吉田豪の喋る!! 道場破り プロレスラーガチンコインタビュー集

吉田豪の喋る!!道場破り プロレスラーガチンコインタビュー集

吉田 豪/白夜書房

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わたしは、橋本真也と小川直也の対戦に胸が熱くなったり、K1やプライドのような格闘技イベントは好んで見ていましたが、

プロレスはほとんど見たことがなく、本書で何度も登場する、新日とか、全日とか、Uインターとか、それぞれの大イベントや、有名試合についてもまったく知らず、

登場するプロレスラーの方で、顔とお名前がわかった方は全体の半分以下で、多くの団体が旗揚げしたり、また、そこから独立したり、引抜かれたり、経営に失敗したり、、といった変遷もさっぱりわからないのですが、

でも、なぜかプロレスラーの話を聞くのは大好きなんです!

知っていても、知らなくても、吉田豪氏による、各人への話の振り方、掘り下げ方が素晴らしく、どの方々も全員が個性的すぎるほど濃い方々ばかりなので、読了後は、読み終わってしまったことが寂しくなってしまいました。

わたしは、プロレス界において、悪役(ヒール)の方がいいひと。と言う評価は「本当」ではない。と思います。

ヒール役とは「ヒーロー」を目指さない人々で、自分と他人の実利を重んじ、そこには争いも和合も含まれる。

対して、ヒーロー役の人は、何にせよ、とにかく本気で「ヒーロー」を目指している人ばかりで、彼らは「正義」に関してもすごくこだわっている。ただ、正義とはなにかとか、なにが正義なのかということは、むずかしい問題で、自分の正義については、誰もが信じやすく、それが実利と反している方が輝く場合も多い。

ヒーローに比べると、悪役の個性の方が様々、、とも言えなくて、プロレスラーは、正義も悪も本当に十人十色で、登場するプロレスラーすべてが濃厚なのに15人も続くので、元がとれるどころか、永遠につづく「食べ放題」のようなんですが、それが地獄ではなく、やっぱり「天国」のようで...

インタヴューは2011~2013年に行なわれたものなので、全盛期のプロレスを知るレスラーにとっても、ファンにとっても、現在の衰退したプロレス人気からは、寂しくなりそうな予感もあったのですが、自分の選択した行動に、大きな後悔を感じているというレスラーであっても、とにかく自分を信じて戦ってきたからなんでしょうか。どこか清々しい魅力に溢れていて、引退した方々も含め、ほぼ全員がプロレスがやりたい。と思っておられるようです。

この素敵な面々が顔を揃えた表紙をここに貼付けておけることに、大きな幸せを感じてしまったので、本書でインタヴューはされていないけど、名前だけはいっぱい登場した、前田日明氏や、高田延彦氏の本も読まなきゃ。と思いました。

今頃 … なのかもしれませんが、

わたしにとってはちょうどいい感じで「寝かせた」気がします。。

天龍源一郎「俺みたいな生き方、するモンじゃないよ」
武藤敬司「いま、あえて言うプロレスLOVE」
蝶野正洋「レスラーはリング上の職人です」
藤波辰爾「どんなに怒っても、お腹はすくんだよね」
ドン荒川「冗談で試合はできない。いつも真剣勝負(笑)」
藤原喜明「ナメられたら終わり。ジャンケンでも負けるな」
山崎一夫「常識人? う~ん、どうなんですかねぇ」
船木誠勝「一回壊さないと新しいものは作れない」
鈴木みのる「ガキが簡単に『ガチで』って言うとイラつくんです」
宮戸優光「プロレスというものは強さが一番ですから」
鈴木健「他団体とはガチンコでやるのが絶対正しい」
菊田早苗 「プロレス界のスターになりたかった」
大仁田厚「引退試合は電流爆破って決めてんだ」
ミスター・ポーゴ「怖いものはお化け。好きな映画は『ゴースト』」
マサ斎藤「いつだってGo for broke」

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Commented by あ き ら at 2013-09-20 14:36 x
夫婦善哉の着物の写真もありがとうございました。何時かの再放送を狙っておきたいと思います。

久しぶりに伺ったらプロレスの話題で、意外でしたが、何かしらそそられるというのはよくわかります。つれあいがプロレス愛の野郎ですので、長年毎度毎度プロレス雑誌を買っておくのはワタシの役目でした。今はめったに買いませんけども。

根性を見せる美学だかなんだか、プロレスは格闘技でもあるけど演劇的ですよね。ガチの格闘技とは別世界が広がっているところにわくわくを感じます。
Commented by yomodalite at 2013-09-20 21:51
>夫婦善哉の着物の写真…

最終回の着物も追加しておこうかなって思ってます!

>つれあいがプロレス愛の野郎ですので、

家でも、この本はダーリンと奪い合って読んでました!
昭和の男には、ガチでおすすめですね。
次々に登場する名前も知らない方々が、夢のようにステキな方々ばかりで。。

読了後1日で、もうレスラー本の禁断症状に見舞われてますww
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by yomodalite | 2013-09-20 09:59 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(2)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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