Longfellow “The Children's Hour” Souvenir of Neverland

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ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローの「こどもの時間」は、ネヴァーランドの記念品であるレターセットに印刷されていた詩です。

ロングフェローは、ダンテの「神曲」を米国で初めて翻訳し、最も愛された詩人とも言われていて、彼の名前に因んで名付けられた学校も多く存在し、「クリスマスの鐘」という詩は、クリスマス・キャロル「I Heard the Bells on Christmas Day」の元にもなっているそうです。


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ネヴァーランドに訪れた人々に、マイケルがどんな言葉を贈りたかったのか。
それを知りたくて、訳してみました。

気になる点は、遠慮なくご指摘くださいませ。



The Children's Hour
BY Henry Wadsworth Longfellow

こどもの時間

Between the dark and the daylight,
When the night is beginning to lower,
Comes a pause in the day's occupations,
That is known as the Children's Hour.

闇と光のあいだで、
夜がだんだんと降りてきて
その日の仕事が終わろうとするとき
それを「こどもの時間」というのだ

I hear in the chamber above me
The patter of little feet,
The sound of a door that is opened,
And voices soft and sweet.

上の階からは、
パタパタという小さな足音が聞こえ
ドアが開く音と、かわいらしい声がして

From my study I see in the lamplight,
Descending the broad hall stair,
Grave Alice, and laughing Allegra,
And Edith with golden hair.

書斎のランプから見えるのは
ホールへの階段を下る
お固いアリスと、お茶目なアレグラ
そして金髪のエディス

A whisper, and then a silence:
Yet I know by their merry eyes
They are plotting and planning together
To take me by surprise.

ささやき声がしたあと、静かになった
だが、彼女たちの楽しそうな目でわかってしまう
きっと何か企んでいて
わたしを驚かせようとしているのだ

A sudden rush from the stairway,
A sudden raid from the hall!
By three doors left unguarded
They enter my castle wall!

あわただしく階段から駆け降りて
広間から突然の攻撃!
無防備だった3つの扉から、
彼女たちは、わたしの城壁に侵入する

They climb up into my turret
O'er the arms and back of my chair;
If I try to escape, they surround me;
They seem to be everywhere.

彼女たちは、私の城の小塔によじ登り
椅子のひじ掛けや、背もたれを飛び越え
逃げようとする私を、至るところから取り囲み

They almost devour me with kisses,
Their arms about me entwine,
Till I think of the Bishop of Bingen
In his Mouse-Tower on the Rhine!

腕をしっかりと絡めて
むさぼるようにキスしてきたり
わたしは、まるで、ライン川に佇むネズミの塔の
ビンゲン司教のようだ(*)

Do you think, O blue-eyed banditti,
Because you have scaled the wall,
Such an old mustache as I am
Is not a match for you all!

青い眼をした山賊どもめ!
君たちが、私の城壁によじ登ったせいで、
ここが、私のように古い口ひげをたくわえた者に
相応しくなくなってしまったじゃないか!

I have you fast in my fortress,
And will not let you depart,
But put you down into the dungeon
In the round-tower of my heart.

すばやく私の要塞に閉じ込めて
もう外には出さないぞ
私の心の塔の地下牢に
押し込んでやる

And there will I keep you forever,
Yes, forever and a day,
Till the walls shall crumble to ruin,
And moulder in dust away!

そして、君たちをここに閉じ込めよう
そう、塔の壁が崩れて、塵になるその日まで
永遠にね!

Poetry Foundation「The Children's Hour」

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ネズミの塔(Mauseturm)


*ネズミの塔(Mauseturm)13世紀にマインツ(=ビンゲン)大司教の命令で、見張り及び関税塔として建てられた。ある年、 大飢饉となり飢えで困った住民達は食べ物を分けてくれるよう、この大司教に直訴したが、大司教は承諾するふりをして住民を納屋に集め、火をつけ、納屋ごと燃やしてしまった。ところが、燃え尽きた灰の中から何千何万というネズミが現れ、危険を感じて「塔」に隠れた大司教を追いつめ、ついには食い殺してしまったという話が残っている。

ネズミの塔の名前の由来には、関税塔(マウト・トゥルム)を、ネズミ塔(マウス・トゥルム)ともじったことから、その名がついたという説もある。


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☆クリックすると拡大します!

病気や障害をもつこどもたちのために、特別に教育されたスタッフを揃え、キリンや象までいる動物園と、ジェットコースターがある遊園地を、無料で運営するだけで考えられないのに、隅々まで行き届いた人的サービスだけでなく、スタッフのユニフォームや、バッジ、さらに、記念品まで、本当に美しくきめ細やかに創られているよね。。

◎ネヴァーランドに関連した写真がいっぱい見られます(全15ページ)



ロングフェローの「クリスマスの鐘」
を基にしたクリスマス・キャロル




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by yomodalite | 2013-01-26 09:00 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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