『絶歌』/元少年A(2)

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私はなにか調べたいことがあると、かなりしつこくネット検索することがあるけど、誰かの感想については、自分が見たり読んだりする前には、極力見ないようにしてます。

『絶歌』に関しては、大きく報道されたので、多くの批判があることだけはわかっていたけど、読了後に、ブログに参考記事を載せるために少しだけネット徘徊したら、想像以上にあらゆる人々が、その内容にも、出版にも厳しい批判をしていて、あらためて驚いた。

あらためて、、だなんて、

今さらそんなことで驚かないよね(笑

単に書き言葉の「常套句」を使っただけだって言いたいけど、

でも実は、本当に驚いたの、マジで(バカって懲りないね)

いっぱい驚いたのあったけど、メンドくさいから一個だけ。


内田樹 ‏@levinassien 6月16日
ある週刊誌から「絶歌」読んで感想聞かせてくださいというオッファーがありました。「やです」とご返事。「邪悪なもの」は近づくだけで何かが損なわれるから近づかないようにというのは師匠の教えです。

内田樹終了ーーーーー!!!(しないで欲しいけど。。)

佐々木俊尚氏の『21世紀の自由論』で、

この勢力はたとえば、原発に反対し、自衛隊の海外派遣に反対し、日本国憲法九条を護持し、「国民を戦場に送ろうとしている」と自民党政権の集団的自衛権行使や特定秘密保護法案に反対している。文化人で言えば、作家の大江健三郎氏や瀬戸内寂聴氏、音楽家の坂本龍一氏、学者では「九条の会」事務局長で東大教授の小森陽一氏、神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏、経済学者の浜矩子氏。政治勢力としては福島瑞穂氏と社民党、生活の党と山本太郎となかまたち。元経産省官僚の古賀茂明氏。一緒にくくられることに抵抗のある人もいるだろうが、メディアの上で「リベラル勢力」という呼び方で視界に入ってくるのはそういう人たちだ。

しかしこの「リベラル勢力」は、いま完全にほころびている。

最大の問題は、彼らが知的な人たちに見えて、実は根本の部分に政治哲学を持っていないことだ。端的にいえば、日本の「リベラル」と呼ばれる政治勢力はリベラリズムとはほとんど何の関係もない、彼らの拠って立つのは、ただ「反権力」という立ち位置のみである。

イギリスでは、ブレアの人道的介入に対して、保守派が「国内の利益を最優先すべきだ」と批判した。保守派は一国平和主義的な思想を持つ傾向が強い。そうなると日本の「リベラル」は、欧米の保守派の意見に近いということさえ言えてしまう….

という主張を自ら証明してしまっている、のでは?

そんなことよりも、もっと大事なことが、、というのはわかるけど、それなら、なにもつぶやかないで欲しかった。現代日本では一応「思想家」なんだから。。(ぐっすん)


僕は野球選手の名前も、テレビタレントの名前もほとんど知らなかった。当時の僕にとってのスターは、ジェフリー・ダーマー、テッド・バンディ、アンドレイ・チカティロ、…… 世界に名を轟かせる連続殺人犯たちだった。映画『羊たちの沈黙』の公開を皮切りに90年代に巻き起こった「連続殺人犯ブーム」に僕も乗っかり、友だちの家に揃っていた『週間マーダーズブック』や、本屋に並んだロバート・K・レスラー、コリン・ウィルソンの異常犯罪心理関係の本を読み耽った。(『絶歌』より)


90年代、酒鬼薔薇より遥かに多くの人を残虐に殺害した人についての本がたくさん出版されていたし、そういった殺人者を扱った本だけでなく、実際に猟奇殺人を犯した佐川一政は、ほんの数年の療養を経ただけで、サブカル界で活躍する場を与えられていた。確実にその頃の業界を知っている人間が、いったいどの口で、出版社のモラルだなんて言っているんでしょう。

(一個って言ったくせにぃ、、)

◎久田将義コラム


サブカル界の人間がこぞって「正義」を振り回す時代がくるなんて、90年代には想像もしてなかった。時間に追われて、お金のために書いたくせに、人間としての自分の「心」を優先だなんて、よくもそんな「薄っぺら」なことを(驚)。『実話ナックルズ』とか『ダークサイドJAPAN』のような下衆な(いい意味でw)雑誌を創っている人たちは、正義を売ることだけはしないという「矜持」を持っているものだと思っていた私が甘かったです。「GOD LESS NIGHT」よりよっぽど鼻じらんでしまったんですけど、、

「遺族」の気持ちを第一に考えるということがどこまでできるものなのか、安保法案や、今後の日本の様々な問題への対応も踏まえて、拝見させていただきますね。


なんだかんだ勢いづいたから、もう一個言っとくw

◎元少年A『絶歌』よんでみた : ロマン優光連載33

かつてはトンガリ少年だった自分が、すっかり「凡庸で薄いサブカルさん」になったからって、どシロウトが書いた初めての作品に、自分の現状をぶつけてどうするの?


こちらは、共感した記事。


本当に残念なことだけど『絶歌』について書かれた著名人の批判より、元少年Aが書いたものの方がずっと「心に迫った」。

残虐非道な殺人鬼なのに、どうしてかなって思ったけど、彼が、誰よりも更生しようとしてたからなのかも。。それが仮に、出版社側の「クリエイティブ」であったとしても、お金を出す価値があったのは『絶歌』の方なんだから、売れたってしかたがない。

いつの時代も極端にふれた動きしか見えないし、強く批判している記事もモラルや遺族のためではなく「お金のため」。ただ、本家よりも考えていないし、もはや本も買えないビンボーな人をお客にするには、これぐらいの文章で十分だって思っていることも大勢の人に見透かされている。

「正義」が蔓延るのは、経済のために「戦争」だってしかたがないと、みんな心の中では認めているから。



2015年06月17日
訃報「アスタルテ書房」店主・佐々木氏ご逝去

エディション・イレーヌ松本氏から連絡をいただきましたが、アスタルテ書房店主の佐々木一彌氏は、6月14日夜に入院先の病院でお亡くなりになったとのことです。お葬式等はすでにご家族のみで済まされたとのこと。アスタルテ書房については、ご子息には引き継がれる意思がまったくないそうなので、このまま閉店となるのでしょう。在庫品は古本組合の市で処分されることになりそうで、閉店セールの予定もいまのところないようです。

もう、京都まで終了しそう。。。(泣)





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by yomodalite | 2015-06-19 17:35 | 裁判・法律・犯罪 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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