マイケルとハワード・ヒューズ[8]ヒューズが先生だった…?

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マイケルとハワード・ヒューズ[7]の続き

マイケルが、ヒューズを「僕にとって、彼はある意味、先生なのかもしれない」と言ったのは、彼が、エジソンや、ディズニー、ヘンリー・フォードのような人物に対しても、終生尊敬を失うことなく、笑われたり、無知だと批難され、たとえ全世界を敵に回したとしても、世界に自分の足跡の残した人々は、みんなそうだったのだから、自分を信じて進め。と言っていたことと同じような意味かもしれません。

でも、ヒューズについて調べてみたら、
あちらこちらで「ン?」と思うことがいっぱいあったので、

思いつくまま、半ば強引にw、こじつけようと思います(笑)




では、、

フレッド・アステアや、チャップリン。。MJの口から出るスター達は、同年代のポップスターより遥かに懐古趣味的で、クラシック映画ファンではなかった当時の私には知らない人ばかりだったんですが、

スリラーで、グラミー賞を総なめにし、キャサリン・ヘップバーンの名前を出していたときも、彼女のことをあまり知らなかったのですが、今考えると、これもヒューズの影響かもしれません。



ヘップバーンについては、3:45〜


ヒューズとヘップバーンについては、ダメダメ映画の『アビエイター』でも描かれていますが、彼の華やかな女優たちとの交流の中でも、その関係がもっとも有名な女優。

このときMJは、ヘップバーンを親友と言っていますが、彼との交流を世間的にもオープンに見せていたエリザベスと違い、ヘップバーンはMJについてさほど語っておらず、むしろ、MJの方がこの伝説的な女優との関係を公表したがっていたように思えます。

私がようやく彼の魅力がわかり始めたデンジャラス期後半も、彼がエリザベス・テーラーという、おばさん女優(当時の偽らざる感想。)と仲良くしているのが不思議だったのですが、MJが出演したオプラ・ウィンフリー・ショーでも、オプラの彼女への対応は失礼なもので、いくら伝説的な大女優でも、あの当時、エリザベスと親しいということが、世間的な評価のうえで、MJにプラスになったとはいえないような。。

それなのに、MJは妙にエリザベスと仲がいいことを見せつけていますよね?

実は、エリザベスはヒューズからの誘いに
一度も乗らなかった唯一の女優と言われているんです(笑)

ボスのベリー・ゴーディが恋愛相手としても、仕事としても、こよなく愛したダイアナ・ロスと言い、MJがただの「熟女好き」ではなくw、こうなりたいと思った男たちが愛した女性に、自分も認められたいという「癖」をご存知の方には、すんなり納得していただける話ですよね(笑)


(余談ですが、、、

MJが「先生」と公言しているマーロン・ブランドは、『革命児サパタ』で、後にヒューズの奥さんになるジーン・ピータースと共演しているのですが、狙った女で落とせなかったことはないという(汗)という強者のブランドは、当時、ジーンがヒューズの彼女と知って、闘志に火がついたんですが、ヒューズはロケ場所のメキシコにまで、ボディガード兼お目付役兼お手伝いさんを、24時間体制で付き添わせていて、夜中の2時に家の屋根によじ登ったものの、ハワード・ヒューズの警備を突破することは出来なかったと。自伝に書いてますw 

こーゆー話が、MJにとっての「萌え」だと思うんですよね。

もっとも、MJは、エリザベスと寝てはいないと思いますが、、ただ、落とそうと思った女でもない相手に、あれほどゴージャスなプレゼントをする男は、MJぐらいでしょ。。

それと「マイケルとハワード・ヒューズ[6]」にも、ブランド自伝からの文章を追加しました。)


スリラーや、バッド期のMJに、もっとも接近していた有名女優は、ジェーン・フォンダだったと思いますが、父のヘンリー・フォンダのために、ヘップバーンとの共演作をも創った彼女に対しては、彼はあまり語ろうとしていません。超有名俳優を父にもち、芸能一家に育って、父との確執を経験し、自身も有名女優になって、永年活躍したフォンダは、MJが好むタフな生き方をしたようにも思えるのですが、フォンダのMJへの熱視線と比較すると、むしろ冷たいような。。

その理由のひとつは、「MJがやろうとしていたこと」を、様々な人が熱く語っていますが、どういった方向であれ、政治に関わらないというスタイルのMJにとって、当時のフォンダは政治的過ぎたのかもしれません。彼は常に弱者に目をむけていますが、「リベラル」ではなく、その時代の多くの人が惹き付けられる「社会的正義」には、常に冷ややかでした。

そして、そのもうひとつの理由は、
ジェーン・フォンダは、映画スターベスト50のリスト入りしてないんです!


ヘップバーンとエリザベスは、共にオスカーを2度獲得した大女優で、1999年の「AFIアメリカ映画100年シリーズ」が選んだベストテン女優で、当時存命していたのは、このふたりだけ。

MJが自分との関係を見せようとしないヘップバーンを捨て(笑)、フォンダを冷たくあしらい、エリザベスに走った(笑)理由はそこだったんですねぇ(爆)

MJが、こういったチャートがどれだけ好きだったかは、よく知られていることですが、これらのリストから、自分が交流すべき人物を選んでいたのかと思ってしまうぐらい、彼は憧れだけでなく、実際にその世界の住人になろうしていたようです。

さらに、ヒューズとの関連を、このチャートから見てみると、

1位のハンフリー・ボガートは、「スムース・クリミナル」の「THIS IS IT」ヴァージョンにも登場していますが、ヒューズが世に出した『暗黒街の顔役』を源流とするギャング映画のスター、また、2位のケーリー・グラントは、ヒューズとホモセクシャルな噂も立つほどの親友。9位のスペンサー・トレーシーは、ヒューズと別れた後のキャサリン・ヘップバーンが生涯愛した俳優としても有名ですね。

2位の女優、ベティ・デイヴィスもヒューズと浮き名を流したことで有名な女優で、14位の女優で、フレッド・アステアと共演し、MJがダンスの練習をするとき、姉妹にその役を振っていたジンジャー・ロジャースも、ヒューズとつき合っていた女優ですが、ジョン・キーツは、ヒューズがロジャースとデートしているとき、同席した、こんな女優の言葉を紹介しています。

あなたのボーイフレンドは、映画に出演すべきよ。顔つきがいいだけでなく、「ウン、ウン」という気のない相槌だけで、名演技をやり通せそうだわ。世界で一番「ウン」の上手い俳優は、ゲイリー・クーパーだけど、もし彼(ヒューズ)が、カメラの前にたったら、きっとゲイリー・クーパーよりも、「ウン、ウン」のうまい俳優になるわ。

で、ここで登場した11位のゲイリー・クーパーの若い頃。

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若い頃のクーパーは、後ろ向きに立っていても、女性の心をつかむと言われた二枚目俳優ですが、美男を見飽きている女優のヒューズへの評価も、ただ二枚目というだけでなく、特別な雰囲気があったという意味が感じられるのですが、俳優であるクーパーの40歳を超えた姿と比較しても、ヒューズのカッコ良さは遜色ないと思うのですが、別にカッコ良くある必要のないヒューズの容姿の衰えの方が、なぜか、ウルサく言われているのは不思議です。


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ベスト俳優チャートに戻りますが、、ボガートと一緒に「スムース・クリミナル」の「THIS IS IT」ヴァージョンにも登場した19位のリタ・ヘイワースも、ヒューズとつき合った女優ですし、そもそも、「スムース・クリミナル」のステージで何度も繰り返されている、シルエットを使った「フィルム・ノワール」を思わせる演出の源流にも、ヒューズが世に出した映画があり、

22位のジーン・ハーロウは、ヒューズが監督した映画の主演女優として、彼自身が見いだし、スターにした女優。そして同じく、ヒューズがスターにした女優として有名なジェーン・ラッセルは、その後マリリン・モンローとの共演で、セックス・シンボルの座を彼女に明け渡すことになりましたが、そのポスターはMJの部屋にも大きく飾られていました。

まったく違う種類の仕事で、いくつも歴史に残る仕事をしたヒューズですが、映画関係をさらっと見ただけでも、MJが何度もヒューズの足跡を感じていたことが少し感じられたでしょうか。

その他、顔に影響が出るような大きな事故にあった直後もめげずに、すぐ復帰したとか、

(グラミー授賞式は火傷事故からまもない時期。その頃ヘップバーンと会話していたら、ヒューズが大事故の直後に、公聴会に出席した勇姿について絶対に聞いたはず!)

外に出るときのファッションは、いつも同じようなスタイルで、部屋にいるときは、ほとんどパジャマ。。

というのも、ヒューズの影響かもしれませんし、

ヒューズの戦略から、ヒントを得たと思われる、MJの「戦略」について、もっと書いておきたい気持ちはあるのですが、読んでくださる方がヒューズを知らない状況で、これ以上書くのはしんどいので、それはまた別のMJ考察のときに、小出しにしていくことにして、

とりあえず、ヒューズと一旦別れて、
Xscape を聴きながら、途中まで書いてペンディングになってるのとか、
去年からやってる「MJ翻訳もの」とか、
読書日記とかw、
諸々、手をつけたいと思います。。


一番上の写真の「元写真」。
クリックすると特大化しますが、今回は諸事情のため「スタンプ」入り。。(謝)

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[余談のおまけ]

上記のリストを見ていて思ったのですが、

あまりにも特徴的な鼻から、ほとんど忘れられている、
MJは、なぜアゴを割ったのか?という疑問。

これまで、グラントとボガート由来については、うっすら書いてはいるんですけど、

この2人の「ケツあご」が、1位と2位だったんですねぇ。。

(上記のリストは1999年のものですけど、そこに挙げられているスターの名前から、おそらく20年前でもほぼ同様だったでしょう)








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by yomodalite | 2014-05-21 08:46 | MJ考察系 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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