ロスチャイルド200年の栄光と挫折/副島隆彦

ロスチャイルド 200年の栄光と挫折

副島 隆彦/日本文芸社




「はじめに」より(以下、省略して引用しています)

欧州ロスチャイルド家200年の全体像を大づかみで理解できることを真剣に目指した。日本では、それなりに読書人を自負する人であっても、この華麗なるユダヤ系の巨大金融財閥の全体像を把握できていない。

たとえばロンドン家2代目当主のライオネルと4代目ウォルター、パリフランス家2代目アルフォンスと、4代目ギーが行ったことを区別することができない。そのために愚かなる陰謀論なるものが、今も日本国内にはびこっている。この本は、この困難な課題にも正面から挑戦した本である。

世界権力者たちによる権力者共同謀議は有る。歴然と存在する。19世紀の世界はロスチャイルド財閥が操る大英帝国の時代だった。だが、20世紀になってから100年余は、アメリカ・ロックフェラー財閥が世界を支配した。ロックフェラー石油財閥が、欧州ロスチャイルド財閥に取って替わり、コンスピラシー(権力者共同謀議)の巨悪を実行してきた。

いつの時代も、世界で一番大きな資金を持つ集団がその時々の世界をいいように動かす。この観点をおろそかにしてはいけない。(中略)

この本が編まれた動機は「ロスチャイルド家による世界支配の陰謀」をバラまき続ける低能たちを粉砕することである。(後文略)


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掴みどころがない『赤い楯』(p22)

日本におけるロスチャイルド研究の金字塔として、読書人階級の人々に崇められている、広瀬隆氏の大書『赤い楯 ロスチャイルドの謎』という本がある。1991年に上下2巻本で刊行されて大きな反響を呼んだ。(中略)ところが、この本であまりに詳細に書かれた内容が、いったい何を意味するのか、誰もピンとこない。

広瀬隆のロスチャイルド研究の欠陥(p25)

広瀬隆のロスチャイルド研究が抱えている大きな欠陥は、情報のソース(源泉)の偏りであろう。どのような人々によって、広瀬隆にあれらの情報がもたらされたのか。それはセリッグ・ハリソンというCIAの高官からだろう。このハリソンは、ジャーナリストとか「アジア核問題の専門家」という民間人のふりをして、この30年間、日本や韓国、北朝鮮や台湾、そしてパキスタンやインドまでも含めた、各国の核兵器・原子力開発の、押さえつけの係をしてきた特殊人間である。

北朝鮮が激高すると日本に核ミサイルを撃ち込むだろう、という物騒なことを米議会の公聴会で発言して、日本国民を脅す米政府の公式のアジア核問題担当の高官である。おそらく、このセリッグ・ハリソンが、あの大書『赤い楯』を広瀬隆に書かせたのだろう。

ハリソンたち、CIA高官は、1970年代に、市民運動家だった広瀬隆に近づいた。「この日本の反核運動の若者は、アメリカの戦略にあっているから育てよう。日本の原子力開発と核保有を阻止するために、資金と情報を与えよう」と育てたのである。


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◎[Amazon]ロスチャイルド 200年の栄光と挫折
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[内容紹介]彼らは鬼でも悪魔でもない! ロスチャイルド財閥は、いかにして世界を支配し、そして敗れていったのか……。18世紀末から現在まで、世界、そして日本の金融、経済の最深部を握り続けた名門ユダヤ財閥・ロスチャイルド家。主要人物26人を幹に、これまで理解が難しかったロスチャイルド財閥200年の全体像に迫る。世界覇権を手にした一族の栄枯盛衰からわかる、近・現代史の裏側! ロスチャイルドを知らずして世界は語れない。ロスチャイルド一族の人物と歴史が、豊富な写真でまるごとわかる! カラー家系図の折込付き。 日本文芸社 (2012/6/26)



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Commented by jean moulin at 2012-07-31 18:26 x
「戦後史の正体」を読んでてもそう思うけど、根拠のない陰謀論て、結構流布してるのね。

世界支配の構図はよくわからないけど、今回はたくさんヒントを貰ったので、
ずばり「ヘレンド インドの華」でいかがでしょう?
「ロスチャイルドバード」じゃないところがいいね。
本が跳ね返って割らないかなあと、心配しながら見てました。
Commented by yomodalite at 2012-07-31 19:11
>「ヘレンド インドの華」でいかがでしょう?

正解!「ロスチャイルド・バード」は家にないし、、「インドの華」はダイアナ妃の嫁入り道具で「日本趣味」だから、ま、いいかって(んなクイズとか、やってた覚えはないけどさw)


MJ:ティト、mourinに「きな粉」のも、作ってあげて。
Commented by Jean moulin at 2012-08-01 19:44 x
きな粉も好きですっっ!!
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by yomodalite | 2012-07-31 07:41 | 歴史・文化:美術 | Trackback | Comments(3)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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