人種差別、宗教、反ユダヤ主義(註釈)

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☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』の続き

下記は、人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1][2]の、註釈 … というか、
私の独自見解とか、感想のようなものです。

☆タイトルの Anti - Semitism について

Anti - Semitism を「反ユダヤ主義」と訳すのは、一般的なんですが、Semitism は、セム族から来ていて、セム族というのは、旧約聖書に由来する言い方で、セム、ハム、ヤペテという、ノアの3人の息子の名前で、伝統的な三大民族の先祖とされています。

セムは黄色人種、ハムは黒人種、ヤペテが白人種という記述がよく見られるのですが、これは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教という「God」という神をもつ宗教内の区分なので、セム族は、アラビア人、エチオピア人、ユダヤ人、アッシリア人、フェニキア人といった、セム語系の言語を用いる民族と考えた方がいいと思われます。

でも、現在の語句として、明らかに「セム族主義」ではなくて「ユダヤ主義」なのは、セム族が「キリスト教」「イスラム教」と「ユダヤ教」に分離したことに対して、ユダヤ教に本家意識があることと、

また、ユダヤ人と言われる人々の中には、アシュケナージと言われる「白人種」もいるけど、現代のユダヤ教にとっては、シオニズム(パレスチナ帰還再建運動)に対しての賛否が、もっとも重要な問題のひとつだから、Jewish とか Judaismではなく、反ユダヤ主義の場合、特に「Anti - Semitism」というのかなぁと、私は思っているのですが、違うんでしょうか?(教えてエロい人!)

◎[関連記事]「ユダヤ人とは誰かー第13支族・カザール王国の謎」


☆ユダヤ教・キリスト教・イスラム教…

ユダヤ教から、別れていったキリスト教が、勢力拡大のため、教祖がユダヤ人にも関わらず、本家のユダヤ人を厳しく差別したり、セム族同士であるイスラム教からも、教義の違いから批判され、厳しい立場のユダヤ教なんですが、最も弱点と思われるのは、ユダヤ人のエジプト脱出の物語を起源とするユダヤ教には、民族主義が強すぎて、他民族への布教に向いていない(熱心ではない)という点だと思います。(民族ではないという点を強調し、改宗者も歓迎されていますが…)

その点、キリスト教は、イエスの受難をユダヤ人差別に利用し、ローマ帝国の帝国主義にも、イエスという人物の魅力を最大限利用したため、聖書は、他民族への布教が可能になり、世界に拡大したのだと思います。

しかし、旧約、新約の両方を聖書にするというキリスト教会の権力は、今で言えば、権力者がメディアを独占するようなものですから、教会内の腐敗が激しくなり、自分たちが守れないことばかり、人々には厳しく押し付けるということがあまりにも多くなり、カトリックから、プロテスタントという改革を経て、より現実的な「イスラム教」へと発展していきます。

イスラム教は、現実的であるがゆえに、イスラム国家では宗教政治(王国政治)が可能になるんですね。

西洋では、政教分離は緩やかな分離になっていて、日本は政教分離を厳格に分離していて、まるでそれが良いことのように思われていますけど、本当はそれが出来ないのは、そのどちらにも欺瞞や問題点があると認めているようなものですよね(違いますか?)

欧米が、メディアの洗脳による「民主主義」で、イスラム国家を、独裁者政権として激しく批判しているのは、大雑把に言えば、そーゆーことではないかと。。。

でも、Godを神とする「一神教」である、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教で、いずれも「イエス」は重要人物として扱われ、人気があるのですが、現在、もっとも偶像崇拝を認めていないイスラム教圏内で、MJの人気が高いのは、もしかしたら、その影響もあるのかも。。


☆註1(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1]『The Michael Jackson Tapes』)

SB:私は、むしろ、マイケルがユダヤ人に直感的に親近感を抱いていたと思う。

シュムリーは、自分の陣営にMJを取り込みたくて、そう言っているという部分も大きいと思うし、MJは常に相手の話をよく聞いて、自分の意見をもっていると思っている人の多くに見られる「上から目線」ではなく「下から目線」で懐に入るのが、すごく上手いので、

ユダヤ教のラビだけでなく、独自の武士道に生きるというようなタイプ(朝堂院大覚)まで、様々な人に同様の感想を抱かせてしまう天才ではあるのだけど、、

真面目で勉強熱心で、合理的選択に長けているという点では、共通点があり、、この件に関しては、次の章の註釈でもしつこく説明します。


☆註2(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』)

SB:彼もくすくすと笑うの?(Does he like to giggle ?)

MJは、このことを何度も語っていて、シュムリーは若干「小バカにして」聞いているという感じなんですけど、でも、MJは、笑いと子供っぽさが重要だと真剣に考えていて、シュムリーには特にそれが足りないと言っているんじゃないでしょうか?(他の章でも、自分のイタズラ好きを熱心に語ってるし…)。

中世では、笑いは「悪魔の表現」と言われてきて、それが暗黒の中世を生み、笑いの自由化には時間がかかりました。笑いが注目されたのは、キリスト教の後期なので、ユダヤ教のラビには特に教えてあげなきゃと、道化師の末裔である、MJは思っていたのかも。


☆註3(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』)

MJ:彼は子供たちに話しかけた「後で」僕と握手したんだ。それは正しい順序だよね。

MJは、こどものことを、フェティッシュに好きなのではなく、大人にとって、社会的にこどもを第一に考えることが、利他的に考えるということにおいて、もっとも間違いの少ない、世界共通の考え方だと思っているんじゃないかな。(口先だけでそう思っていても、ガンジーにしろ、マンデラも、もちろんMJも、徹底的に実行できる人はいませんからね)


☆註4、註5(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』)

SB:子供が人を信じやすいという問題でもあり、同時に、君が抱えている問題でもある。

SB:有害な悪魔であっても、君はその悪魔にも良いところがあると言いたい。それなら、人を裁くシステムについては誰かに依頼したらどうだろう。それは君が世界に貢献するようなことではなく、率直に言って、その件に関して君は良くない仕事をしてしまう恐れがある。


こういったシュムリーの「MJ評」は、ファンや、MJの周囲にいた関係者にも多く見られる考え方だけど、、それは、MJを自分サイズで「ちっちゃく」判断しているからだと、私は思います。

彼が子供っぽい考えで、そう言っているのではないということについては、このあとの記事でも説明します。


☆註6(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』)

SB:この問題で人々ができる唯一の方法は、彼らをこの世界から追い出すことだけだ。

こういった考え方が、現在の米国の裁判好きで、戦争好きな体質を生んでいると思う。
(でも、日本でもこういった考え方が、どんどん侵蝕していますね。)


☆註7(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』)

SB:君は酷い報道をして来た人々や、子供を傷つける人々を除いて、君の心の中のすべての人々を許して来たのかい?

MJ:そうだよ。


MJが『Heal The Wourld』という曲をつくった後、ユダヤ教のラビに接近し、ユダヤ教徒の生活や習慣までも熱心に学んだ「理由」は、このことを彼らに教えようと思ったからでしょう。


◎黄金律に従おう『The Michael Jackson Tapes』につづく
◎マイケルと神について(番外編)Pride Of Lions 訳詞



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by yomodalite | 2012-08-24 08:31 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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