カワサキ・キッド /東山紀之

2009年から2010年に書かれたヒガシの自伝的エッセイを読もうと思ったのは、こちらのレヴューを見たから。

http://honz.jp/articles/-/41737

麻木氏が書かれているように、クールで、さわやかで、パーフェクトな立ち居振る舞いに一点の隙もないようなヒガシのイメージは、本書の冒頭から崩されるものの、新たに現れる別の顔に、一層惹きつけられていく。


僕は両足に大ヤケドをした。よほど衝撃が強かったのだろう。まだ1歳にならない、生後8ヶ月ぐらいのときの話なのに、いまもその痛みを肌がおぼえている。そのころ、僕の一家は、川崎駅近く、ソープランドが密集する界隈の、父方の祖父母の家で暮らしていた。


僕が役者としてバイブルのように思って繰り返し見ているのが、アレックス・ヘイリー原作の米国ドラマ「ルーツ」だ。



このブログでは、マイケルに言及されている場合、必ずメモするようにしているのですが、本書にはマイケルの名前がときどき登場するだけでなく、「マイケル・ジャクソンの衝撃」と、「マイケルの死」という見出しにマイケルの名前がはいったものもあります。

でも、本書からMJメモをするのは控えようと思う。マイケルのことが書いてある部分よりも、そうでない全体というか、カワサキ・キッドだという東山紀之のすべてに、日本の「マイケル・チルドレン」を感じるし、それよりも何よりも、しばしマイケルのことを忘れ、東山紀之の世界に浸っていたくなる本なので。

◎[Amazon]カワサキ・キッド(朝日文庫)東山紀之



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by yomodalite | 2015-09-04 00:00 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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