき、ますますデンジャラス・ツアーの ”JAM” がカッコ良く見えてきたり、何度も仄めかしつつも、それ以上は言えないギリギリで書いた「この記事」にいただいた、ちいちゃんママさんのコメントの言葉を借りれば、「キリストの受難から殉教への道をなぞらえるスキーム・・」とか、あらゆるところにみられるMJの驚くべき計画性・・てなことも考えてしまって、しばし呆然となってしまったのですが、

ヘリコプターのシーンについては、「Part 3」でも言及されていますので、次回、そちらもお楽しみにぃーーー!

とりあえず、「エスペラント語」についての補足に、続きます!



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Commented by co at 2015-10-28 23:57 x
> 次回、そちらもお楽しみにぃーーー!
楽しみー♪
Commented by yomodalite at 2015-10-29 14:21
このシリーズへのコメントは、通常の30倍ぐらい嬉しいですっ!

coさんありがとーーーーー!!!!
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by yomodalite | 2015-10-28 06:00 | MJアカデミア | Trackback | Comments(2)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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