1992年「シカゴトリヴューン」インタビュー

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2ヶ月ほど前のジョセフ・ヴォーゲル氏のツイッターで、


@JoeVogel1

An incredible 1992 interview with Michael Jackson I had never seen before...


ヴォーゲル氏が、今まで見たことがないインタビューってどんなの?って思って見てみたところ、私も読んだことがなかった素晴らしい内容に驚くと同時に、シカゴトリヴューンだなんて有名紙のインタビューが、どうして今まで埋もれてたの?と疑問に思っているうちに、時間が経ってしまったのですが、


雑誌とちがって、新聞の場合、当時は、ネット上にアーカイブがあるわけではなく、手に入れられた人も、読んだ人も限られていたからかな。ということで、とりあえず納得しました。


アメリカではデンジャラスツアーが行われなかったのに、米国一流紙によるインタビューが、わざわざミュンヘンに出かけて行われていること、また、その内容は、当時出版されたばかりだった『Dancing The Dream』に焦点をあてていて、本来、それが当然ではあるものの、質問者がMJを尊敬していて、至極まっとうな質問をしていることが新鮮で、また、質問内容がこれまでと違うからなのか、マイケルが使っている言葉もいつもとは違っているように感じました。


日本語の気になる点は、遠慮なくお知らせくださいませ。


Source : http://articles.chicagotribune.com/



Out Of The Mouth Of Michael . . .

マイケルの口から出た言葉。。


August 16, 1992 / By Glenn Plaskin.


Between performances on his whirlwind European tour, Michael Jackson agreed to this rare interview with Glenn Plaskin. An emissary was sent to hand-deliver the questions to Jackson in Germany after his Munich concert, whereupon he dictated his answers, which were then transmitted to his literary agent in Washington, D.C. The answers were typed and faxed to Plaskin for publication.


あわただしいヨーロッパツアーのパフォーマンスの間、マイケル・ジャクソンはグレン・プラスキンによる、この珍しいインタヴューを受けました。 ジャクソンへの質問を手渡しするために、ミュンヘンのコンサートの後ドイツに向かい、そこで、マイケルは質問に答えてくれました。それはワシントンにいる彼の著作権代理人に送られ、タイピングされ、出版のため、プラスキンにファックスされました。


(ここからインタヴュー)


I like that you care, drawing attention in your new book ``Dancing the Dream`` to ``a child crying in Ethiopia, a sea gull struggling pathetically in an oil spill, a teen-age soldier trembling with terror. . .`` Do you think we`ve become numb to all this?


私は、あなたの新しい本「Dancing the Dream」において、あなたが、エチオピアで泣き叫ぶ子供、石油の流出で悲しそうにもがいているカモメ、テロの恐怖に震える10代の兵士などを気にかけ、描いていることを好ましく思っています。あなたは、私たちがこういったことに鈍感になってしまったと思いますか?



``No, I don`t think we have become numb to these tragedies. We are seeing a worldwide resurgence and restoration of basic human values and concern for the sacredness of all life on our planet.``


いえ、私たちがそういった悲劇に鈍感になったとは思っていません。私たちは、全世界の再建にも、基本的人権の価値や、私たちの星で生きるうえでの神聖さに対する懸念といったことにも、目をそらしてはいないと思います。



Your book is filled with an old soul`s wisdom about life. Do you think of yourself as a philosopher?


あなたの本には、人生に対する先人たちの叡智が詰まっていますね。あなた自身は、自分のことを哲学者のようだと思うことはありますか?



``I don`t think of myself as a philosopher. I think I have a purpose, as does everyone else on Earth. To find that purpose and to live to express it is to ignite the spark of divinity within us.``


自分を哲学者だとは思っていません。僕は地球上の誰もがそうであるように、自分には生まれてきた意味があると考えています。その意味を探して、それを表現して生きることが、私たちにとって神聖の光を放つことだと。



Did all the poems and essays in the book come from a daily journal?


この本の中にある詩やエッセイは、日々書きためたものですか?



``I don`t keep a journal. Ideas gestate and incubate in my mind.``


日々書きためたわけではなく、アイデアは心の中で育てて、生み出します。



You always say dreaming is so important. Have you realized all your dreams?


あなたはいつも夢見ることはとても重要だとおっしゃいますね。すべての夢が実現しましたか?



``No. I haven`t. Without dreams there is no creativity. The creative urge in us comes from discontent-a divine discontent that seeks to change, to transform, to fill the world with more magic. My priority in life is to make a difference, to tread unfamiliar, uncharted territory and to leave some trails behind.``


いえ、まだですが、夢がなくては創造はありえません。変化しようとする、私たちの創造的な衝動は、不満から来ます、神聖な不満ですね。世界をより多くの魔法で満たすこと。人生における僕のプライオリティーは、世界に変化をもたらし、見知らぬ道に足を踏み入れて、未知の領域を歩み、そこに足跡を遺すことです。



What do you like about kids and how do they revive you when you feel burdened?


子供のどんなところが好きですか、あなたが重荷を感じるようなとき、子供たちは、どうやって元気づけるのですか?



``Children are innocent and they are non-judgmental. They revive me, because they help me find my own inner child, without whom I would be lost. From children we can learn to love, to forgive, to create anew in everything and to heal the world.``


子供たちは無垢で、ジャッジをしない。彼らは僕の内側にいる子どもを見失わないように、手助けをしてくれて、僕を生き返らせてくれる。子どもたちから、私たちは、愛することや、許すこと、新たに創造し、世界を癒すことを学ぶことができます。



When you`re alone, do you feel lonely or contented?


ひとりでいるとき、あなたは孤独を感じますか?それとも満足感でしょうか?



``I know how to experience solitude. Loneliness can be a harsh experience, but solitude is love and consciousness with all of life.``


僕は、独りで過ごす方法を知っています。孤独は辛い経験にもなりますが、独りでいることで、すべての人生において、愛を意識するということもあります。



You often speak of God and spirituality, and you were reared as a Jehovah`s Witness. Do you consider yourself a religious person today?


あなたは、しばしば、神や精神性について語り、「エホバの証人」として成長しています。今のあなたは自分を宗教的な人間だとお考えですか?



``I don`t consider myself religious in the sense of subscribing to a particular dogma. I would consider myself spiritual-in that I believe there is a domain of awareness in which we can experience our universality. I read all kinds of religious literature, because I believe there is truth in all of them.``


特定の教義を信じるという意味では、信心深いとは言えませんが、僕は、この世界に共通して認識できる考え方があると信じているので、そういう点では、精神的なものを重んじて生きていると思います。僕はあらゆる種類の宗教の文献を読みます。そのどれにも、真実が含まれていると信じているからです。



In your book`s essay ``Trust,`` you write: ``We think separating ourselves from others will protect us, but that doesn`t work. It leaves us feeling alone and unloved.`` Do you feel imprisoned by your fame?


本の中のエッセイ「Trust」で、あなたは「距離さえ保っておけば、自分の身を守れるという考えは間違いで、それでは、いつまでたっても孤独で、自分が愛されていないと感じることから脱け出すことができない」と書いていますね。あなたは、名声を得たことで、監禁されているような感覚にとらわれることはないですか?



``Yes. Fame can be imprisoning. But the best part of being Michael Jackson is that I know I can interact with millions of people; and in that interaction we exchange something.``


ええ、名声によって、監禁されていくことはあります。でも、マイケル・ジャクソンであることの最もすばらしいことは、自分が何百万人とも交流できることだと思います。そして、そういった触れ合いから、私たちは大切なものを交換します。



Which is . . .


それは、、



``Love. It is exhilarating. It is magic.``


愛です。それは素晴らしく素敵な、魔法ですね。



I bet you could have been a great ballet dancer. Your mother once said you could imitate almost any dance move by the time you were 5. When you`re dancing onstage, how does it feel and how hard do you work at it?


あなたは、偉大なバレエダンサーにもなれたでしょう。あなたの母親は、あなたが5歳の頃から、どんなダンスでも真似することができたと言っていました。あなたは、ステージで踊っているとき、それをどのように感じますか?また、どれぐらい熱心に練習をしているんですか?



``I dance to express my bliss. I do not strain at practice when I`m dancing. I just feel that the dance is dancing itself through me. I`m an instrument for the expression of ecstasy.``


僕は自分の喜びを表現するために踊っています。無理に練習するようなことはしません。ダンスが僕を通して踊っているように、僕は歓喜を表現するための道具なんです。



Give us a few secrets: What do you eat, how do you exercise?


少しだけ秘密を教えてください。あなたは何を食べ、どのようなエクササイズをしていますか?



``My life is not constrained by special diets or exercise routines! I have fun with my friends or by myself. I like to see movies, read books, dance-and sometimes do nothing.``


特別な食事や、決められた運動で束縛されるようなことはないです。友人と一緒に、あるいは、ひとりで人生を楽しんでいます。映画が好きですし、読書も、ダンスも、時には、何もしないことも。



You write so much about animals. What can we all learn from them?


動物についてもたくさん書かれていますね。 私たちは、彼らから何を学ぶことができますか?



``Animals do not kill out of cruelty, greed or jealousy. And most do not kill their own kind. We are the only animals that plunder and destroy the Earth! But we are learning, and it is not too late.``


動物は残酷に殺害するとか、貪欲に嫉妬したりしませんし、ほとんどの場合、同じ種族を殺すこともないですが、私たちは地球を略奪して、破壊する唯一の動物です。でも、私たちが学べば、遅すぎるということはありません。



Speaking of animals, after the sexy, violent ``panther`` section of``Black or White`` created so much controversy, amateur psychologists speculated that you were letting off tremendous feelings of anger about . . .


動物の話といえば、『Black or White』の性的で暴力的でもあるパンサーシーンは、多くの論争を巻き起こしました。アマチュア心理学者たちは、あなたが周囲にとてつもない感情を爆発させていると推測していましたが、、



``Anger and rage are the prelude to a shift in consciousness. Unless we feel rage at some of the inequities and injustices of our society, there is no hope for transformation.``


怒りや激しさは、意識が変動する前兆です。 私たちが不正に対していくらかの怒りや、社会への不当性を感じない限り、変革への希望はありません。



Your videos are state-of-the-art, like a mini-motion picture. Would you like to make feature-length films?


あなたのビデオは、最高の技術水準をもった短編映画のようですが、長編映画を創りたいと思いますか?



``I`m going to produce and direct many feature films; movies that bring out the magic of life that entertain but also make people think.``


たくさんの長編映画を製作し、監督したいと思っています。人が楽しめるだけでなく、考えさせられるような、人生の魔法についての映画を。



In the meantime, when you`re composing songs for your next album, do the words come first or the music?


ところで、次のアルバムのために、曲を創っているとき、最初に、歌詞が浮かぶのですか?それとも、メロディですか?



``I first hear the music and feel the dance, and then the words come spontaneously.``


最初にメロディが聴こえて、それからダンスを感じて、そのあとに、自発的に言葉がやってくるという感じです。



In your essay ``On Children of the World,`` you say so many children have had their childhoods stolen from them. As a child star, did you feel that way?


『On Children of the World』というエッセイで、「大勢の子供たちは、こども時代を奪われている」と書いていますね。チャイルドスターとして、あなたもそのように感じたのですか?



``I certainly did not have a routine childhood. But the magic was always there.``


確かに、僕には普通のこども時代はありませんでした。ただ、こども時代の魔法はいつもそこにありました。



We`ve all seen Elizabeth Taylor fight so passionately for AIDS funding and compassion. What quality do you like most about her as a friend?


私たちは全員、エリザベス・テイラーが大変情熱的にエイズのための基金や、理解のために尽くしていることを知っています。友人として、あなたは彼女のどのようなところが好きですか?



``Elizabeth has passion for life. We must live with passion.``


エリザベスの生きることへの情熱ですね。私たちは情熱をもって生きるべきですね。



Having hosted Elizabeth Taylor`s wedding last October, do you dream that one day you might have a wedding of your own?


去年の10月に、エリザベス・テイラーのために結婚式を主催されましたね。あなたも、いつか結婚式をあげることを夢にみますか?



``My life is the present. And the excitement of life is to step into the unknown every morning. I look forward to the future-whatever it brings.``


人生は贈り物だと思っています。毎朝、未知の世界に踏み出すことで、人生の興奮を感じます。僕は未来がもたらす、すべてを楽しみにしています。



(June 27, 1992 ミュンヘン公演日のインタビューだとすれば。。)



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by yomodalite | 2015-04-13 08:37 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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