幻年時代/坂口恭平

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(昨晩のこと)

坂口恭平の自伝小説。いつまでも「総理♡」と呼びたかったけど、今は退任されてしまったので、もう、私の心の中でしかそう呼べない元総理に私はめちゃくちゃ弱くて、家のミッシェル・レリスを地下深いところから引き上げただけでなく、「魔子」を聞いて、大杉栄にハマったり、



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「坂口恭平日記」で名前があがると、ヴァルター・ベンヤミンも、ヴァージニア・ウルフも、私の中でそれまでとは違った名前のように聴こえるし、大江健三郎も「私という小説家の作り方」から、再度始めてみるべきなのかと思い、2013年6月18日(火)の日記から、『イエスという男』も、急いで読んだ。

◎坂口恭平日記(2013年 > 6月)

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そんなわけなので、本書も発売日(2013/7/20)には手に入れていたのだけど、読了するのは、意外と時間がかかった。エマソンを読んでいると、ポーに呼ばれたり、ポーを読んでいると、ホーソンが、、とか、でもって、そんな感じの本をたくさん読むためには、

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こんな感じのも混ぜとかないといけないしw、でもって、そんな感じのと、こんな感じのは、チェイサーになるんだけど、『幻年時代』は、そうはいかなくて、、これは読んでいると、あまりにもこどもの頃に戻ってしまうから。。。それで、8月に入っても、しばらくの間ずっと読んでいた。

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弱いのは、本だけじゃなく、「生」にも弱くて、、

私はかつて、作家にサインをもらおうと思ったこともないし、作家だけじゃなくて、これほど毎日考えているMJのサインだって、ほしいかどうか迷う方ぐらい、その行為に魅力を感じたことがなかったのだけど、、不思議なことに、坂口氏には、機会があれば、何度でも、サインをもらって、握手を求めたいと思ってしまう。

理由はわからないけど、坂口氏は「握手」の天才なんじゃないかな。。

たぶん、彼は、その才能にかけては、マイケル以上で、もしかしたら、見知らぬ隣のひとと握手をせよ。というメッセージを発信する力においても、マイケル以上なのかも。。それで、私は、苦手な電車に乗って「心斎橋」まで来てしまったのだ。

坂口恭平トークショーが行なわれる「スタンダードブックス」は、イベントがなくても素敵な書店らしいところだったので、予定では、開始時間よりずっと前に到着して、本も見たかったのだけど、、当日は午後から、予定外のことが続いて、ギリギリの時間まで家から出ることができず、

慌てて行動することがキライな私は、通常なら、予定もキャンセルしがちなんだけど、過呼吸に陥るぐらい焦って、家を出て、大阪に来て初めて電車に乗り、書店まで走った。レジの横で汗だくでチケットを買っていると目の前には、カーテン越しに会場外にいた恭平氏が、素敵な音楽にノリノリになっていて、私は後ろの方の席になんとか座れて、

トークショーでは『幻年時代』の話はなかなかされず、ボブ・ディランや、シモーヌ・ヴェイユや、オスカー・ワイルドや、テツ&トモとか、演劇という言葉と、途中からハンドマイクを使わなくなった恭平氏のビートたけしのような動きのダンスや、歌を楽しみ、

会場で自由に過ごしていた小さなこどもを泣かせたりしつつも、途中退場者はたった3人という、、たぶん、何人かは無事に終わるのだろうかと心配していたトークショーは、思いがけず、無事に終了し、私も持参した本にサインしてもらって会場を出た。

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スマフォの充電と、マズい食事を求めて入ったマックでは、充電はできなかったけど、家に帰れば、ダーリンが待っている専業主婦にとっては、心地よい孤独感に満たされ、

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心斎橋から、梅田まで、夜のドライブ(自転車)ができなかったことと、表紙に直筆の絵が描かれた本を、自分が真っ先に落札しなかったことだけが、残念だった。

きっと、次の本も買って、またサインしてもらうような気がする。


◎[Amazon]幻年時代/坂口恭平(著)
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by yomodalite | 2013-08-13 14:03 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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