マイケル・ジャクソンの顔について(39)Greatest Actor

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『欲望という名の電車』A Streetcar Named Desire 1951




「顔について」を書き始めたとき、彼の顔に関して、あまりにも浅薄な見解が常識になっていたことに異論を主張したかったことは、もちろん大きな動機でしたが、

もうひとつ大きなテーマがあって、それは、彼が本当に不世出の天才だったという証明にもなるはずですが、誤解を招きやすい主張になりそうなこともあって、できる限り、慎重を心がけてきたせいか、予定外に長くなってしまい自分でも困惑しています。



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At UNICEF headquarters, circa 1967



まさか(39)まで続くとは思ってもみませんでしたし、(21)から再開したときも、あとほんの少しだと思ってました。

でも、そのこと以外でも、毎回結論めいたことを説明しようとすると、より深い真実に出会うことになって、本当に知れば知るほど深みにハマってしまうんですよね。ふぅーーー


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(6)や、補足Part 2や、Part 3でも、MJの演技力に驚愕したことを書いていますが、驚いたのは、彼の演技力がスゴいというだけではなく、裁判という状況で、演技スイッチが「ON」になっていることで、しかも、これまで見たことのない様々なキャラを見せていることです。

わたしは、そのことに心の底から驚愕し、どれほど演技派俳優と言われるようなスターであっても、同じような嫌疑がかけられ、裁判を迎えるときに、こういった態度ができる人はいないと思いました。



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『ラスト・タンゴ・イン・パリ』Last Tango in Paris 1972



それで、わたしは、これが冤罪による裁判というだけでなく「MJは、SHOWとして完璧に準備していた」と思わずにはいられないんですが、

この演技力をどう使おうと思っていたのか? ずっと「映画」を創りたいと言っていたのは、どんな映画だったんだろう?

という、そのときからずっと疑問思ってきたことに関連している気がするので、もう一度(34)で紹介した80年代前半のメモの詳細を記しておきます。




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Dream
Greatest Actor, Singer, Dancer of all time and Entertainer, The Best.
夢:偉大な俳優、歌手、時代を超えたダンサー、エンターティナー

Mental program , Thought of The Subconscious To Become THE BEST
メンタル・プログラム:ベストな状態にするためには、潜在的意識をどうすべきか

Confidence, Faith, Persistence, Belief
自信、信頼、持続性、信念

Study the great of your field and become Greater
偉大な先人たちから学び、それ以上になるために

Know the secrets of your endeavor "The Method”
努力の仕方の秘訣を知ること

Mind Target : Control and Influence the subconscious
内なる目標:潜在意識をコントロールし、

Be Scientist know. The Great's Method Try out and then perfect it.
科学者のように、偉大な方法を試し、完成させ、

Move Mountains
山を動かす。

True Training : A never ending persistence to equal or exceed the performance in your minds eye
真実のトレーニングとは、心の中でも、実際の表現においても、
常に超えようとすることをあきらめず、努力し続けること。



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このメモは、エンシノの自宅で書かれたもので、すでに「スリラー」が大ヒットし、あの「噴水前インタビュー」で、姉のラトーヤの「あなたのように成功したいわ」に対し「僕はまだ何も成し遂げていない」と言っている頃です。





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(21)からの、Invincible考察では、これまでに、偉大な先人たちから、フレッド・アステア、サミー・ディヴィス・Jr、マーロン・ブランド、ルドルフ・バレンティノの4人しか取りあげておらず、MJの映画オタクぶりからも、華やかな交友録からも、まったく不十分なんですが、俳優の中で、ブランドとヴァレンティノを取りあげたのは、

ブランドは、その登場から、現在に至るすべての俳優に影響を与えた偉大な俳優で、それ以前の演技をすべて古めかしいものへと変えてしまったひと。

一方、バレンティノは、サイレント映画時代の美男俳優なので、両極端を、両方とも学ぼうとしていた点がスゴいと思ってチョイスしました。



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MJのアゴを割らせた候補としても、二枚目にしてコメディセンスにも優れているケイリー・グラントや「Smooth Criminal」の撮影現場にも来ていたり(そんな風に見えた写真があった)、親しい関係で、葬儀にも出席した、グレゴリー・ペックのことも、何も書いていませんし、とにかく、MJの映画オタクぶりは、ものすごくて、とてもついて行けそうにないんですが、、

Greatest Actor, Singer, Dancer of all time and Entertainer, The Best.

のメモをじっと見ていて、浮かび上がってくる名前は、やっぱり「チャップリン」だと思うんです。



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BRANDO talking about his appearance on behalf of UNICEF in Paris,1967



そのチャップリンが、最後の映画『伯爵夫人』にマーロン・ブランドを選び、自分を真似たような古典的なギャグをやらせている・・・

チャップリンと、ブランドはあまりにも異なる個性のように見えますが、チャップリン ー マーロン・ブランド ー マイケル・ジャクソンという繋がりには、1本の糸が見えてきて、それは、やっぱり、SF「You Rock My Would」の顔に関係しているように思えてきたので、この3人のことを、もう少しだらだらと考えたいと思います。

それぞれの子供時代、恋愛、自らの子供への接し方.....

MJは、彼らの表現だけでなく、それらすべてに心を揺さぶられ(You Rock My Would)“Unbreakable”とは、どういうことなのかを表現したかったんじゃないかと思うので。。

☆(40)につづく


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by yomodalite | 2011-09-15 02:00 | マイケルの顔について | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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