2012年 03月 11日
つぶやき(2012.3.11) |
茂木健一郎 @kenichiromogi
たむ(8)利他を測ることは、自分の知性、感性を磨くことにもなる。知性とは、つまりは利他を突きつめた一つの境地である。自分のことばかり考えているやつは、結局こじんまりとしてしまう。学問でも芸術でも、本当にすばらしいものは利他を貫いている。そこに世界があるからだ。
人は、相当に意識しなくては、利他意識を利用して、結局は自分のことを考えるもので、そこから逃れるのは容易じゃない。「都合のいい他者」から逃れるには、他者をできるだけ多く設定することだと思うけど、そうすることで「自分の歩む道」を整合できる人なんて、ほとんどいないと思う。
私は文系でも理系でもなくてどっちもダメなんだけど、数字を見るよりは、文字を見る方が好きなので、仕方なく、多少の知性の向上のために文章は読んでいるのだけど、最近、文系の人の文章から「知性」を刺激されることが少なくなっているように感じる。特に、文系の人が「数字」とか「データ」を使っているような文章は、もう見るのも嫌だ。。
たぶん、元々「数字」がキライだからという理由が一番大きいのだけど…w
「この国を動かす人たちが、人よりお金が大事で、今までどおり儲けてきた人がこのままその利権構造を守るために原発推進を維持しなくてはならないと考えている...」
そのとおりだと思わないこともないけど、この国を動かすほどの人の利権は「原発推進」じゃなくても得られるし、どちらかと言えば、この国を動かす人たちの原発利権からの撤退の早さの方が驚いた気がする。事故後の報道を見ていると、この国の本当にトップにいる人たちは「原発」の構造的欠陥も、「核」を扱うということが、それが平和的利用であっても、日本には許されていないということも、両方知っていた人たちで、まさに、そういったことが「本当の利権の正体」という気もする。。。
海外は「こう伝えている」というのも、文系の人が好きな「データ」だけど、
◎BBC This World 2012 Inside the Meltdown
◎BBC「津波の子供たち」"Japan's children of the tsunami " 3.11
私は日本人として、被災地に住む方が、イギリスに住むよりずっとマシだと思うし、たぶん、私は、イギリスの食生活よりは、被災地の食べ物を食べてる方が健康に過ごせるし、病気にならないと思うので、被災地の人が「現実的」に、そこに住み続けることを選ぶのもすごく理解できる。
チェルノブイリが「チェルノブイリ」のままなのは、ソ連が崩壊し、ウクライナが原発を手放さず、発展し続けたせいだと思う。ヒロシマ・ナガサキを経験したのに… という嘆きは大きいけど、ヒロシマ・ナガサキで酷い被爆をした人とそれほど離れたところにいなかった人が、その後も健康で、長生きされた人も多く、被爆2世と言われる人にも、特に健康上の悪影響がなかったことをよく知っていて、一番詳細なデータも「日本」には(当然アメリカにも)あるはずだと思う…
◎チェルノブイリ原発事故から25年が経過したウクライナの今。
deepthroat @gloomynews
時事◆ガザ空爆、5人死亡=イスラエル軍 goo.gl/UZiGd 「武装勢力の幹部ら5人が死亡した」
deepthroat @gloomynews
時事◆カダフィ大佐の死因不明=「処刑情報」は確認できず-国連調査団 goo.gl/Uxorm 「リビア新政府当局が大佐の遺体の解剖情報を提供しなかったほか、目撃者とも接触できなかったと説明」※結局、調査ができなかったというわけ。
藤原直哉 @naoyafujiwara
大遠征の怖さはイランはよく知っているはずだ。だからおびき寄せてたたく戦法だろう。しかし、米国は実感を持って大遠征の怖さを知っているのだろうか?
◎http://kwww3.koshigaya.bunkyo.ac.jp/wiki/index.php/ペルシア戦争
G-Unit のファンだったカダフィの息子は、今どうしてるのかなぁ…
by yomodalite
| 2012-03-11 18:53
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