妄想シャーマンタンク(角川文庫)/ゲッツ板谷

妄想シャーマンタンク (角川文庫)

ゲッツ 板谷/角川書店(角川グループパブリッシング)



以前、『BESTっス!』という、著者の5冊の珠玉短編集から特に笑える話を厳選したという本を読んでいたので、いくつかの話は読んだことがあったんですが、ゲッツ師匠のような天才の作品をベスト版で読むなんて、マイケル・ジャクソンをベスト盤で聴いて満足してしまうぐらい、もったいないことであり、

また、師匠のエッセイは、山本夏彦氏のコラムと同様、寄せては返す波の音のように、何度でも味わい、

常に心に「ゲッツ板谷」をもって、人生を歩んでいくべきだと、わたしは思うんです。

本書の「はじめに」(単行本)では、毎回のように登場していた「直舌のケイコ」というババアにまつわる話がひとつもないという、ショッキングなお知らせがあります。

しかし、その理由がわかる、ケイコ自身が書いた手紙が紹介され、ゲッツ、ケンちゃん、ハック、キョージュの(インチキフォー)の見開き写真から「1st STAGE」が幕を開けると、そこからは「難窟王キャーム(前編)」から始まる、永遠に腐ることのない、しぼりたて特濃エッセイがゴクゴクと、ノンストップで楽しめます。

すごく笑った後に、そういえば、この話は『BESTっス!』で前にも読んだことがあったかも。。と思ったことが何度かありました。

でも、いいものは何度読んでも面白いし、人は忘れることができるから、哀しみを乗り越えられるし、愚かなことも繰り返してしまうのだ。

やはり、常に心に「ゲッツ板谷」をもって、人生を歩んでいくべきだと、わたしは思う。

芸人としてではなく、著述業として「笑える」ことに、ここまで心血を注がれている方は、ゲッツ師匠以外には、見当たらないと思う。またすぐに別の本を読みたいと思うけど、いつも「ここぞというとき」にとっておきたいと思ったりもして、、

また、同じく『BESTっス!』に収められた短編集の『情熱チャンジャリータ』のチャンジャリータって何なんだろう?と思っていたのですが、本書の「3rd STAGE」には「決裂チャンジャリータ」という話がありました。チャンジャリータって、いったい。。

この謎は『情熱チャンジャリータ』を読めばわかるのかな?

◎[Amazon]妄想シャーマンタンク(角川文庫)

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BOOKデータベース/サイダーと洗剤を割って飲んで死にかけたバカ従弟・ボスボロット。熱帯魚とピラニアを同じ水槽で飼おうとして、大喧嘩する親父・ケンちゃんと弟・セージ。板谷家の怪人列伝は止まらない! ゲッツが何故不良になったか、今まで語られなかったエピソードも公開。書籍未収録の100本を超えるコラムの中から珠玉の作品を厳選!文庫版 “ボーナストラック” も収録!激笑必至の特濃エッセイ集。 文庫版 2012/1/25 (単行本 ダイヤモンド社 2005/10/28)



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by yomodalite | 2012-07-13 08:14 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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