映画『ドンファン』主演:ジョニー・デップ 脚本・監督:ジェレミー・レヴィン

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1995年の映画。この映画の「ドンファン」は、伝説としてのドンファンとは異なり、女に対して、とにかく蕩けるように甘く、優しく、ロマンティックな「騎士」で、しかも、その役を演じているのが、ジョニー・デップ。



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Johnny Depp『ドンファン』Don Juan DeMarco 1995



女子にとっては間違いなく楽しめそうな物語なんですが、でも、そんな甘くて美しいドンファンの言葉によって、ハートに火がついてしまうのは、引退間近で太り過ぎの精神科医を演じているブランドであるところが、この映画をさらに魅力的にしているようです。


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自殺をしようとするドンファンを説得するために、最初にブランドが登場したときは、そのあまりの太りすぎにがっかりするだけでなく、これほどの肥満体で、精神科医を演じることの不自然さが気になりました。(そんな精神科医は信用されないでしょ?)

ただ、度を超した肥満はブランド自身の問題かもしれませんが、この役にとって、それが障害ではないことは始まってしばらくすると、すぐに納得というか、むしろ、恋にも、女(男)にも、もうあまり興味がなくなった、すべての人の「ハートに火をつけてしまう」ポイントにもなっているんですね。


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ドンファンの心を探ろうとする、医師ミックラー(ブランド)に、ドンファン(デップ)は言います。

人生で大切な問題は4つしかない。

神聖とは何か
魂とは何か
命の意味は何か
死の意味は何か

答えはすべて同じ。「愛だ」



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美しい言葉を語るジョニー・デップの静かな口調にもうっとりなんですが、それを聴いた、ブランドの瞳が「光が宿る瞬間」を見事に表現していなかったら、この映画は、これほど観る人の心を癒すことができなかったでしょう。


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と、ここまでが、一応、一般向けの「映画感想文」なんですが、、

もちろん、この映画も、“You Rock My Would” 研究の一環として見たんですねw。


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ジョニー・デップと言えば(以下、JD)MJを演じるのでは?というニュースが流れたり、

◎Johnny Depp on Michael Jackson and rumours he'll play him

なんか似ていると思っている人が多いようですが、それは頬骨の高さなどの顔の造作や、また「白塗り顔の変な役」への揶揄だけでなく、これまでの出演作、特にティム・バートン監督との作品には、MJファンでも関連づけたくなる作品が多いですよね。

『シザーハンズ』(Edward Scissorhands)
『ネバーランド』(Finding Neverland)監督:マーク・フォースター
『チャーリーとチョコレート工場』(Charlie and the Chocolate Factory)
『アリス・イン・ワンダーランド』(Alice in Wonderland)

などなど、、


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わたしは、これまで、JDとMJが似ているというよりは、同じ乙女座のティム・バートンの映画遍歴を、MJと重ね合わせて興味深く見ていたんですが、ブランドに興味を抱いてから、JDがブランドと共演した2作(『ドンファン』『ブレイブ』)が気になりだしました。



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JDも、多くの俳優と同様、マーロン・ブランドをすごく尊敬していて、この映画の役にブランドを推薦したのもJDで、わたしには、この映画はただ出演者としてだけでなく、JDとブランドが本当に深く出逢うための機会だったように見えました。



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パトリシア・ボズワースの『マーロン・ブランド』には『欲望という名の電車』でのヴィヴィアン・リーが、17歳で若い夫と恋をしていたときのブランチを観客に見せようとして、感情を刺激するために、さまざまな小道具を身の回りに置いていて(ファンからの贈り物や家族の写真など)、ブランドも、ヴィヴィアンの演技への熱心さに刺激をうけていたことが書かれていましたが、



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医師ミックラーとドンファンの診察室のシーンの後には、その部屋の一部がクローズアップされます。



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『母が教えてくれた歌』を読んで、このシーンを見ると、ちょっとグッとくる場面だと思いました....


◎『ドンファン』(アマゾン)

この映画の雰囲気とは少し異なりますが
『ドンファン』のDVDにも収録されているミュージッククリップ

◎Bryan Adams - Have You Ever Really Loved A Woman?






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by yomodalite | 2011-09-30 12:59 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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