さらば雑司ヶ谷(新潮文庫)/樋口毅宏

さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫)

樋口 毅宏/新潮社

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雑司ヶ谷って、どの辺なのかよくわからなくて、最初は世田谷区かと思った(東京で住んだことのない区だし、わからない地名は大抵「世田谷」だと思ってしまうのだ)のだけど豊島区でした。

そういえば、世田谷以外でも、乗っていると、いつのまにか「埼玉」に行ってしまう路線とか「池袋」周辺も苦手なのだ。

雑司ヶ谷は、副都心線で、都電荒川線の「鬼子母神前」で、1丁目から3丁目までしかない「町」なんだけど、それで人口8088人って、ホントに、東京をひとつの「イメージ」で語るのはむつかしい。

著者は、雑誌「ブブカ」や「みうらじゅんマガジン」の編集長として活躍された方。その経歴に、グッと来てしまう人には、期待を裏切らない内容で、私は町山智宏氏と水道橋博士の推薦で読んでみようと思いました。

◎シリアスか洒落なのか、「読ませる力」町山智宏
◎「キラキラ・ポッドキャスト」水道橋博士『さらば雑司ヶ谷』を語る

下記は著者による「あとがき」から。

この小説は文中に表記した以外にも、以下の作品と人物へのオマージュ、霊感、意匠、影響、引用、パスティーシュで構成している箇所があります。

『不夜城』と『私が殺した少女』にリスペクトを。

他に、開高健、『池袋ウエストゲートパーク』(ドラマ)、高倉健、『そして、ひと粒のひかり』、佐野元春、『グラップラー刃牙』『サンセット大通り』、藤本義一、『さくらの唄』、つかこうへい、『カメレオン』(マンガ)、見えないドアと鶴の空』『人間交差点』、芥川龍之介、『ドランクモンキー 酔拳』『遺書配達人』、中島みゆき、『闇の子供たち』、ランボー詩集、『悲劇の誕生』、夏岡彰、『LOST』、荒川徹、『北斗の拳』、Q・タランティーノ、『嘔吐』、みうらじゅん、『昭和の劇 映画脚本家 笠原和夫』、ZIGGY、『ぼくは微動だにしないで立ち尽くす』、増井修、『幕張』、『ねじまき鳥クロニクル』、山崎洋一郎、『ロッキング・オン』のM.I.A.インタヴュー、『ニャン2倶楽部Z』『仮名手本忠臣蔵』、保阪尚輝、『花王名人劇場』で鹿賀丈史が出演したドラマ、北野大、『ビヨンド・ザ・マット』、平井夏美、『CUT』の石岡瑛子インタヴュー、ローリング・ストーンズ、シェークスピア、コーネリアス、浜田省吾、『わが谷は緑なりき』、バービー・ボーイズ、『虐げられた人びと』、電気グルーヴのオールナイト・ニッポン、山口絵里子、『さらば、わが青春の少年ジャンプ』、松本隆、『奇子』、鹿野淳、円谷幸吉と川端康成、『男樹』、GREAT3、『渋谷陽一の社長はつらいよ』、『ベイエリア在住町山智宏アメリカ日記』、ウィキペディアやgoo映画、他のサイトなどなど。(順不同)

それでは続編『雑司ヶ谷R.I.P』でお会いしましょう。

(引用終了)

続編も読みたいし、『CUT』の石岡瑛子インタヴューも読みたくなりました。

☆映画にしても楽しめそうな小説。町山智宏(1962年生まれ)、水道橋博士(1962年生まれ)に近い年齢の人は、さらに楽しめそう。

◎さらば雑司ヶ谷(アマゾン)
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[内容説明] 中国から久しぶりに戻った俺を出迎えた友の死と女の失踪。東京、雑司ヶ谷。狂気と猥雑の入り乱れたこの街で俺は歪んだ青春を送った。町を支配する宗教団体、中国マフィア、耳のない男… 狂いきったこのファックな人生に。天誅を喰らわせてやる。エロスとバイオレンスが炸裂し、タランティーノを彷彿とさせる引用に満ちた21世紀最強の問題作、ついに文庫化。脳天、撃抜かれます。新潮社・文庫版 (2012/1/28) 単行本(2009/8/22)


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by yomodalite | 2012-02-25 22:58 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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