2013年 02月 19日
Patti Smith『Banga』[3]和訳 “Tarkovsky" |
by yomodalite
| 2013-02-19 11:26
| 現代文化・音楽・訳詞
|
Comments(10)
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yomodalite at 2013-02-20 11:38
([2]AMERIGO のコメント欄の続き)昔むかし、木星は一番大きく見える星だったから、一番エラい神様(Jupiter)だって思われてたんだよね。で、2番目に大きい土星(Saturn)と、月の次に明るい金星すごく重要視されてて、ギリシャ、ローマでは、Aphrodite/Venus だったけど、
明けの明星=Lucifer(ラテン語)=morning star=魔王
宵の明星=Venus(ラテン語)=evening star=女神
明けの明星 Lucifer(morning star)は、どんどん悪魔化して、堕天使(Fallen angel)とか、悪魔(Satan)とか入り乱れた複雑な物語になっていくんだけど、人々が星空を眺めて想像していた物語と違って、教会は「地獄」のことばっかり考えるようになっていく。。
明けの明星=Lucifer(ラテン語)=morning star=魔王
宵の明星=Venus(ラテン語)=evening star=女神
明けの明星 Lucifer(morning star)は、どんどん悪魔化して、堕天使(Fallen angel)とか、悪魔(Satan)とか入り乱れた複雑な物語になっていくんだけど、人々が星空を眺めて想像していた物語と違って、教会は「地獄」のことばっかり考えるようになっていく。。
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yomodalite at 2013-02-20 11:45
知らないから想像なんだけど、、サン・ラは、そーゆー教会ぽい物語じゃなくて、人々が星空を見ながら感じていた世界観の人で、それで土星(Saturn)から来たって言ってるんじゃない? で、SaturnとSatanは語源が違うって言うけど、、Saturnusは、Saturnから来ているし、教会もそこから着想していったに違いないと、私は思うし、、そもそもビッグスター(巨星)が「神」だから、普段から、MJのことばかり考えてる私たちとも繋がってるはず(笑)
それで、サン・ラは、次は Jupiter に着陸しちゃうよって感じ(こんな文章でわかる?)で、パティはそんなサン・ラの精神を借りて『僕の村は戦場だった』のイワン少年と対話している(直接的ではないけど)。。この詩の情景も昔観た記憶では『僕の村は〜』の映像と重なるところが多いような気がするんだけど、、
とにかく「意訳」とか「直訳」とか言うのも嫌いだっつー文章も、こっちに書いとくべきだったけど、そんな私でも躊躇するぐらい「意訳」しまくってるし、歌詞もCDと歌詞サイトでかなり違ってたり、ヒアリング判断にも困っているので「猫の詩」に感動できるぐらい聴き取れる方々には、色々とご意見を聞きたいので、夜露死苦っ!
それで、サン・ラは、次は Jupiter に着陸しちゃうよって感じ(こんな文章でわかる?)で、パティはそんなサン・ラの精神を借りて『僕の村は戦場だった』のイワン少年と対話している(直接的ではないけど)。。この詩の情景も昔観た記憶では『僕の村は〜』の映像と重なるところが多いような気がするんだけど、、
とにかく「意訳」とか「直訳」とか言うのも嫌いだっつー文章も、こっちに書いとくべきだったけど、そんな私でも躊躇するぐらい「意訳」しまくってるし、歌詞もCDと歌詞サイトでかなり違ってたり、ヒアリング判断にも困っているので「猫の詩」に感動できるぐらい聴き取れる方々には、色々とご意見を聞きたいので、夜露死苦っ!
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jean moulin
at 2013-02-21 17:14
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これ、すばらしい詩だと思うけど、難しいね。
ほんと、お疲れ様。とても綺麗な訳詞になっていると思います。
私も聞き取りは全く出来ないので、yomodaliteさんの英文で考えるね。
あ、それから、宗教関係の解釈もあるし、後出しみたいになると申し訳ないので、取りあえずお伝えしておくけど、私は、ずっと昔にカトリックの洗礼を受けてるのね。
昔は、毎週教会にも行っていたし、聖体拝領もしてたし。
理由は多分、幼稚園がプロテスタント系、中学、高校がカトリック系の学校だったからだと思う。
そういう学校に行っていらした方なら、ご存じだと思うけど、教室の前に十字架があって、一日に何回も十字を切るの。
だから、どうしても何かに祈らなくてはいけない時、他に思いつかないのよ。
かといって、宗教に詳しいわけではないので、そこんとこ夜露死苦っ!
ほんと、お疲れ様。とても綺麗な訳詞になっていると思います。
私も聞き取りは全く出来ないので、yomodaliteさんの英文で考えるね。
あ、それから、宗教関係の解釈もあるし、後出しみたいになると申し訳ないので、取りあえずお伝えしておくけど、私は、ずっと昔にカトリックの洗礼を受けてるのね。
昔は、毎週教会にも行っていたし、聖体拝領もしてたし。
理由は多分、幼稚園がプロテスタント系、中学、高校がカトリック系の学校だったからだと思う。
そういう学校に行っていらした方なら、ご存じだと思うけど、教室の前に十字架があって、一日に何回も十字を切るの。
だから、どうしても何かに祈らなくてはいけない時、他に思いつかないのよ。
かといって、宗教に詳しいわけではないので、そこんとこ夜露死苦っ!
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jean moulin
at 2013-02-21 17:24
x
で、それはさておき、まず私、サン・ラを知らないのはもちろん、「僕の村は戦場だった」も見ていないので、お話にならないんだけど、yomodaliteさんの訳詞と、問題提起してくれた事を読んで、思った事を書かせてもらうね。
最初のパラグラフ、「The silver ladle of his throat」のところだけど、yomodaliteさんの解釈と同じ意味にはなると思うけど、
「born with a silver spoon in your mouth」
「生まれつき高貴な家柄・お金持ち」の慣用句に倣ってるんじゃないかな。
「spoon」を「ladle」に替えているのは、金銭的な意味ではなく、本当の「高貴」を表しているのかな、とも
2番目のパラグラフ、ここは、yomodaliteさん解釈通り、かなりキリスト教的な要素が多いと思う。「the robe and the road and the noose of vine」の「vine」だけど、葡萄酒がキリストの血という意味も含めていると思うので、「葡萄」という言葉が残ってもいいかもね。
最初のパラグラフ、「The silver ladle of his throat」のところだけど、yomodaliteさんの解釈と同じ意味にはなると思うけど、
「born with a silver spoon in your mouth」
「生まれつき高貴な家柄・お金持ち」の慣用句に倣ってるんじゃないかな。
「spoon」を「ladle」に替えているのは、金銭的な意味ではなく、本当の「高貴」を表しているのかな、とも
2番目のパラグラフ、ここは、yomodaliteさん解釈通り、かなりキリスト教的な要素が多いと思う。「the robe and the road and the noose of vine」の「vine」だけど、葡萄酒がキリストの血という意味も含めていると思うので、「葡萄」という言葉が残ってもいいかもね。
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jean moulin
at 2013-02-21 17:31
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で、これ以降はいつもの通り、ますます私の勝手な解釈なんだけど・・。
「waits beneath the triangle」
ここは、yomodaliteさんとちょっと違って、「『Mercury』と『 an evening star』と『The fifth planet with its blistering sore』で形作られる三角形のもとで待つ」
三位一体のイメージかなあ。
「the noose of vine」と 「its blistering sore」は重ね合わされているような感じもする。
そして、鷲がキリストに限定しない救世主として描かれてるというのは、私もそう感じます。
西欧ではあまり良い例えに使われない「magpies」を、敢えて東洋的なイメージで描いているのも、やはり、キリスト教的世界に囚われないようにしていると思う。
「カササギの伝説」、ちなみに私は、さだまさしの「かささぎ」で知ってた(笑)
好きな事を言わせていただいたけど、
>パティはそんなサン・ラの精神を借りて『僕の村は戦場だった』のイワン少年と対話している
のはその通りだと思うし、パティの意図が伝わってくるとても素敵な訳詞だと思います。
(yomodaliteさん、皆様、いつも長くて、うざくてごめんね・・。)
「waits beneath the triangle」
ここは、yomodaliteさんとちょっと違って、「『Mercury』と『 an evening star』と『The fifth planet with its blistering sore』で形作られる三角形のもとで待つ」
三位一体のイメージかなあ。
「the noose of vine」と 「its blistering sore」は重ね合わされているような感じもする。
そして、鷲がキリストに限定しない救世主として描かれてるというのは、私もそう感じます。
西欧ではあまり良い例えに使われない「magpies」を、敢えて東洋的なイメージで描いているのも、やはり、キリスト教的世界に囚われないようにしていると思う。
「カササギの伝説」、ちなみに私は、さだまさしの「かささぎ」で知ってた(笑)
好きな事を言わせていただいたけど、
>パティはそんなサン・ラの精神を借りて『僕の村は戦場だった』のイワン少年と対話している
のはその通りだと思うし、パティの意図が伝わってくるとても素敵な訳詞だと思います。
(yomodaliteさん、皆様、いつも長くて、うざくてごめんね・・。)
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yomodalite at 2013-02-21 20:12
>うざくてごめんね・・。
ウザいとか、しつこいっていう「ジャンル」で負ける気がしないっつーのw
それと、後だし?になるといけないので、一応言っておくけどw、私はカトリックもプロテスタントも「巨悪」だと思ってる。でも、権力が腐敗するのは、人が年を取るのと同じぐらい自然なことで、基本的に宗教関係者に本当に悪い人は少ないとも思ってて、宗教関係の人が「文学」や「映画」などを通じて語っていることを聞くと、繊細な感性のひとが多いなぁと思う。一方で、専門である宗教関係のこととなると、硬直してるし、論理的でもないと思うことが多くて、むしろ宗教のいい部分を学ぶのはすごく難しいと思ってる。なので、
「宗教に詳しいわけではないので、そこんとこ夜露死苦っ!」に、安心しました。こっちこそ、夜露死苦っ!
>「spoon」を「ladle」に替えているのは、
探ってみたんだけど「ladle」はキリスト教の道具関連には無いぽいし「spoon」より「ladle」の方が神話的だからじゃない。「spoon」の近代的で、高貴・財産というイメージを避けてるんじゃないかな。北斗七星(the Big Dipper)が「ladle」でしょ。でも、日本語ではスプーンにしてみた。
ウザいとか、しつこいっていう「ジャンル」で負ける気がしないっつーのw
それと、後だし?になるといけないので、一応言っておくけどw、私はカトリックもプロテスタントも「巨悪」だと思ってる。でも、権力が腐敗するのは、人が年を取るのと同じぐらい自然なことで、基本的に宗教関係者に本当に悪い人は少ないとも思ってて、宗教関係の人が「文学」や「映画」などを通じて語っていることを聞くと、繊細な感性のひとが多いなぁと思う。一方で、専門である宗教関係のこととなると、硬直してるし、論理的でもないと思うことが多くて、むしろ宗教のいい部分を学ぶのはすごく難しいと思ってる。なので、
「宗教に詳しいわけではないので、そこんとこ夜露死苦っ!」に、安心しました。こっちこそ、夜露死苦っ!
>「spoon」を「ladle」に替えているのは、
探ってみたんだけど「ladle」はキリスト教の道具関連には無いぽいし「spoon」より「ladle」の方が神話的だからじゃない。「spoon」の近代的で、高貴・財産というイメージを避けてるんじゃないかな。北斗七星(the Big Dipper)が「ladle」でしょ。でも、日本語ではスプーンにしてみた。
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yomodalite at 2013-02-21 21:47
>「vine」だけど、葡萄酒がキリストの血という意味…「葡萄」という言葉が残っても…
具体的に、どうやって残すの?
>yomodaliteさんとちょっと違って、『Mercury』と『an evening star』と『The fifth planet with its blistering sore』で形作られる三角形のもとで待つ」三位一体のイメージかなあ。
ごめん。ちょっと違ってて、ていう部分がよくわかんない。。ああ、、そっか、「交わる」だと、トライアングルをイメージできないってことかな。。確かにそうかも。ここ修正するね。
>「the noose of vine」と 「its blistering sore」は重ね合わされて…
聖痕ってこと?
最初に「巨悪」って言っちゃったけど、仲良しのクリスチャンの子がいるし、パティの本で、彼女やメイプルソープが、カトリック文化に惹かれた話に共感したり、私自身も修道女っていいな。って思ってた時期もあるということも、一応報告しとくね。
具体的に、どうやって残すの?
>yomodaliteさんとちょっと違って、『Mercury』と『an evening star』と『The fifth planet with its blistering sore』で形作られる三角形のもとで待つ」三位一体のイメージかなあ。
ごめん。ちょっと違ってて、ていう部分がよくわかんない。。ああ、、そっか、「交わる」だと、トライアングルをイメージできないってことかな。。確かにそうかも。ここ修正するね。
>「the noose of vine」と 「its blistering sore」は重ね合わされて…
聖痕ってこと?
最初に「巨悪」って言っちゃったけど、仲良しのクリスチャンの子がいるし、パティの本で、彼女やメイプルソープが、カトリック文化に惹かれた話に共感したり、私自身も修道女っていいな。って思ってた時期もあるということも、一応報告しとくね。
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kuma
at 2013-02-22 00:33
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かなり「抜き足、差し足」なかんじでおじゃまします。
キリスト教や神話のことには強くないので(じゃ何が強いんだっ?!そここは、yomodalite さんとmoulinさんにお任せして、「労作」と呼びたい訳詞の感想だけ述べさせていただこうかな、と思います。
Pattiさんの美しい詩の雰囲気がすごくよく出ている訳詞で、yomodaliteさんが詩の世界に入っているのがわかります。それにしても難しいですよね~。
第一パラグラフの4行目、歌を聴いた感じでは私にはやはりCome along と聞こえました。だから、「おいで愛しい息子よ。霧は大地から立ち上る」みたいな感じがしました。
最終パラグラフのHow I kissed away your tearsは、「私があなたの涙を唇で(キスで)ぬぐったこと」って意味ではないでしょうか。*8の解釈は、yomodaliteさんの選択に賛同しています。
とにもかくにもすごい訳詩、お疲れ様です!
キリスト教や神話のことには強くないので(じゃ何が強いんだっ?!そここは、yomodalite さんとmoulinさんにお任せして、「労作」と呼びたい訳詞の感想だけ述べさせていただこうかな、と思います。
Pattiさんの美しい詩の雰囲気がすごくよく出ている訳詞で、yomodaliteさんが詩の世界に入っているのがわかります。それにしても難しいですよね~。
第一パラグラフの4行目、歌を聴いた感じでは私にはやはりCome along と聞こえました。だから、「おいで愛しい息子よ。霧は大地から立ち上る」みたいな感じがしました。
最終パラグラフのHow I kissed away your tearsは、「私があなたの涙を唇で(キスで)ぬぐったこと」って意味ではないでしょうか。*8の解釈は、yomodaliteさんの選択に賛同しています。
とにもかくにもすごい訳詩、お疲れ様です!
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yomodalite at 2013-02-22 10:11
kumaさん、ありがとーーーーーーーーーーー!!!!!!
>私にはやはりCome along と聞こえました。
おおお、やっぱりそうなのかぁ。歌詞サイト4件を検索上位から見て行くと、2対2ぐらいだったのね。でも、kumaさんが「Come along」なら、私はそっちを信じたい!
だとすれば、1行目の「The eternal son」もやっぱり「The eternal sun」なのかなぁという疑問も再燃するんだけど、、「Too long」を採用したのは、耳だけでなく、すでに「She」は「son」を「smoothes his brow」してるから「Come along」(おいで)はないと思っちゃったのね。ううう、むつかしい。
>How I kissed away your tears「私があなたの涙を唇で(キスで)ぬぐったこと」
それだ!CD訳詞もそうなってた。直ちに修正します!
それと、moulinさん
「vine」の件とそのあたりの行について、このあと、再度「ご相談コメント」書くので、またまた夜露死苦っ!
>私にはやはりCome along と聞こえました。
おおお、やっぱりそうなのかぁ。歌詞サイト4件を検索上位から見て行くと、2対2ぐらいだったのね。でも、kumaさんが「Come along」なら、私はそっちを信じたい!
だとすれば、1行目の「The eternal son」もやっぱり「The eternal sun」なのかなぁという疑問も再燃するんだけど、、「Too long」を採用したのは、耳だけでなく、すでに「She」は「son」を「smoothes his brow」してるから「Come along」(おいで)はないと思っちゃったのね。ううう、むつかしい。
>How I kissed away your tears「私があなたの涙を唇で(キスで)ぬぐったこと」
それだ!CD訳詞もそうなってた。直ちに修正します!
それと、moulinさん
「vine」の件とそのあたりの行について、このあと、再度「ご相談コメント」書くので、またまた夜露死苦っ!
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yomodalite at 2013-02-22 16:34
moulinさんへ
「vine」の箇所のご指摘で気づいたんだけど、
「the robe and the road and the noose of vine」の行、わたし、かなり間違ってたみたい。その前の行の「saviors to hang」で「the road」を、イエスが十字架を背負って歩いてた道のように想像しちゃったんだけど「saviors」複数形だってこと見落としてた。
パティは未来において、その道(救世主への道)に連なろうとする人たちの数に対して、そんな程度では、十字架が「足らない」って言ってて、その道を「She blesses the road」祝福してるんじゃない。で、「noose of vine」がわからないんだけど、絞首刑の縄が「葡萄のつる」である意味について、何か思いつかない?(on the vine)とか(vine and fig tree)というときの「vine」とは関係ないかな。。
「vine」の箇所のご指摘で気づいたんだけど、
「the robe and the road and the noose of vine」の行、わたし、かなり間違ってたみたい。その前の行の「saviors to hang」で「the road」を、イエスが十字架を背負って歩いてた道のように想像しちゃったんだけど「saviors」複数形だってこと見落としてた。
パティは未来において、その道(救世主への道)に連なろうとする人たちの数に対して、そんな程度では、十字架が「足らない」って言ってて、その道を「She blesses the road」祝福してるんじゃない。で、「noose of vine」がわからないんだけど、絞首刑の縄が「葡萄のつる」である意味について、何か思いつかない?(on the vine)とか(vine and fig tree)というときの「vine」とは関係ないかな。。