オバマ・ショック(集英社新書)/越智道雄、町山智浩

オバマ・ショック (集英社新書)

越智道雄、町山智浩



最近よく思うんですが、毎日のニュースから近未来のことが予測出来ないのは、それが、同時に、近過去のことを忘れさせる効果があるからだと思うんです。

私は数年前から「ニュースは寝かせて読め」をモットーにしてますw といっても、新聞を取っておくという意味ではなく新聞はすぐに捨てます!行政指導により一週間に一度しか捨てられませんが、出来るなら毎日捨てたいと思っていて、読んでもいないのですがw。

本書は2009年の新書。ちょうどイイ感じの漬かり具合が予想され、著者は2人とも「アメリカ通」ですし、過去において、町山本がハズレたことは一度もないので、すっごく期待して読みました!

下記は、町山氏による前書きから。

「Finally!」(やっとだよ!) ー 2008年11月、カリフォルニアの夜9時の「オバマが勝った」というニュースへの興奮、勝利演説の前に流された、同年3月のフィラデルフィア国立憲法センターでの演説。

私の兄弟は、姉妹は、姪や甥や、おじやいとこは、あらゆる人種、あらゆる肌の色で、3つの大陸に住んでいます。そして、私は、生きている限り決して忘れません。
私の物語が可能な国は、この世界でアメリカだけだということを。(オバマ演説より)


「私の物語」とは「私のような出自の者がその国の国家元首になること」という意味だ。この演説を聞いたとき、僕がアメリカに来た理由がひさびさに蘇ってきた。僕は自分が何人なのか分からないまま、大人になった。母は日本人で、父は韓国人だったが、韓国の言葉も文化も歴史も何一つ、子供に教えなかった。韓国について話すことすらなかった。

中学の頃に父母は離婚し、それ以降、父にはずっと会わなかった。にもかかわらず国籍は韓国で、名前も韓国名だったので、周囲からは韓国人として扱われた。18歳になったときに日本に帰化したが、父が外国人だと語ると、周囲はやはり僕を外国人として見た。

父は韓国のことを何一つ教えない代わりに、ハリウッド映画を見せ続けた。アフリカ系、イタリア系、アイルランド系、ユダヤ系、中国系、日系、ありとあらゆる「系」がいて、それぞれの国の苗字を持ちながら、みんな等しくアメリカ人として、刑事をしたり、ギャングをやったり、ラブロマンスを演じていた。そこには自分の居場所があるように感じた「日系日本人」以外登場しない日本のテレビや映画よりも。

10年ほど前、ついに僕はアメリカに渡った。妻はアメリカの会社に就職し、子供が生まれ、家を買い、イタリアやドイツやイランやクウェートやガーナやトルコやマーシャル諸島やインドや中国や韓国やモンゴルやグァテマラやメキシコから来た人々と近所付き合いしながら、ようやく自分の居場所が見つかったように感じた。

ところが、9.11テロ以降、アメリカはどんどん壊れていった。合衆国はブッシュを支持する田舎とブッシュに反対する都市部との2つに分かれて対立し、世界一の大国の威信は地に落ち、努力すれば豊かになれるはずのアメリカン・ドリームは住宅&金融バブルとともに粉々に砕け散った。

新しい大統領オバマは、バラバラになったアメリカを再び統合し、壊れたシステムを変革し、希望を取り戻せるのか?

自分では手がかりさえつかめないこの問いに答えて頂けるのは、越智先生の他にはいないと思った。先生はやはり、この歴史的な政権交代を、細かい政策論議をはるかに超えた人類的視点に立って俯瞰していらっしゃった。この1冊は、これからの世界を展望する大いなる助けになるはずだ。(ここまで省略して引用しましたが、町山氏の前書きは下記で全文読めます)

◎オバマ・ショック(集英社新書)

オバマ大統領の誕生から、数ヶ月で出版されたタイムリーな本にも関わらず、語り手、書き手、編集者としても一流である町山氏が、その知識だけでなく、経験も通してアメリカを語るだけでなく、稀有な研究者である越智氏の引出しを開けまくり、高レベルの対談がまとめられています。

第1章 オバマがチェンジ(変革)するもの—レーガン連合の28年
第2章 失われた八年—ブッシュとは何だったのか
第3章 アメリカン・ドリームという博打—サブプライムと投機国家
第4章 覇権国家の黄昏—衰える軍事、経済、文化のヘゲモニー
第5章 異端児か、救世主か—オバマが選ばれた理由
終 章 彼の「強運」は世界の味方なのか—オバマの未来、アメリカの未来


◎mm(ミリメートル)
◎杜父魚文庫ブログ

☆下記は、上記ブログに書かれている以外で、極私的にメモしておきたかったこと

(第4章「覇権国家の黄昏」スクリーンの彼方のアメリカから)

町山:父は強烈な「アメリカかぶれ」でした。そうなったのはアメリカ映画のせいだそうです。まだ10代の頃にハワード・ホークス監督の『暗黒街の顔役』を見ておかしくなっちゃったと。

越智:スカーフェイスですね。ジョージ・ラフトがギャングをやる。

町山:イタリア移民のギャングが貧乏からのし上がっていく物語です。まぁ、裏のアメリカン・ドリームですね。これを見て父は「アメリカはすごい」と思ったそうです。それからはもうアメリカ一辺倒で、戦後は進駐軍にくっついて英語を勉強しながら、ヤミ物資の横流しをして儲けました。

町山:西部劇とギャング映画が好きでしたねぇ。たとえば『俺たちに明日はない』とか。主人公が警官隊にマシンガンで撃たれて蜂の巣になって死んでいくギャング映画ですよ!それと、自分が見てきた映画の話もよくしていました。「今日、父さんは『ソルジャー・ブルー』という映画を見てきた。騎兵隊がインディアンを虐殺するんだ。手がこんなふうにバーンを斬られて....」とか身振り手振りで延々と語る。どうかしてますよ。おかげで、こっちはトラウマです。

越智:子どもが分かる、分からないは抜きなんだよね。親っていうのは、若ければ若いほど、子どもを自分の自我の延長として見てしまうから。

町山:それにしたって、子どもに『ソルジャー・ブルー』はどうかと思いますけど(笑)『ダラスの熱い日』も見せられました。ケネディ暗殺はCIAと軍産複合体の陰謀だという話ですが、小学校5年生にそんなものを見せても分かるわけがない(笑)。

越智:でも、そういう幼児体験が、いまの町山さんのお仕事に結びついているんだから。

町山:渡米してから、2年ほどコロラドのボルダーに住んでたんですが、そこにサンドクリークの大虐殺の慰霊碑が建っていました。なんと『ソルジャー・ブルー』の史実の現場だったんですよ「あっ、ここでつながってくるのか」と思いました。父は2006年に亡くなりましたけど、最後に見舞いにいった行ったら「お前はモニュメントバレーに行ったか」と聞くんです。行ったよ、と返すと「そうか、俺はあそこに立って写真を撮りたいんだ。映画みたいだろう」って。

越智:お父さんは行ったことがなかったんだ。

町山:実は一生で一度もアメリカには行ってないんですよ。死ぬまで、バーチャルなアメリカを生き続けた人でした。

◎『ソルジャー・ブルー』goo映画

ーーーーーーーー

越智:ローマ帝国が衰退し、四分五裂していったときに、どうやって生き延びたかと言うと、結局、芸術・文化で生き延びたわけです。その遺産を発展させたルネッサンスで磨かれたイタリアという文化的価値を周りに評価してもらうことによって、しのいできたんですね。アテナイが生き延びた背景も、ほぼ同様です。政治力や経済力は、衰えると廃墟しか残らない。しかし、廃墟には文化が残る。つまり、文化の方がうんと寿命が長い。ならば、文化を残してやれば、覇権が失われても子孫はそれで食っていける。じゃあ、これから落ちぶれていくアメリカが、アテナイやルネッサンス・イタリアのような生き延び方ができるかどうか。

町山:できないと思っていらっしゃる?

越智:と思うんですが、どうですか。果たして、アメリカのポップカルチャーが古典化できるのかどうか。

町山:ギリシャにはアリストテレスのイデア思想があって、それがルネッサンスでヒューマニズムとして蘇ってくる。アメリカのカルチャーにも同じ部分があるんじゃないですか

越智:たしかに、一種の理想主義、イデアはありますね。

町山:いわゆる「アメリカン・ドリーム」という理想主義。とくに、ハリウッド映画とポップ・ミュージックには、それが濃厚にあります。Love Conquers All(愛はすべてに打ち勝つ)とよく表現されます。恋人同士が境遇と戦って結ばれてハッピーエンド。Love Conquers Allという言葉はもともと古代ローマの詩人ウェルギリウス(バージル)の『牧歌』の一節だそうですから、まさにローマン主義、ロマンチックですよ。


◎ウェルギリウス『牧歌』

越智:それが、どのように古典化されるのか。文化というのは、最初はどんなものでも新しい形として出てくるんだけれども、古典化されたものには、初めから、時代を超えて生き延びられる要素がすでにデザインの中に入っていたと思いませんか。それはおそらく、芸術と永遠とをつなげたいという衝動があって、その衝動がタイムレスな要素をデザインの中に呼び込んだのではないか。じゃあ、アメリカのポップカルチャーの中に、永遠性を志向するという側面はどのくらい入っているんだろうか。

町山:『スターウォーズ』に限って言えば、ルーカスにとって、ダースヴェイダーというのは父親なんですね。ルーカスの実際の父親は田舎町で文具店を経営していたんですが、共和党員で厳格なキリスト教徒で、ものすごくシビアで暗い運命観を持った人だったそうです。世の中には運命というものがあって、そこからは逃げられないんだ、という....

越智:予定説的なプロテスタンティズムですね。

町山:だから、ダースヴェイダーは主人公ルークに言うんです。「私はお前の父親だ。私の味方につけ。これは運命だ」と。ところがルーカスはそれに反発して.....「どこにいちばん感動した?」ってアメリカ人に聞くと、たいていは1作目で百姓をしていたルークが地平線に沈みゆく二重太陽を眺める場面なんです。「このまま自分は田舎で働いて死んでいくのか」と絶望的な気持ちで、一生行けないかもしれない宇宙を見つめる。

町山:運命を超えていく物語と考えると、アメリカという国の成立ちに思い当たるんですね。アメリカは国が始まった段階ではプロテスタンティズムが厳しくて、予定説で、将来への希望といったものはほとんど考えられないような社会だったでしょう。

越智:そう、あの時代の墓石にはフード付きのマント姿に大鎌を持った髑髏や、翼が生えた髑髏などが描かれています。それが霊魂。ボストンあたりへ行くと、古い墓はみんなそれです。

町山:でも、アメリカを最初につくったのは、そういう暗い世界観を持った人たちなんですね。神というものが頭の上にどんと乗っていて、身動きがとれない。ところが、新大陸に住んでから、まったく違う明るい思想が出てきた。マニフェスト・ディステニーとか、フロンティア・スピリットとかアメリカン・ドリームとか、信じていればうまくいく。愛は勝つという予定説の楽観的解釈みたいなものが。厳格で暗い運命論者の先行世代にあとの世代が理想主義で反発した歴史が『スターウォーズ』などのハリウッド映画で反復されていると思うんです。

越智:ハリウッドというのは、政府の助成金にまったく頼らないで、ロシア・ユダヤ(東欧系ユダヤ人)たちが自己資金で始めて、自分たちの金を動かしてやってきたわけです。そのためには世界中、どこに持っていっても面白がってもらえるような内容にしなければならない。ヨーロッパのように助成金で映画をつくっている国は「これが我が国の文化です」というものを平気で出してくる。じゃあ、アメリカが覇権国でなくなって「これがアメリカなんだ」という作品を発信して商品価値を持ちうるんだろうか。

町山:ハリウッドは生まれたときからずっとグローバルでした。サイレント時代にドイツで『カリガリ博士』や『ノスフェラトゥ』がつくられると、すぐにその監督やらスタッフを引き抜いちゃう。ハリウッドはもともとユダヤ系がつくったので、ユダヤ系を中心に世界中のアーティストの亡命先みたいなことになってました。

ハリウッドは、アメリカにとって異端の集団で、保守派とずっと対立していますが、世界が考えるアメリカの良いイメージ、理想というのは、ほとんどハリウッド映画がつくったものですよね。世界で差別や圧政に苦しむ人々は少なからず、その映画をまぶしく見上げていたと思います。(引用終了)

越智氏の本をもっと活発に出版して欲しいと思うような内容でしたが、この後、あまりそうなっていないように思われるのが残念です。

◎『オバマ・ショック』(アマゾン)
_______________

[内容紹介]彼の演説に、なぜ白人も涙したのか。ベストセラー「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」の著者が、師と仰ぐアメリカ研究者と白熱の対論!

史上初の黒人米国大統領に就任したバラク・オバマ。疲弊する大国は、なぜいま、彼を選んだのか? 覇権国家の衰退を歴史軸で考察する研究者(越智)と、合衆国を駆け巡るフィールドワーカー(町山)が、岐路に立つアメリカの過去・現在・未来を縦横無尽に語り合う。サブプライムローンの 現場 やハリウッド空洞化の実情など、アメリカが陥った病の症例を容赦なく暴き出し、多様な人種がオバマを「支持」した理由を明らかにする!

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Commented by jean moulin at 2011-12-19 18:43 x
私はなまけものなので、なぁんとなくこう思う・・、なんか、そんな感じ・・、という調子で生きていて、で適当な事を言ってしまうんだけど、yomodalitさん、それをいろいろ裏付けてくれてありがとう。にしてもすごい読書力だよね。もう「女正剛」って感じ。
紹介してくれた引用はいろいろ感慨深く・・。
「ローマ帝国が衰退し、・・結局、芸術・文化で生き延びたわけです」という言葉は感動的だし、アメリカがそれをモデルに歴史を築こうと躍起なのも解るし、けど、それを動かしている亡国の民は、そんなに人が良くないようにも思う。
「政治力や経済力は、衰えると廃墟しか残らない。しかし、廃墟には文化が残る」これって、ほとんど私のコンセプトを言ってもらったようで・・、yomodalitさんありがとう(泣)

私ね、こういう世界に自分のあり方を一歩も譲らず、MJはよく2008年まで生きられたと思ってるところもあってね。でも、彼はアメリカが望む「歴史」や「文化」や「古典」になる人だから、こういう形で手放したアメリカの痛手は大きいと思ってるの。
Commented by yomodalite at 2011-12-19 23:20
>「女正剛」.....
そ、そんなこと絶対にないしぃーー なんか「力士」みたいなんですけどぉ(笑)

>けど、それを動かしている亡国の民は、そんなに人が良くないようにも思う。
うん、、でも、歴史的に、世界のどこの民も、自国の偉大な文化を自ら壊しちゃうんだよね。日本も、近隣諸国もそうだし....繁栄すると没落するのは....経済だけじゃ済まないんだなぁ。

>ほとんど私のコンセプトを言ってもらったようで・・
まさか「オバマ・ショック」なんて本に、そんなことが書いてあるなんて思わないし、しかも、今、読んでみようなんて、もっと思わないでしょ? でも、やっぱ、町山氏も、越智先生も、スゴい人だから、一見、便乗本に見えても、為になることが詰まってて、2、3年経って読んでもすっごく面白くて、流石だなぁって、あらためて感動しちゃった。でも、町山父だけじゃなくて、MJもブランケットに古いギャング映画を何度も見せてたみたいね。。。(つづく)
Commented by yomodalite at 2011-12-19 23:21
>でも、彼はアメリカが望む「歴史」や「文化」や「古典」に.....
MJの「古典化」への強い思いと、実際にその検証をしたいって思ってるんだけど....チャップリンとMJの類似を感じているだけのときは、まだまだ平気だったんだけど、その間にブランドを発見しちゃってからは、もう、泣くこと多過ぎて。。

今日さ、重信メイ氏が、チャップリンの『独裁者』のスピーチをツイッターで紹介してて、それで、あの映画の「ローエングリン」の場面と『地獄の黙示録』の「ワルキューレ」が重なって頭に浮かんできて、2人があの最後の長い場面を同じように批判されて、それで、その後、チャップリンはブランドで「伯爵夫人」を作って、ブランドはそれに激しく文句を言いつつも、やっぱり「お笑い」の方に向かっていって.....

ヒストリーティーザーのリーフェンシュタールは『独裁者』へのMJ流の返答だけど、それもやっぱり「自己神格化」だとか批判されて....それで、インヴィの「You Rock〜」のストーリーを「戦って結ばれてハッピーエンド」ってところに納めようとしている前の、あの、MJのブランドへの表情を思い返したら.... ホント、もう大泣きしながら年賀状つくってた。。
Commented by jean moulin at 2011-12-20 18:49 x
MJの没年間違えるなんて、ごめんなさい。なんか時間感覚がおかしくて・・。

私ね、子供の頃とかチャップリンの映画を観て、ちっともおもしろいと思わなくて。
一体どこで笑ったらいいの?て感じで

教えてもらった重信メイさんのtwitterから『独裁者』のスピーチの動画を観て、もう鳥肌立ちっぱなし!
内容はもちろん、チャップリンて、こんなに心に響く声の人だったんだ。

そのあと「This is my song」聴いて感動して・・。
こんなにsmileという言葉に重力を持たせられる人はいないよね。

本当にいろいろ気づく事が多くて、yomodalitさんありがとう。

好きなものが増えるって嬉しい。

でも、大泣きの果てに、年賀状作ってるまめなyomodalitさんてlovely
Commented by yomodalite at 2011-12-21 08:56
>なんか時間感覚がおかしくて・・
わたしもぉーー!最近の1年てさ、昔の1学期より確実に短くなってるよね?

>大泣きの果てに、年賀状作ってる.....
いくら暇とはいえ、主婦業のあれこれはね....でもヨーコの本(グレープフルーツ)にも「掃除をしなさい」って書いてあるんだよねw

あと、もっと早く言えって感じだけど、今週NHK-BSでエリザベスの映画連続してやってて(今日「熱いトタン屋根の猫」明日「いそしぎ」(監督V・ミネリ))リズの映画DVDも意外とないし、ツタヤにも品薄だから、絶対録画しておかなきゃって思って、、録済の「花嫁の父」も監督がヴィンセント・ミネリ(ライザパパで「バンドワゴン」監督)父役はスペンサー・トレーシー(キャサリン・ヘップバーンが不倫愛を貫いた男)とか、なんかMJ人脈が濃厚だったりして、、いつ実際に観られるのか、わかんないんだけどさ。。

それと、判明!名越先生は「ウータン」でしたw サプライズでバースデーを祝われた「ボノボ」女子の感想に「たぶん、僕が同じ状況に置かれたら、どうリアクションしたらいいかで頭がいっぱいになって、ヘトヘトになってしまいます(笑)」だって....(共感w)
Commented by jean moulin at 2011-12-21 18:47 x
名越先生、そおなんだ。ちょっと嬉しいね。メルマガ購読してるの?
っう、「熱いトタン屋根の猫」終わっちゃった?

昨日のチャップリンの記事、すばらしいね。感動的!
「今日あらためて、・・」以下は、本当に同意です。
「正義は、善と悪を分けようとし、善人と悪人を作り出す。」これ、名文。
なんか筆冴えてる!
でも人は結局、悪人作りたいんだよね。で、相対的に善人になろうとするのかな。

私ね、何を間違ったか、法学部卒業でね、でもほとんど講義受けてないから関係無いんだけど。
法律って本当にロジックを楽しむためのもので、人がいないんだなあって思ってた。
もちろん、立派な法律家の方もたくさんいるんだろうけど、人が人を裁くってバベル的な驕りだと思っててね。
で、仇討ち推進派なの。派って・・他はだれもいないけど。

チャップリンのスピーチ、私のブログからも紹介させてもらっていい?
Commented by yomodalite at 2011-12-21 22:47
>メルマガ購読してるの?.....してる。ちょうど震災後すぐに始まって、そのとき申し込むと購読料が安かったの。

>人は結局、悪人作りたい.....
何が「悪」かと「悪人」を創造するのは、クリエイティブだと思うし「映画」ってそーゆーものだよね。

>法学部卒業......人が人を裁く......仇討ち推進派なの。
そっかぁ、、私はブラインド、カチっ派です(って見てない?)ていうか「ギクっ」って感じで緊張したぁーーmoulinさんの18年間ぐらいを放り込まれた感じがして......このコメント見る前に、すっごく前に録画してあった『告白』(映画・湊かなえ原作)観た後だったし、、「仇討ち推進」....うん....遺族の仇き討ちを認めるという意味なら、今の法律より「マシ」だと思うよ。でも、、MJの件も、チャップリンスピーチも「殺人事件」じゃないし「遺族」じゃないから、このくらいにしとくねw

>私のブログからも紹介させてもらっていい?
そーゆーのは「フリー」でだいじょうぶです。
Commented by jean moulin at 2011-12-22 09:25 x
ごめん ごめん そんな・・。
軽-く生きてるので、そんなに受け止めないで。
仇討ちも、ちょっと笑って欲しかっただけよ。
自分の話って、全くつまらないね。
「告白」は原作読んだし、映画もみたよ。

「ブラインド、カチっ」ってなになに?
教えて、教えて!
Commented by yomodalite at 2011-12-22 19:27
>「ブラインド、カチっ」ってなになに?

『THE MANZAI』のときのHi-Hiのネタなの。
http://www.youtube.com/watch?v=J6crMO17u4I

>そんなに受け止めないで。
ごめん、ごめん、わたしの方が「お前の18年間放り込んで来い!」って言ってもらいたかったのかもw
Commented by Jean moulin at 2011-12-23 23:52 x
え そんな気前の良い事、言っていいの? 一年分ずつでもいいよ。
今、黙示録完全版、見終わったところ、、。ふう
Commented by yomodalite at 2011-12-24 13:12
気前が良い....があんまり意外だったんで、何度も読み直しちゃったw
でも、そんなことで「ギクっ」とするくらいのトラウマだから、小出しにするのも大変なの、実は...(泣)

>今、黙示録完全版、見終わったところ

その件に関して、私はまだクールダウン出来てないの、、完全版の原題「Apocalypse Now Redux」の Redux の意味もよくわかんないけど、、藤永氏が紹介しているように「本当のエンディング」ではなくて「コッポラは最後まで下せずに終わってしまった」からで「Final Cut」じゃないんだよね。自伝は「Redux」の前に出版されてるし、、藤永本でコッポラの「嘘のエンディング」発言を聞いて「そうだよね」って癒されると同時に、その幻のエンディングのことを考えると、、やっぱり熱くなってしまふ。。しかもさ、この件で、エリオットまで読まされて、どーゆーわけだか、「オズの魔法使い」まで気になってきて、、なんか、もーホント面倒くさいっ....(自分が)
Commented by Jean moulin at 2011-12-24 17:57 x
そっか yomodariteさんの、そんな繊細な部分に対して、軽率なな事は言えないね。
「お前の18年間、、」をしっかり拾った岡村さん、さすが。
昨日、旦那さん(専業美術家)と、映画見てて、やっぱり、納得のいかないところがあるらしく、原作を読みたいという事になって、クリスマスプレゼントが中野版「闇の奥」に。yomodariteさんからの受け売りで、いろいろ説明したけど、なぜか、これを選択。
ただの、チャレンジ精神かな?
良い、クリスマスイブを過ごしてね
Commented by yomodalite at 2011-12-25 14:26
>良い、クリスマスイブを過ごしてね
ありがとーーー!!! それにしてもイブイブに「地獄の黙示録」を観て、プレゼントが「闇の奥」なんて、、美術家夫婦だねー(素敵!)

最初、あんまり、もやもやするんで、翻訳のせいかなって思ったんだけど、3冊読んだ結果から言えば、中野先生の訳は全然悪くないし、悪口言ってるみたいだけど、立花氏の解説は為になるよ。わたしも、つい最近3Disk コレクターズを買ったとこなので、今思っていることを、もう1回確認してみるつもり。

プレゼントと言えば、クリスマスには間に合わないし、年明けまでかけて、ゆっくり考える予定なんだけど、、F先生の本と頂いたメールがあまりにも嬉しかったので、先生に、私がセレクトしたMJのCDをプレゼントしようと思って、今、選曲中なの。最終的にどれを選ぶかで、迷ったときは、ぜひ相談にのってね!
Commented by Jean moulin at 2011-12-25 18:12 x
もちろん もちろん! yomodarite版プレイリスト楽しみ!
F先生も、yomodariteさんみたいに、聡明で純粋な読者と出会えて、よろんでらっしゃると思うよ。
>それにしてもイブイブに「地獄の黙示録」を観て・・
お気楽夫婦だから… イブは女子ショートプログラムを見て、あとは、ジャクソン5の「クリスマスコレクション」で、呑んだくれです。
Commented by yomodalite at 2011-12-25 21:19
>イブは女子ショート.....
私も見てたーーフィギュアは毎回欠かさないけど。。でも、映画も含めて、そーゆー「神聖」なのは、ダーリンとは見れないの。もーとんでもなく、くっだらない事言うしぃー、ウチは飲んでなくても「バカ夫婦」...

>F先生も......と思うよ。
あのね、、F先生のメールが嬉しかったって言うのは、私が褒めてもらったとか、そーゆーのじゃなくて、先生からは自伝の紹介に対して感謝の言葉を頂いて、私はその自伝を読むきっかけになったのは、MJのSFのブランドが謎で、そこから興味をもって....それで、なんだかんだで、先生の本に出会えたので、きっかけはMJだったって話をしたの。

そしたら、好奇心を刺激されて、今からMJを勉強したいって返信が....もう、それだけでも、先生がどれだけ素敵な人かわかると思うんだけど....(つづく)
Commented by yomodalite at 2011-12-25 21:20
>聡明で純粋な....
私へのこの言葉は、もう過分すぎるんだけど、でもMJは、まさにそーゆー人でしょ?でも、それって一般的には結局「賢くない」ってことじゃない。「ナイーブ」だった...みたいなさ。。幼児虐待だとかそんなことありえないって思っている人も、それで心配したり、残念だったとか思っていたり、、

でも、今、オッペンハイマーの本を半分ぐらい読んだところなんだけど、この本のテーマも「何が賢いのか」ということとか、有名人を類型的なストーリーに仕立てていく、賢い人々の愚かさや欺瞞に切り込んで、私たち日本人にとって忘れがたい敵である「原爆の生みの親」を著していて....もう、ホントに素敵すぎて、言葉にならないの(という気持ちでSpeechless は確定!)。
Commented by jean moulin at 2011-12-26 18:13 x
フィギュアも熱い記事あったもんね。
今回は浅田真央ちゃん、見てるだけで号泣・・。

すごい!すごい!F先生もYさんも。
その往復書簡見てみたいなあ。
F先生がMJ読み解いてくれるとどうなるんだろうね。

「賢い」も本当にいろんな要件があるよね。
これも人が人に対して言える言葉では無いのかもね。
MJが聡明で純粋はもちろん同意です!

オッペンハイマー、F先生からいただいたの?
やっとジブラーン行こうと思ったに・・。

「闇の奥の奥」の記事読み直してて、アメリカメディアに腹が立ちつつも、なんで、「豊饒の海」片手なのかも少しわかったような気がする。
あの映画は、ラストに向かってつくられ、そこから始まる映画なんだよね。

て、ここにこんなにおじゃましてていいのかな?わたし

Commented by yomodalite at 2011-12-26 22:32
>真央ちゃん、見てるだけで号泣・・。
同意。もう毎回、号泣。今回はジュニアもいっぱい放送されてて、みんなすごく成長してて感動したけど、それでも、感動のレベルが全然ちがう....

>オッペンハイマー
いや、アマゾンでも売ってるし、図書館にもあるから。今頃、この本に感動したとか言ってる読書ブログもないと思うけど、ホント先生の知性と文学性の高さにシビレまくったし、原爆のことも、日本が拠り所とすべき化学の問題のことも、私的には日本人必読!て言いたくなるような本。でもジブランは世界民族必読だし、、心が落ちつくよね。

>「豊饒の海」片手なのかも少しわかったような気がする。
その話聞きたいっ!(それと、、MJと三島は両方とも歴史的行動の人だよね)

>て、ここにこんなにおじゃましてていいのかな?
いつも、付き合って頂いて感謝してます!
他に予約入ってないしw、行列もしてないしw、飛び込みも歓迎なんですが....好きなだけ長居してくださいませ。
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by yomodalite | 2011-12-16 17:00 | 歴史・文化:美術 | Trackback | Comments(18)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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