読んでいない本について堂々と語る本/ピエール・バイヤール

読んでいない本について堂々と語る方法

ピエール・バイヤール/筑摩書房



2012年の12月は、今日までに、7冊しか本のことを書けなかった。

そのせいなのか、一瞬、このタイトルを見てハッとしたのだ。で、、それと同じぐらい一瞬で「何のために?」と思い返したものの、一応、本は読んでみた。だって、「みるみるわかる!」と書かれている本で、みるみるわかったこともなければ、「**とは何だったのか?」という本に、答えが書かれていたこともないし、

本というのは、実際に読んでみないと本当に何が書かれているかわからないものなので、この本が、本当に「読んでいない本について」書かれたものなのかどうかだって、読んでみないとわからないからね。

で、その内容なんですが、、

本書は2008年に出版されていて、読書ブロガーなら「ひとこと」言いたくなるような性質の本ということもあり、凄腕の書評ブロガーの方が、素敵な書評を書かれています。

◎わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
◎読書論の極北 - 読んでいない本について堂々と語る方法(404 Blog Not Found)

上記の、おふたりの書評はお見事としか言いようがないほど鮮やかで、特に、小飼弾氏が短くまとめた結論、

本を読んだら、今度は「自分」を読め。

というのは、流石『弾言』の著者!

読んでいない人にはわからないと思うけど、本書は、そこそこ読書慣れしている人ほど、トラップに気をつけて読もうと思う本で、そーゆー本をあっという間に読んで、すばやく、こんな結論を出せる人が、いったい、なんのためにこの本を読んだのかわからないぐらいなのだけど、、

こういう技を見せつけて、スゴい人だと思われるため、、ですよね、きっと。

私は本書を読んでいるときは、そんな風に読んでいませんでしたが、本を読んだら、今度は「自分」を読め。という読み方は、この本に限らず、するようになっていて、それで、本を読むより、自分を読む方にずっと時間がかかってしまうのだ。

それでいい。とは思っているけど、

2012年の12月は、これまでにないぐらい、その時間が長くなって、果たして、本当にその本を読んだのかどうかわからなくなってしまうほどで、

何か別の「脳内本」を読んだような気がするのだ。この本だけじゃなく。。

そんなわけで、読んでいない本はもちろん、
読んだ本についても堂々と語りたくなかった。

わたしには、堂々と語る必要もなければ、読んだふりをする必要もないのだけど、、読まなくてはいけないと思うような立場の人というのは、つくづく「読んだふり」をするものだと思う。

同じテーマについて、何冊も本を読んでいると(そうなる理由はつまらない本ばかりという理由が多い)、読んでいない本について堂々と語る人たちばかりがいる業界を発見してしまうし、一般の読者にも、私だけでなく「脳内本」を読んでいる人もすごく多い。

例えば、、

◎[Amazon]現人神の創作者たち

上記のAmazonレヴューも、全員、脳内本を読んでいるとしか思えないのだけど、小谷野敦氏は、これに限らず(というか、むしろこの本は読んでるっぽい)読んでいない本について堂々と語るプロフェッショナルだと思う。評論家の仕事って、ほとんどが、そういうものだけど。。

以上、

読んだけど、あまりよくわからなかった本について堂々と語る。
ということをしてみました。

読んだにも関わらず、自分のことを考え過ぎて、書くのに時間がかかっている本については、2013年に持ち越すことにしますので、

来年もよろしくお願いします!

♪この狭い心の檻を壊して自由になりたいの。ファッションモンスター♫ 

(と、紅白できゃりーぱみゅぱみゅが歌っている時に書きました)

◎[Amazon]読んでいない本について堂々と語る方法


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by yomodalite | 2012-12-31 21:56 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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