映画『エゴイスト』主演:アンディ・ガルシア

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なんとなく気になっていたけど、観ていなかった映画を見るシリーズ。
これは2001年の映画で、ミック・ジャガーの演技に興味があって観てみました。




「パサデナ 老婦人とノーベル賞受賞者の街 ハイテクと美術館の街 有名作家の住む街 まだ本が売れる街だ」ーー 売れない作家バイロン(アンディ・ガルシア)が、7年がかりで書き上げた本は書店のバーゲンブックコーナーに並べられていた。

まだおむつがとれない幼児を抱え、切羽詰まったバイロンは、バーで、ルーサー・フォックス(ミック・ジャガー)と名乗る男から声をかけられる。「作家なのか」「ええ」「有名なのかい?」「“ヒトラーの子”という駄作が1冊だけ。。僕の存在そのものが投げ売りなんです。。夢が破れたあとに残ったのは、貧乏という現実だけ」…「私のオフォスに来るといい」ルーサーが差し出した名刺には「エリジアン・フィールズ社」と書かれていた。

『エゴイスト』という邦題からは、どんなストーリーなのか想像できなかったのだけど、原題は『The Man From ELYSIAN FIELDS』。「エリジアン・フィールズ社」は、上流階級の婦人に男性を派遣する高級エスコートクラブ。追い詰められたバイロンはそこで働くことになり、ピュリツアー賞受賞作家の若き妻と出会い、妻の不倫を認める老作家(ジェームズ・コヴァーン)と「共作」するというチャンスにも恵まれる。。

ストーリーに予想外なところはないものの、生真面目な売れない作家を演じるアンディ・ガルシアが魅力的。

ミック・ジャガーが選んだ役にも間違いがなく(とにかく失敗しない男)、ジェームズ・コバーンの晩年の作品(この作品の1年後に亡くなった)でもあり、その他、細かい部分まですべてのキャストが決まっている。例えば、バーゲンブックコーナーで出会う客のロザリンド・チャオとか、前借りにいった出版社の編集者が、『24』でCTUのリーダーを好演していたザンダー・バークレーだったり、バーテンダーが『On The Air』の誰にも見ることの光景がいつも見えてしまう、超遠視に苦しむ音響効果マンをはじめ、素敵な映画にちょこちょこ顔を出すトレイシー・ウォルターとか、物語の冒頭にほんの一瞬だけ顔を出すキャストが映画のクオリティを高めていて、全体を通してビターな上質感がありました。

アンディ・ガルシアが好きな人なら、きっと満足できると思う。

監督のジョージ・ヒッケンルーパーは、共同で監督した「地獄の黙示録」のドキュメント映画『ハート・オブ・ダークネス』しか観ていなかったけど、他の作品も観てみようかなぁ。。





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by yomodalite | 2015-07-09 06:00 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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