マイケル・ジャクソンの顔について(27)Sammy Davis Jr

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☆(26)のつづき


「顔について」なのに、なかなか、顔について書けないのは、MJのような、超絶「焦らし」テクを真似しようとしているわけではなくて、私が、あの「顔」を理解して、どーしよーもなく感動するようになってしまうまでの時間やプロセスを、これ以上どう短縮したらいいのかわからないからなんですが・・・

SF 「You Rock My World」で、あの「顔」以外で疑問だったのは、

1)なぜ、"Unbreakable" のSFを創ることができなかったのか?

2)なぜ、SF“You Rock My World”は「ギャング」だったのか?

3)なぜ、SF“You Rock My World”で見せたダンスを、30thのステージで披露しなかったのか

というものでした。


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[1]会社側が、“Unbreakable”のSFを創らせなかったので、MJはあまり望んでいなかった“You Rock My World” のSFを創ることになったのか?

[2]完璧な愛の歌のはずなのに、“You Rock My World” が「ギャング」だったのは、予定していた“Unbreakable”の影響があるから?

[3]30thコンサートは、アルバム発売直前のプロモにもなっているはずなのに、どーして、あのカッコいいダンスのステージ版を、このときもこの後も見せてくれなかったのか?


という疑問を、確認したかったからですが、

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[1]は(26)でも触れたように、1弾シングル直前のインタヴューはなく、アルバムについて一番多く語っている「Online audio chat」のインタヴューが、すでに“You Rock My World” オンエアと、30thコンサート後だったため「絶対に満足せず、常に前進し続ける」MJとしては、革新的な“Unbreakable”の一押しに繋がり、そのことが、その後もファンの間に伝播していったと、判断しました。

[2]と[3]は、あの変顔も含めて、モトーラへの気持ちの表れ....などのようなことがあるのかどうか? また、SF “You Rock My World” に関して、MJがあまり語っていなかったり、そんなに愛していないような気もしていたので、もしかしたら、“You Rock My World” の影像や、ダンスが、本当は、“Unbreakable”のために創っていたり、一部アイデアを流用した可能性があるのかどうかについて、

一瞬、その可能性を(24)に書きそうになりましたが、やっぱり、この曲のテーマは、アステアの継承者としてだけでなく、様々なエンターティナーへの思いを込めた、MJが最後のアルバムにしてもいいと思った『Invincible』の第1弾シングルのショートフィルムに最も相応しいもので、

「毎回、新アルバムが一番の傑作」とか言う、フツーのアーティストと違って、どんなに完璧な作品を創っても、その都度「システィナ礼拝堂」と比較して、自分の「クラシックス」を厳しく判定してきたMJは、革新的なことへの興味も挑戦もスゴいのですが、

遺すものは、どうしても「集大成」になってしまうという宿命があるので、やっぱり“Unbreakable”のSFは....ない。という結論に達しました。

と、ここまでが、最近のTV番組ぐらいしつこい前回までの「まとめ」で、ここからは、マイケルに大きな影響を与えたパフォーマー、サミー・デイヴィス・Jrについて。

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1967年、アムステルダムでのコンサート映像『Sammy Davis Jr. Show』。タップが披露される「Me And My Shadow」で、デイヴィスはカンカン帽を被って踊るのだが、この帽子の使い方、被り具合がまさに「Billie Jean」。(『STRONGER THAN PARADISE』より)

Billie Jeanのような、カンカン帽の「Me And My Shadow」は見つかりませんでしたが、

◎THE OFFICIAL SAMMY DAVIS JR WEBSITE

上記の「video」〜「The hoofer」「PORGY & BESS」帽子のサミーが素敵すぎます!



Fred Astaire
One for My Baby




アステアが、バー・カウンターの上で踊りながら破壊行為に及ぶ「One For My Baby」は、『Robin And The 7 Hoods』におけるサミー・デイヴィス・Jrのソロ・ナンバー「Bang! Bang!」でもパクられている。(『STRONGER THAN PARADISE』より)




「ジャクソンズバラエティーショー」で、
マイケルもバーカウンター上のダンスを見せていましたよね。


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こどもの頃から人気者で、主演映画やヒット曲、
ダンスもコメディセンスにも優れていて、
亡くなるまでずっと世界的な大スターで、
キング・オブ・エンターティナーと呼ばれた、
Sammy Davis Jr の7歳の頃の影像









MJがSammy Davis Jrの誕生パーティーで捧げた歌





「Bad」のパフォーマンスをするサミー
(亡くなる1年前。64歳没)





当時、日本の子供たちの間でも人気だったSDJのCM







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「THIS IS IT」でMJ、すごく痩せてるって思ったけど、
アステアもSDJも若いときから晩年までずっーーと、
めちゃめちゃスリムだなぁ。。








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Commented by mari-ko at 2011-06-05 19:32 x
夜喪堕璃手姐さんに、磨璃故って呼ばれたから、あたい、いつものようにぶっ放して、汰魔麒の「田園」借りてきて、、ちょい泣きっす!(使い慣れてないため、脳内変換は棒読みで夜露死苦!)

そしたら、(27)がアップされてて、しかも、「バンドワゴン」「スイングホテル」「Royal Wedding」など、何作か観た私にとって「ああ、そこ?そこいっちゃう?」な内容で、思わず引っ越し。「Gat happy」は、たまたま「ザッツエンタテイメント」で観て、ここからかぁーと思ったり。95年のパフォでも冒頭流れますよね。。そこから、「Girl hunt」へ行く流れが不思議だなと思ってました。。

>「なぜ、子どもを~」は次回ではないような気がします。(たぶん)

あたいは全然いいので、これからも夜露死苦です!
Commented by yomodalite at 2011-06-05 20:55
勝新のとこから来た、磨璃故だね。

玉置浩二(汰魔麒)まで「族」にしちゃう?

まっ、ウチらの集会は、
魔威卦瑠(まいける)ぅーー 愛羅武勇ーー 愛羅武勇 喪亜ーーー!!!
って、叫ぶぐらいだかんね。夜露死苦!

>そこから、「Girl hunt」へ行く流れが不思議だなと思ってました。

そこ不思議って思ってなかったなぁ。。。,,,φ(・_・”)
Commented by yomodalite at 2011-06-06 22:50
(下記は、mari-koさんからのコメントです)

>玉置浩二(汰魔麒)まで「族」にしちゃう?

発声と心理は密接に関係してると思ってて、歌のみならず、舞台に立つ人って、「自己防衛」が少なからず働くと思うので、緊張が心にも体にも出ると思うのですが、それがとても少ない人もいて、彼もそうかなあと思ってます。うまく言えないけど、オペラ歌手の発声で地声で歌うって難しい。それができると、私も時々思考から離れる瞬間があるんです。そう考えると「ザ・スター」で言ってた「歌ってるときはいいけど、歌ってないときに周りとずれる」って言葉もわかるなぁと。。んで、そこにMJを感じてしまい、つい汰魔麒って呼んじまいました。

「Get happpy」の歌詞からも読み解こうとしましたが、「Summer Stock」のジュディの精神状態を考えると、デンジャのセリフが「ドラッグ」に思えてきて、ダンサーが麻薬密売の組織なんかに見えてくる。。のが、あたいの「ストーリー」だったりするっす!!
Commented by yomodalite at 2011-06-06 22:52
(「ヤンキーしばり」のつもりは全然ないので、このエントリでも使ってないし、、こーゆー内容のときに、そんなに無理しないでね。)

>舞台に立つ人って、「自己防衛」が.....彼もそうかなあと思ってます。

アルバム「田園」を聴いてると、ホントそう思うんだけど、「THIS IS IT!」(という瞬間)ばっかりで、、歌ってるときと、曲が生まれた瞬間以外の「時」を、どー過ごしてるかと思うと、大変だろうなぁって思う。

◎吉田豪「象さんのポット」ポッドキャスト
http://gosan.cocolog-nifty.com/pod/files/gosan_048.mp3
(2/1より少し前から玉置の話題)

>「Get happpy」の歌詞から.....
うん、、「ハレルヤ」とか「審判の日」って、むつかしいよね。

でも、玉置もそーだと思うけど、精神状態が悪いときがいっぱいあっても、そうでない「とき」が、アーティストがアーティストである瞬間だから、、「薬物」の影響って、わたしは、結構どーでもいいって思うんだよね。
Commented by mari-ko at 2011-06-07 00:46 x
吉田さんのポッドキャスト聴いてから、「田園」聴くとまた泣けてきます。。なんか、歌から絵が浮かんでくるってやっぱすごいな、、と。そこに、泣いた君、祈った君、ほおづえつくあの娘とか第三者的に捉えてるのが、改めて凄いです。

正直、デンジャのことは全くの思いつきで、推論でもなかったです。。
アーティストが心を「ON」にして何かを表現するって、想像ですが、とてつもなく大変で、「OFF」の時の自分や、気持ちと折り合いをつける、のも大変で、、。yomodaliteさんの言葉がまだよく噛み砕けてなくて、ほんっとに私は何も分かってないのかもしれませんが、「薬物」を使ってでも折り合いを付けて、それでも「生きよう」とする生命力、生きる=表現なのかなと思ったりします。

Commented by yomodalite at 2011-06-07 08:48
どーして、ここで、玉置のことって感じもするけど、、でも、MJにも関係があると思うので。。

ポッドキャストで、松井五郎が、玉置のこと、キ××××って言ってるけど、、因みに、アルバム「田園」はすべて玉置浩二の作詞作曲だけど、松井五郎は、わたしも「詩集」持ってるぐらい、スゴい作詞家なんだけど、きっと、彼とは創作上の戦いがあったと思うんだよね、、、どんなにスゴい作詞家でも、作詞家ひとは、あんまり狂わない人が多いけど、作詞・作曲・歌・演奏、全部っていうのは、本当に、人間にとって、相当キツいレベルのことだと思う。

でも、玉三郎とデュエットしてるときの玉置は、お互い、いたわりあってるっていうか、すごく優しいよね。
Commented by yomodalite at 2011-06-07 08:49
マーヴィン・ゲイは、どんなに止められても、コカインを止めなかったけど、ドラッグ嫌いなはずのMJが、2003年に選んだ傑作アルバムに「What's going on」を挙げてたり、セックスだのパーティーだの、、って言ってたのに、R・ケリーのことも大好きだったり、、なんていうか、ドラッグ類のことって、ホントどーでもいい「タブロイド」だと、私は思う。

超無理なレベルのことをやってたら、身体に不調が来るだけで「魂」とは別だと思う。ていうか、そこまで強い「魂」を持っているひとが、優れたアーティストだと思うし、身体が弱いのか、魂が弱いのかは、厳密に判断したいなぁ。。
Commented by mari-ko at 2011-06-07 22:13 x
>でも、玉三郎とデュエットしてるときの玉置は、お互い、いたわりあってるっていうか、すごく優しいよね。

そこが、すごく胸にきます。。玉三郎も玉置をわかってるところも。。

>超無理なレベル~厳密に判断したいなぁ。。

ようやく、yomodaliteさんの言葉が理解できました。。そしてMJのことも一歩前進。。MJのことを考える前は、ドラッグとアーティストの関係は「そういうのも」と思ってて、そんな人の音楽も好きなんですが、でも、所謂「破滅型」のドラマに惹かれてるのでは?とずっともんもんとしてて。。(それが悪いと言ってる訳ではなく、自分は違和感があって)
でもMJを知った時に衝撃を受けたんです。。ドラッグに行かず、あれだけの事を、、しかも40年以上も長い間第一線でやってきたところに。。でも、、

>ホントどーでもいい「タブロイド」、、納得です。。
Commented by yomodalite at 2011-06-07 22:39
ドラッグとアーティストの関係は.....ずっともんもんとしてて。。

MJの場合は「I am the thinker, the thinking.the thought」(〜Dancing the Dream)が一番大きな要因じゃないかな。とにかく、彼は、ありえないレベルで「考えるひと」だから。。。

彼の愛とか神に関しても、そこがポイントだと思ってて、そーゆーことを、この続きに書けたらなぁって思ってます。
Commented by mari-ko at 2011-06-08 00:15 x
「I am thinker,the thinking,the thought」

改めて、もう一度復習します。(なんかつくづく私ってMだな~w)

コメントの不手際、お手間取らせてしまいました。すみません。
そして、ありがとうございます。今後も楽しみにしてます
(^^)
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by yomodalite | 2011-06-05 09:12 | マイケルの顔について | Trackback | Comments(10)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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