藤原新也「書行無常」展(11月の思い出)

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藤原新也氏の「書行無常」展、最終日に行く。
千代田区の元中学校を改修して作られたギャラリーで、これを見に来たのは今回で2回目。

最終日は、藤原氏の「書行」の実演があって、藤原ファンのダーリンが、(わたしは、そーでもないけど。。)どーしても見たいと言ったから。

この場所での書行として、藤原氏が書かれたのは「身削力生」


◎藤原新也「書行」27th.Nov.2011 at 3331


下記は、書き終えられた後のトークで語られた内容を、メモから少しだけ。。

日光浴という言葉は、辞書に載っているけど「月光浴」という言葉は辞書にはない。言葉は現実を捕えるための補足として生まれる。この「書行」の旅は過酷なもので、心身ともに身を削った。しかし、何かを虚しくすることによって、何かが生まれる。

書に押された落款の「虚新」は、荘子の「虚往実帰」(きょにしてゆき みちてかえる)から。己を虚しくすれば、実がなだれ込んでくるという意味を込めた。

今日、僕が言葉を生んだ方法というか、きっかけは、展示会に来てくれた人にサインをしていて、その人が僕の作品を「美しいけど汚れを感じる」と評価してくれたことだった。それは美しい表現だと思った。何層もの下塗りがあって、絵が生まれるように、蓮の花が泥の中から生まれるように「清泥」が良いと思う。

命尽き果てて、身を粉にするという感じとは少し異なるけど、表現者は身を削ってこそ、力が生まれるものだと思う。削れば、削るほど、芯がしっかりするものだ。表現においては、力を温存しても何も残らない。(メモはここまで)



「何かを虚しくすることによって、何かが生まれる」


来年は一切アートイベントには行かないでおこう.....と、ふと思う(飢えてみたいから)

◎「書行無常」藤原新也(アマゾン)


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by yomodalite | 2011-11-30 15:41 | 日常と写真 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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