映画『永遠の僕たち』監督:ガス・ヴァン・サント

f0134963_16381061.jpg


ビートルズの “Tow Of Us” で始まる、
ガス・ヴァン・サント監督の2011年の映画。

♪ 僕らは絵葉書を送って、家の壁に手紙を書く

君と僕、マッチ棒に火をつけ

かんぬきは外したけど、まだ家に帰る途中さ

僕らは帰るところ、家に帰るんだ

僕らの家に(映画字幕より)♪


そして、バスに揺られていた少年イーノックは葬儀会場へと到着する。壇上では、青年が故人の思い出を語っている。


「クリスは生来のおどけ者で、お得意のジョークを誰にでも語ったものです。その時々で質問が変わる。“ボートの定員は何人?”“エレベーターの定員は? 車の定員は?”

オチはいつも同じ。“ドデカ頭ひとり分” 大切に隠している本に載っていたそうです。人に見せずに。。。弟は亡くなる直前、打明け話があると言いました。“兄さん、ジョークの載った本なんてなかったんだ 全部、僕の創作さ 探そうと思わないで”」


その会場で、イーノックはアナベラに出会う。彼女も「見知らぬ人の葬儀」に来ていた“仲間”だったのだ。


次第に心を開くうちに、彼は、彼女に神風特攻隊の友人ヒロシを紹介し、彼女は自分が余命3ヶ月のガン患者だと告げる。。。



f0134963_16525251.jpg

彼女が亡くなるまでの期間が、この映画の物語なのだけど、これは、人生に限りがあるから、今を大事に生きなくては、、という映画ではなく、


もし、あと3ヶ月で人生が終わるのなら、ガマンしなくてもいいことがたくさんあって、目の前にいる相手と同じ夢の中にいられて、ずっと幸せが消えることもないのに。。と思ったことがある人のための、


自分と “彼” がまったくちがう生き物だということも、彼の目に映っていた自分の姿も知ることなく、


セックスはふたりがひとつになるものだと思っていた時代の、思春期の白くて柔らかくてシミだらけのベッドを思い出させてくれるような、、


甘美な夢の映画でした。



[PR]
トラックバックURL : http://nikkidoku.exblog.jp/tb/24064880
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by yomodalite | 2015-05-27 06:00 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite