書き出し「世界文学全集」/柴田元幸(編集・翻訳)[1]

先日、あの池袋本店をも凌ぐ国内最大の売り場面積を誇る梅田の丸善・ジュンク堂に行ったら、柴田元幸・責任編集の文芸誌「MONKEY」がおしゃれにディスプレイされてて、

それで、ハッとしたんです。

最近、私の読書にオサレ感がないのは「柴田元幸」が足らなかったからではないかと。

本書は、世界文学全集などでよく目にする作品の、書き出し部分だけ新訳を作って並べてみた」という本で、修行だと思って読んでた古典も「柴田元幸」で読めば。という期待が膨らみます。

「まえがき」では、

既訳に喧嘩を売るつもりはまったくない。この作品は既訳がよくないから新訳が出るべきである、とかいったメッセージはいっさい込めていない。あんまり強く否定すると、かえって実はそういう意図があるんじゃないかと勘ぐられそうだが、ほんとうにそういう意図は、ない。

などと言い訳されていますが、絶対「どーよ」みたいな感じで
リリースされたとしか思えません(あくまでも勘ぐらせていただきますw)!

で、、その素敵なラインナップはこちら!

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「重訳」で読む編には、英語以外の原著の「英訳本」から柴田氏が翻訳されたもので、
「源氏物語」は1929年〜2001年の3パターンが紹介されています。

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下記は、辻原登氏の『東京大学で世界文学を学ぶ』を読んでから気になっていた『ドン・キホーテ』の「書き出し」から、

私がますます気になってしまった箇所を抜粋(太字部分)。

・・・・文章は明晰、言葉遣いにも趣向が凝らされ、真珠よりも貴重と彼には思え、とりわけ愛の告白や恋文はそう感じられて、次のような文章にしばしば出会ったりしたーーー

「わが理性(リーズン)が向かうところの非理性(アンリーズン)の理由(リーズン)は私の理性(リーズン)をかくも弱めてしまうので、私は正当な(リーズン)をもってあなたの美しさを嘆くのです」。あるいはまたーーー

「高き天は汝の神々しさ星々でもって神々しく高め、汝を汝の偉大さに相応(ディザーブ)の価値(ディザート)に相応(ディザーブ)の身とするのです」


こちらは「児童文学」と「怪奇幻想」ラインナップ!

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なんだか、最近、うっかり「魂」を感じてしまっていた方々の名前や、
ハマりまくってた、ポーも登場!

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詩篇で選ばれていたのが『ユリイカ』だったことに興奮してしまったので、

本書について、もう少し続けます!





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by yomodalite | 2014-02-27 08:38 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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