2013年 08月 04日
エドガー・アラン・ポー(2)“For Annie” ポオ詩と詩論 (創元推理文庫) |
by yomodalite
| 2013-08-04 19:23
| ☆マイケルの愛読書
|
Comments(22)
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mitch_hagane at 2013-08-04 23:33
福永武彦さんには、半世紀近く昔に(笑)「海市」「幼年」などで、お世話になりました。
しかし、みっち的には、もう乗り越えてしまっていますねぇ。(何が-笑)
この訳文は(この前の岩波もだけど)ぜーんぜん、納得いきません。(大笑)
くどいようですが(汗)、繰り返します。
1:For now, while so quietly
2:Lying, it fancies
3:A holier odor
4:About it,of pansies 一
5:A rosemary odor,
6:Commingled with pansies 一
7:With rue and the beautiful
8:Puritan pansies.
まず形式的に、12行、34行、56行、78行はペアになっていると思います。
そして、34行、56行、78行はいずれもpansiesで終わっているんです。
(続く)
しかし、みっち的には、もう乗り越えてしまっていますねぇ。(何が-笑)
この訳文は(この前の岩波もだけど)ぜーんぜん、納得いきません。(大笑)
くどいようですが(汗)、繰り返します。
1:For now, while so quietly
2:Lying, it fancies
3:A holier odor
4:About it,of pansies 一
5:A rosemary odor,
6:Commingled with pansies 一
7:With rue and the beautiful
8:Puritan pansies.
まず形式的に、12行、34行、56行、78行はペアになっていると思います。
そして、34行、56行、78行はいずれもpansiesで終わっているんです。
(続く)
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mitch_hagane at 2013-08-04 23:33
(続き)
「聖なる香の...パンジー」
「ロースマリー混じりの...パンジー」
「ルー混じりの...パンジー」
こう3回連続で、パンジーを叩きつけてくるんです。
そして、最後のパンジーになって、初めて、ピューリタンの、清教徒の、パンジー、とこう来るんですね。
このリズムが、まず表現されないと、いけませんね。
それに、花言葉はyomodaliteもおっしゃっているとおり、全く無意味と思います。
意味あるのは、ただルー(悲嘆、悔い、何でもいいが)のみ、それが「ピューリタン」(アニーと彼女を取り巻く、ある種クローズドな社会を象徴)に結びついてくる所、ここに意味があると思います。
長文失礼しましたぁ。<(_ _)>
「聖なる香の...パンジー」
「ロースマリー混じりの...パンジー」
「ルー混じりの...パンジー」
こう3回連続で、パンジーを叩きつけてくるんです。
そして、最後のパンジーになって、初めて、ピューリタンの、清教徒の、パンジー、とこう来るんですね。
このリズムが、まず表現されないと、いけませんね。
それに、花言葉はyomodaliteもおっしゃっているとおり、全く無意味と思います。
意味あるのは、ただルー(悲嘆、悔い、何でもいいが)のみ、それが「ピューリタン」(アニーと彼女を取り巻く、ある種クローズドな社会を象徴)に結びついてくる所、ここに意味があると思います。
長文失礼しましたぁ。<(_ _)>
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yomodalite at 2013-08-05 10:06
みっちさん、またまたありがとうございます!
(続き)から以降で言われていることは大変よくわかるのですが、
>まず形式的に、12行、34行、56行、78行はペアになっていると思います。
>そして、34行、56行、78行はいずれもpansiesで終わっているんです。
この詩の行、すべてに通し番号を追記してみてみたのですが、この「行」の数え方がわかりません。また、通し番号は、見た目にウザいのでやめたいと思います。
お手数をおかけしますが、
各スタンザの番号と、その何行目という表現でお願いできないでしょうか?
よろしくお願いします。m(_ _)m
(続き)から以降で言われていることは大変よくわかるのですが、
>まず形式的に、12行、34行、56行、78行はペアになっていると思います。
>そして、34行、56行、78行はいずれもpansiesで終わっているんです。
この詩の行、すべてに通し番号を追記してみてみたのですが、この「行」の数え方がわかりません。また、通し番号は、見た目にウザいのでやめたいと思います。
お手数をおかけしますが、
各スタンザの番号と、その何行目という表現でお願いできないでしょうか?
よろしくお願いします。m(_ _)m
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mitch_hagane at 2013-08-05 11:02
すみません、書き方が悪かったです。m(__)m
この引用したスタンザで、
1行目と2行目がペアになっている。3行目と4行目が...というつもりでした。
ですから、3行目と4行目を続けてひと続きと見て、その行末はpansiesで終わっている、以下同様、というただそれだけの意味です。
分かりにくいことを書いて済みません。
この引用したスタンザで、
1行目と2行目がペアになっている。3行目と4行目が...というつもりでした。
ですから、3行目と4行目を続けてひと続きと見て、その行末はpansiesで終わっている、以下同様、というただそれだけの意味です。
分かりにくいことを書いて済みません。
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yomodalite at 2013-08-05 17:18
みっちさん、お手数をおかけして、何度もありがとうございました!
では。。
>意味あるのは、ただルー(悲嘆、悔い、何でもいいが)のみ、それが「ピューリタン」(アニーと彼女を取り巻く、あ>る種クローズドな社会を象徴)に結びついてくる所、ここに意味があると思います。
ここに関しては、みっちさんと概ね意見の一致が確認できた。と思いました。ですが、存じ上げなかったとはいえ、Bigな存在らしい福永氏を乗り越えられた。と聞いてしまっては、、チビなせいか、私はデカいものには、つい絡みたくなるタイプなんですからね!
>この訳文は(この前の岩波もだけど)ぜーんぜん、納得いきません。(大笑)
納得いきません。に同意です!ですが、そのあとの(大笑)に関しては、私は(マジ)です!(本気!とお読みくださいませ。本当に長文です。m(_ _)m)
では。。
>意味あるのは、ただルー(悲嘆、悔い、何でもいいが)のみ、それが「ピューリタン」(アニーと彼女を取り巻く、あ>る種クローズドな社会を象徴)に結びついてくる所、ここに意味があると思います。
ここに関しては、みっちさんと概ね意見の一致が確認できた。と思いました。ですが、存じ上げなかったとはいえ、Bigな存在らしい福永氏を乗り越えられた。と聞いてしまっては、、チビなせいか、私はデカいものには、つい絡みたくなるタイプなんですからね!
>この訳文は(この前の岩波もだけど)ぜーんぜん、納得いきません。(大笑)
納得いきません。に同意です!ですが、そのあとの(大笑)に関しては、私は(マジ)です!(本気!とお読みくださいませ。本当に長文です。m(_ _)m)
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yomodalite at 2013-08-05 17:18
(1)で頂いたコメントも合わせみて、みっちさんの訳では、fancies - pansies - pansies - pansies という英語の詩のリズムを重要視した訳なのだと思います。詩の世界では、音韻の重要性をとても重んじていて、それは日本の詩でも同様ですが、
英語から日本語という変換作業において、英語の音韻に気を配った点を、そのまま日本語に移植することは不可能だと思います。そして、それを重視すると「必ず」といっていいほど日本語の意味を軽視することになり、おかしな日本語になってしまいます。
なので、(1)の岩波訳の註で、Puritan pansies を訳しようもない。という意見には同意です。だって、そうでしょう?「清教徒たちのパンジー」って何ですか?その日本語はアリかナシかを考えるまでもなく「ナシ」ですよ。
だって、パンジー、パンジー、清教徒のパンジーでは、デブ、デブ、百貫デーブーぐらいの意味しかないですし、、日本では、なぜ「清教徒」がパンジーに結びつくのかということも、「清教徒」の「匂い」を感じられる人もいませんし、翻訳者のような英語研究者ですら、ポーが「Puritan」にどのような感情をもっているかを想像できないぐらいなんですから。
英語から日本語という変換作業において、英語の音韻に気を配った点を、そのまま日本語に移植することは不可能だと思います。そして、それを重視すると「必ず」といっていいほど日本語の意味を軽視することになり、おかしな日本語になってしまいます。
なので、(1)の岩波訳の註で、Puritan pansies を訳しようもない。という意見には同意です。だって、そうでしょう?「清教徒たちのパンジー」って何ですか?その日本語はアリかナシかを考えるまでもなく「ナシ」ですよ。
だって、パンジー、パンジー、清教徒のパンジーでは、デブ、デブ、百貫デーブーぐらいの意味しかないですし、、日本では、なぜ「清教徒」がパンジーに結びつくのかということも、「清教徒」の「匂い」を感じられる人もいませんし、翻訳者のような英語研究者ですら、ポーが「Puritan」にどのような感情をもっているかを想像できないぐらいなんですから。
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yomodalite at 2013-08-05 17:32
パンジー、パンジー、パンジー、、でも、香り、香り、香り、、でも、その日本語を重ねても音の美しさも表現できないばかりか、そこを強調することで、この詩の意味の重要な部分がズレてしまいます。
日本の外国文学研究者は、英米での詩の評論において、音韻を重要視していることに囚われ過ぎていて、むしろ日本語のリズムを無視し、意味すらも取り違えてしまっていることが多くないでしょうか。
詩はそれぞれの単語の音韻を考えて、選び抜かれていますから、どうしてその単語を使ってるかを考えるうえで、まずは音韻を把握することが重要だと思います。でも、それがわかったなら、一旦、英語の詩のリズムを放棄して、文章として、日本語に変換するべきだと思います。だって、読むのは日本語なんですから。日本語のことばとしてのリズム感が重要ですし、意味を日本語にしなくては、詩の「魂」が伝わりません。
そんなわけで、福永氏が「ポオの詩を、現代口語に翻訳 … 無謀」と「詩人でなければ…」にも同意します。
音韻は英語を見ればわかりますし、今はオーディオで聴くのも簡単ですから、英語の詩を翻訳する場合、対訳を必須条件とするという法律を、まずは、作るべきですねw
日本の外国文学研究者は、英米での詩の評論において、音韻を重要視していることに囚われ過ぎていて、むしろ日本語のリズムを無視し、意味すらも取り違えてしまっていることが多くないでしょうか。
詩はそれぞれの単語の音韻を考えて、選び抜かれていますから、どうしてその単語を使ってるかを考えるうえで、まずは音韻を把握することが重要だと思います。でも、それがわかったなら、一旦、英語の詩のリズムを放棄して、文章として、日本語に変換するべきだと思います。だって、読むのは日本語なんですから。日本語のことばとしてのリズム感が重要ですし、意味を日本語にしなくては、詩の「魂」が伝わりません。
そんなわけで、福永氏が「ポオの詩を、現代口語に翻訳 … 無謀」と「詩人でなければ…」にも同意します。
音韻は英語を見ればわかりますし、今はオーディオで聴くのも簡単ですから、英語の詩を翻訳する場合、対訳を必須条件とするという法律を、まずは、作るべきですねw
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yomodalite at 2013-08-05 17:33
この詩は冒頭の「Thank Heaven!」から相当皮肉っぽい内容ですよね。地上で乾ききった喉を、地面の下から潤され、人々が忌避する死によって、これまでにない安らぎを得て、薔薇のような花々に悔いはないと言ったあと、教会のような場所の抹香臭い感じを「a holier odor」と言い、神聖で、清らかさのみを例えているように見せかけ、ヘンルーダ(rue)やローズマリーの匂いを想像させたうえで、純粋なスミレに混じる「悪臭」をも、みっちさんが言われるように「三段落ち」でぶち込む。(砲ーー!!! ww)
(1)では問題提起の意味もあって、名詞に疑問を投げかけましたが、ルーというカタカナから、ルーという花をイメージできる日本人は極少ないと思いますが、(2)の創元社訳の「ヘンルーダ」なら、あの「五角形の花の形」を思い浮かべる人がいそうで、、それならば、そんなところにも、ポーの意図があるかも。という想像ができるかもしれません。
(1)では問題提起の意味もあって、名詞に疑問を投げかけましたが、ルーというカタカナから、ルーという花をイメージできる日本人は極少ないと思いますが、(2)の創元社訳の「ヘンルーダ」なら、あの「五角形の花の形」を思い浮かべる人がいそうで、、それならば、そんなところにも、ポーの意図があるかも。という想像ができるかもしれません。
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mitch_hagane at 2013-08-05 22:01
おおっ、これはまた長文のご返事がぁ。(汗)
すでに、ブログ記事のコメントの範囲を大きく超えている気がしますが、ここまで力の入ったご返事を頂いて、おざなりな挨拶だけでは済ます訳には参りますまい。
みっちなりに、本気の意見を述べます。
yomodaliteのお考えと異なる点があるのを、承知の上で書いております。どうかご容赦下さい。
このような英詩に対して、みっちの考えは、こんなものです。
①直訳の必要はない。原詩の志・趣を汲んで、日本語の訳詩に置き換える、これが訳詩者の腕の見せ所と思います。英語の音韻が模倣できないのは、もちろん承知。
②ただし、それは、原詩の意味を正しく読んだ上でのことです。そうでなければ、全く原詩の心と離れて、訳詩者の2次創作だと言われても仕方ありません。
今回の入沢康夫さんの(そして福永武彦お墨付きの)訳詩で、①についての不満は感じません。
しかし、②については、大いに不満です。
『美しく清らかな思い(パンジー)や
侮い(ヘンルーダ)にまじった
(続く)
すでに、ブログ記事のコメントの範囲を大きく超えている気がしますが、ここまで力の入ったご返事を頂いて、おざなりな挨拶だけでは済ます訳には参りますまい。
みっちなりに、本気の意見を述べます。
yomodaliteのお考えと異なる点があるのを、承知の上で書いております。どうかご容赦下さい。
このような英詩に対して、みっちの考えは、こんなものです。
①直訳の必要はない。原詩の志・趣を汲んで、日本語の訳詩に置き換える、これが訳詩者の腕の見せ所と思います。英語の音韻が模倣できないのは、もちろん承知。
②ただし、それは、原詩の意味を正しく読んだ上でのことです。そうでなければ、全く原詩の心と離れて、訳詩者の2次創作だと言われても仕方ありません。
今回の入沢康夫さんの(そして福永武彦お墨付きの)訳詩で、①についての不満は感じません。
しかし、②については、大いに不満です。
『美しく清らかな思い(パンジー)や
侮い(ヘンルーダ)にまじった
(続く)
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mitch_hagane at 2013-08-05 22:02
(続き)
追憶(ローズマリー)の香りが身をとりまくのを
夢みているからだ。』
具体的には、ここが不満です。入沢さんは、正直な話、詩の心云々以前に、ここの英文を(文法的に)正しく読んでいないと思います。
つまり、rosemaryを主語と取り、これにpansiesとrueが混じり合う、と解釈しています。(with pansiesとwith rueを並列させた読み方)
こうすると、最後のPuritan pansiesがどうしようもなくなるはずです。それでもって、これを訳詩から省くというのは、最悪です。ポーが墓場から、ガバッと起き上がると思います。(笑)
また、yomodaliteさんがおっしゃるように、『清教徒のパンジー』なんて日本語になってない、というのは、誠にごもっともです。全くその通りだと、みっちも思います。
ただし、待って下さい。原詩の『Puritan pansies』はどうでしょうか?この句、英米人にとって、普通の言葉でしょうか?いえいえ、この句は、彼らにとってもvery unusualです。『こんなの英語じゃねぇよ』と言うと思います。
(続く)
追憶(ローズマリー)の香りが身をとりまくのを
夢みているからだ。』
具体的には、ここが不満です。入沢さんは、正直な話、詩の心云々以前に、ここの英文を(文法的に)正しく読んでいないと思います。
つまり、rosemaryを主語と取り、これにpansiesとrueが混じり合う、と解釈しています。(with pansiesとwith rueを並列させた読み方)
こうすると、最後のPuritan pansiesがどうしようもなくなるはずです。それでもって、これを訳詩から省くというのは、最悪です。ポーが墓場から、ガバッと起き上がると思います。(笑)
また、yomodaliteさんがおっしゃるように、『清教徒のパンジー』なんて日本語になってない、というのは、誠にごもっともです。全くその通りだと、みっちも思います。
ただし、待って下さい。原詩の『Puritan pansies』はどうでしょうか?この句、英米人にとって、普通の言葉でしょうか?いえいえ、この句は、彼らにとってもvery unusualです。『こんなの英語じゃねぇよ』と言うと思います。
(続く)
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mitch_hagane at 2013-08-05 22:02
(続き)
結局、ポーの生い立ち、南部の出身で、北部の清教徒マジョリティの社会で認められない、そして恋人のアニーはその清教徒社会の人間で、人妻で、手が届かない、こうした背景をある程度知っていないと、分からないフレーズです。
訳詩においては、こうした知識は、解説でも注釈でも、何かの形で補えばよいのです。
みっちは、この詩を訳す時に、この句を省くのは、大反対です。
結局、ポーの生い立ち、南部の出身で、北部の清教徒マジョリティの社会で認められない、そして恋人のアニーはその清教徒社会の人間で、人妻で、手が届かない、こうした背景をある程度知っていないと、分からないフレーズです。
訳詩においては、こうした知識は、解説でも注釈でも、何かの形で補えばよいのです。
みっちは、この詩を訳す時に、この句を省くのは、大反対です。
yomodaliteさん はじめまして!
Lana Del Reyの「Ride」の訳を探していて このブログにたどりつきました。
最近この曲のことを知ったのですが、聴いているうちにどんどんはまってきて、Lana Del Reyの魅力に心酔してしまいそうです。(笑)
そして私もマイケル・ジャクソンのことも大好きで、好きというより 崇拝にちかい感じです(笑)
とても興味深いブログなので ゆっくり読まさせていただきたいと思います♪
Lana Del Reyの「Ride」の訳を探していて このブログにたどりつきました。
最近この曲のことを知ったのですが、聴いているうちにどんどんはまってきて、Lana Del Reyの魅力に心酔してしまいそうです。(笑)
そして私もマイケル・ジャクソンのことも大好きで、好きというより 崇拝にちかい感じです(笑)
とても興味深いブログなので ゆっくり読まさせていただきたいと思います♪
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yomodalite at 2013-08-06 15:23
>ブログ記事のコメントの範囲を大きく超えている
いえいえ、私はこれまでも頂いた長文コメントに鍛えられてきましたし、コメントは「倍返し!」はわが家の家訓(大嘘)というか、MJの教えなんです(霊言w)。
>みっちなりに、本気の意見を述べます。
私はすっごく英語が苦手なので、もっとも強い疑問を感じた「rosemaryを主語と取り、これにpansiesとrueが混じり合う」に対し、みっちさんのような方に、このように言って頂けるなんて、予想以上の満足感でいっぱいです!
>入沢さんは、… ここの英文を(文法的に)正しく読んでいないと思います。
そうですね。岩波訳はすべてにイライラして(笑)、第9スタンザまでのイライラに対しては、多少癒された感(笑)のある創元社訳の方を全文引用したのですが、第10スタンザに関しては、岩波訳の方が正しいですね。でも「美しいパンジーの清さにまじるローズマリーの香りとルーや美しくて清いパンジーの香り」では何がを言いたいのか、さっぱりですから、みっちさんが言われるように「清教徒のパンジー」を採用した方が「清いパンジーの香り」よりも数千倍正しいと思います。
いえいえ、私はこれまでも頂いた長文コメントに鍛えられてきましたし、コメントは「倍返し!」はわが家の家訓(大嘘)というか、MJの教えなんです(霊言w)。
>みっちなりに、本気の意見を述べます。
私はすっごく英語が苦手なので、もっとも強い疑問を感じた「rosemaryを主語と取り、これにpansiesとrueが混じり合う」に対し、みっちさんのような方に、このように言って頂けるなんて、予想以上の満足感でいっぱいです!
>入沢さんは、… ここの英文を(文法的に)正しく読んでいないと思います。
そうですね。岩波訳はすべてにイライラして(笑)、第9スタンザまでのイライラに対しては、多少癒された感(笑)のある創元社訳の方を全文引用したのですが、第10スタンザに関しては、岩波訳の方が正しいですね。でも「美しいパンジーの清さにまじるローズマリーの香りとルーや美しくて清いパンジーの香り」では何がを言いたいのか、さっぱりですから、みっちさんが言われるように「清教徒のパンジー」を採用した方が「清いパンジーの香り」よりも数千倍正しいと思います。
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yomodalite at 2013-08-06 15:23
いずれにしても、特に難しいとも思えない箇所なのに、、、ポーの評価が低い英米の文学研究者ならいざ知らず、ポーの崇拝者であるマラルメ訳をも参照しているのに、、そして、日本語よりはずっと英語に近いフランス語を母国語とするマラルメの翻訳を、福永氏が怪しい点があると感じていることなども含めて、紹介できたことも「自分で自分を褒めてあげたい」ぐらい、満足しちゃいました。
「清教徒のパンジーなんて日本語になってない」は、みっちさんの本気を引き出すための「煽り」であって、詩の翻訳のときに、音韻のことばかり言っている、そんなことを言うのは100年早いと感じる人々への不満を、話を聞いてくれたみっちさんに、ぶつけてしまったようです。
>ポーの生い立ち、南部の出身で、北部の清教徒マジョリティの社会で認められない、そして恋人のアニーはその清教徒社会の人間で、人妻で、手が届かない
という背景に関しては、アニーのモデルとされる人妻との交際を、その夫も認めているということもあり、私も、この詩が実在の人物への詩とは思えない部分もあります。ですが、それこそ、コメント欄では無理なので、またいずれ。。
「清教徒のパンジーなんて日本語になってない」は、みっちさんの本気を引き出すための「煽り」であって、詩の翻訳のときに、音韻のことばかり言っている、そんなことを言うのは100年早いと感じる人々への不満を、話を聞いてくれたみっちさんに、ぶつけてしまったようです。
>ポーの生い立ち、南部の出身で、北部の清教徒マジョリティの社会で認められない、そして恋人のアニーはその清教徒社会の人間で、人妻で、手が届かない
という背景に関しては、アニーのモデルとされる人妻との交際を、その夫も認めているということもあり、私も、この詩が実在の人物への詩とは思えない部分もあります。ですが、それこそ、コメント欄では無理なので、またいずれ。。
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yomodalite at 2013-08-06 21:19
マイさん、はじめまして。コメントありがとうございます!
>Lana Del Reyの魅力に心酔してしまいそうです。(笑)
訳詞は怪しいおそれがありますが(汗)、私も彼女が大好き!そしてマイケル・ジャクソンのことも好きと言うよりは、やはり崇拝のほうが近くて、それは、彼が行なった誰が見ても良いことよりも、彼が自分の最高傑作をつくった後の悩み方とか、永年にわたる人類史上誰も経験していないレベルのプライヴェート侵害を、驚くべきタフネスによって耐えたことの方が大きくて、
彼のような人と同時代を共にできたことによって、これまで歴史の中にいた人物が、常にタラボレッリのような優秀な(その時代の標準に受け入れられる程度に凡庸という意味)伝記作家によって、現在に伝わっている。ということがよくわかり、MJからは本当に様々なことを教えてもらっていると感じます。(つづく)
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yomodalite at 2013-08-06 21:20
マイさんのブログで初めてビアンアーティストのヴィデオを見たのですが、以前仕事でたくさんゲイ・レズビアン映画を見たことがあります。(例の映画祭関連)、石原郁子氏が紹介されていた映画だったんですが。。ちなみに、MJはもちろんゲイに差別感情はないのですが「みんながゲイになってしまう」という危惧は抱いてはいたようです。( http://nikkidoku.exblog.jp/17922344/ )
差を認めあったり、自由に繋がれば素晴らしいことですが、性嗜好を重要視しすぎるあまり、多くの人々が「同じ人間どうし」だと思わず、分断意識をもたされてしまうことはつまらないことですよね。
差を認めあったり、自由に繋がれば素晴らしいことですが、性嗜好を重要視しすぎるあまり、多くの人々が「同じ人間どうし」だと思わず、分断意識をもたされてしまうことはつまらないことですよね。
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マイ
at 2013-08-07 18:29
x
yomodaliteさん お返事ありがとうございます。
Lana Del Reyは ルックスはもちろん声もいいし、MVも美しく本当にはまってしまいますね。
これから彼女の曲を いろいろ聴いてみたいなと思っています。
マイケルのことは 実は彼の死後にファンになりました。
もちろん生前にも彼の曲などは聴いたことはありましたが、そこまでピンとくるわけでもなくて、特に意識することはありませんでした。
でもマイケルの死後にTVで流れた「This is it 」 の中のダンスシーンのステップに魅了されてしまって、
もうマイケルは踊れないのでは・・なんて思っていた私は そのステップにマイケルの才能と本気度を見て魅了されてしまい それからいろいろな映像をみるようになって、どんどん彼の才能にはまっていきました。
続きます。。
Lana Del Reyは ルックスはもちろん声もいいし、MVも美しく本当にはまってしまいますね。
これから彼女の曲を いろいろ聴いてみたいなと思っています。
マイケルのことは 実は彼の死後にファンになりました。
もちろん生前にも彼の曲などは聴いたことはありましたが、そこまでピンとくるわけでもなくて、特に意識することはありませんでした。
でもマイケルの死後にTVで流れた「This is it 」 の中のダンスシーンのステップに魅了されてしまって、
もうマイケルは踊れないのでは・・なんて思っていた私は そのステップにマイケルの才能と本気度を見て魅了されてしまい それからいろいろな映像をみるようになって、どんどん彼の才能にはまっていきました。
続きます。。
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マイ
at 2013-08-07 18:30
x
先ほどのつづきです。
マイケルの曲やダンスはもちろん、彼を知るほど、彼の知性や人間性にも驚かされて感動してしまいます。
彼は本当に愛に溢れ 純粋な心の持ち主で、天使なのではないかと思ってしまいますね。。
私にとっては今では神に近い存在です。
でもマイケルのことについても まだまだ知らないことがたくさんあるので こちらのブログを読んで勉強したいなと思います!
そして私のブログは、セクマイ傾向があり音楽大好きな私が 好きな曲や動画を貼ってあるだけのブログで、
、yomodaliteさんのブログと比べられないような能の無いブログなのでお恥ずかしいです。。
私はバイセクシャルですが、最近では世界で同性婚も認められつつあり少しずつ変わってきているとは思いますが、まだまだ差別はありますよね。
ジョディー・フォスターやアンジェリーナジョリーが カミングアウトしたり、セクマイの人も特別な存在ではないのだということが もっと根付いてくれて一つの個性として認識されるようになってくれるとうれしいなと思いますね。
マイケルの曲やダンスはもちろん、彼を知るほど、彼の知性や人間性にも驚かされて感動してしまいます。
彼は本当に愛に溢れ 純粋な心の持ち主で、天使なのではないかと思ってしまいますね。。
私にとっては今では神に近い存在です。
でもマイケルのことについても まだまだ知らないことがたくさんあるので こちらのブログを読んで勉強したいなと思います!
そして私のブログは、セクマイ傾向があり音楽大好きな私が 好きな曲や動画を貼ってあるだけのブログで、
、yomodaliteさんのブログと比べられないような能の無いブログなのでお恥ずかしいです。。
私はバイセクシャルですが、最近では世界で同性婚も認められつつあり少しずつ変わってきているとは思いますが、まだまだ差別はありますよね。
ジョディー・フォスターやアンジェリーナジョリーが カミングアウトしたり、セクマイの人も特別な存在ではないのだということが もっと根付いてくれて一つの個性として認識されるようになってくれるとうれしいなと思いますね。
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yomodalite at 2013-08-08 12:21
マイさん、、たぶん、暑さのせいで、普段よりもさらに「オカシく」なっていて、それで、うっかり「余計なこと」とか「噛みあわない」なことを言ってしまうけど、、
マイさんはクールに受けとめてね(わがままなお願い)!
えとね。。バイセクは、日本古来から極ふつうの感覚で、男女共に恋心を抱くのは、現在の日本でも差別されることではないよ。だから、私は、マイさんを「セクマイ」だとは思わないし、マイさんにも差別されているなんて思ってほしくない。
その感覚を「セクマイ」だと言うのは、アメリカ流の考えであって、なぜなら、米国はその成り立ちから宗教国家だから「性に対してこうあるべき」という規範がある。だから、主流でなければ「マイノリティ」なのね。
それは、人種に対しても同じで、黒人の人たちが、人種差別撤廃を求めて、命懸けの戦いをしてきたことは、マイさんもよく知ってると思うけど、マイケルはそういった運動のあと「黒人差別をなくせ」ではなく「人種なんて本当はない」ということを表現した初めてのアーティストだったのね。(つづく)
マイさんはクールに受けとめてね(わがままなお願い)!
えとね。。バイセクは、日本古来から極ふつうの感覚で、男女共に恋心を抱くのは、現在の日本でも差別されることではないよ。だから、私は、マイさんを「セクマイ」だとは思わないし、マイさんにも差別されているなんて思ってほしくない。
その感覚を「セクマイ」だと言うのは、アメリカ流の考えであって、なぜなら、米国はその成り立ちから宗教国家だから「性に対してこうあるべき」という規範がある。だから、主流でなければ「マイノリティ」なのね。
それは、人種に対しても同じで、黒人の人たちが、人種差別撤廃を求めて、命懸けの戦いをしてきたことは、マイさんもよく知ってると思うけど、マイケルはそういった運動のあと「黒人差別をなくせ」ではなく「人種なんて本当はない」ということを表現した初めてのアーティストだったのね。(つづく)
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yomodalite at 2013-08-08 12:21
それで、最初は黒人からも、強い反発にあったんだけど、徐々に黒人指導者にも、MJ支持が拡がった、、という流れがあるんだけど、米国は自由の国というイメージをもちつつ、人種に対しても、性に対しても、他の国よりも「差別」が激しい。その理由は「差別」を利用するという仕組みが社会に出来ているからなのね。
分断して統治せよ。というのはすでにローマ帝国時代からの支配層の方法論だけど、米国のように面積広くて、移民の国は、国内統治にもそれを有効だと考えていて「個性が大事」というスローガンによって、できる限り、支配される側を「ひとつにしない」ように、様々な「個性」を盛り上げて、国民を分断している。
少年少女への性的被害を防ぐという「運動」のために、大人の男性が、少年と同じベッドで寝てあげることができなくなり、その行為に「性的目的」しか感じなくなった社会が、マイケルの人類愛を傷つけたことを思うと、(つづく)
分断して統治せよ。というのはすでにローマ帝国時代からの支配層の方法論だけど、米国のように面積広くて、移民の国は、国内統治にもそれを有効だと考えていて「個性が大事」というスローガンによって、できる限り、支配される側を「ひとつにしない」ように、様々な「個性」を盛り上げて、国民を分断している。
少年少女への性的被害を防ぐという「運動」のために、大人の男性が、少年と同じベッドで寝てあげることができなくなり、その行為に「性的目的」しか感じなくなった社会が、マイケルの人類愛を傷つけたことを思うと、(つづく)
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yomodalite at 2013-08-08 12:28
私は、現在のところ、性嗜好を「個性」として主張しすぎることの意味を、あまり感じないし「バイセク」は、多くの人が生まれたときからもっている感覚だけど、「セクマイ」だと思うのは、その人が生まれながらにもっている個性ではなくて「宗教」に近いものだと思う。
宗教には人に規範を与えたり、癒しを施したりといういい面がたくさんあって、特定宗教を「カルト」と蔑んだ言い方をするのも、同じように、わたしは大嫌いなんだけど。
宗教のもうひとついい点は、同じ考えをもった人々と繋がれるという点だと思うけど、いいところと悪いところは、なんにでもあって、同じ考えの人たちどうしで過ごしているうちに、「愛がせまくなる」こともあるし、なんだか自由がなくなったなぁと思ったら、そんな個性は脱ぎ捨てられると、どこかで思っておくのもいいかも。
宗教には人に規範を与えたり、癒しを施したりといういい面がたくさんあって、特定宗教を「カルト」と蔑んだ言い方をするのも、同じように、わたしは大嫌いなんだけど。
宗教のもうひとついい点は、同じ考えをもった人々と繋がれるという点だと思うけど、いいところと悪いところは、なんにでもあって、同じ考えの人たちどうしで過ごしているうちに、「愛がせまくなる」こともあるし、なんだか自由がなくなったなぁと思ったら、そんな個性は脱ぎ捨てられると、どこかで思っておくのもいいかも。
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マイ
at 2013-08-08 19:40
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こんにちは!
お返事ありがとうございます♪
バイセクシャルって、、日本では古来から 普通の感覚だったのですか?
ちょっと驚いてしまいました ^^;
けっこう昔から 知されていることなのでしょうか・・^^
それはバイセクシャル限定で 同性愛はまた違うのでしょうかね。。?
周りにも女の子も好きってこは なかなか普通の世界では巡り合えないですし・・
日本で差別されるとは思ってはないですが、やっぱり人に堂々と女の子も好きだよ・・なんて気軽に言えないですね ^^;
でも日本では古来から そんな異質なものではないと知ってうれしいです。
今もし周りにカミングアウトしたら やっぱり奇異な目で見られてしまうかもしれないですが、気軽に話題にできるようになれればうれしいなと思いますね!
あとアメリカではやはり宗教的なことで、まだまだ差別的な目で見る人も多いようですよね。
でもオバマ大統領は同性婚賛成主義みたいですし、、アメリカもどんどん変わっていってくれるといいなと思いますね!
お返事ありがとうございます♪
バイセクシャルって、、日本では古来から 普通の感覚だったのですか?
ちょっと驚いてしまいました ^^;
けっこう昔から 知されていることなのでしょうか・・^^
それはバイセクシャル限定で 同性愛はまた違うのでしょうかね。。?
周りにも女の子も好きってこは なかなか普通の世界では巡り合えないですし・・
日本で差別されるとは思ってはないですが、やっぱり人に堂々と女の子も好きだよ・・なんて気軽に言えないですね ^^;
でも日本では古来から そんな異質なものではないと知ってうれしいです。
今もし周りにカミングアウトしたら やっぱり奇異な目で見られてしまうかもしれないですが、気軽に話題にできるようになれればうれしいなと思いますね!
あとアメリカではやはり宗教的なことで、まだまだ差別的な目で見る人も多いようですよね。
でもオバマ大統領は同性婚賛成主義みたいですし、、アメリカもどんどん変わっていってくれるといいなと思いますね!